現地説明会
昨年に引き続き今年も蟹ヶ谷古墳群の発掘調査の現地説明会に参加した。2013年に始まった蟹ヶ谷古墳群の調査は、開始から10年を迎え、今回の第8次調査で、一旦、終了とのこと。この10年の調査で分かったことを、専修大学の高久教授に総括していただいた。川崎…
2月25日に、熊谷市立江南文化財センター主催の「池上遺跡見学会−弥生時代~古代の人々の暮らし−」に参加した。池上遺跡は、行田市の小敷田地区と接する熊谷市の池上地区の国道17号熊谷バイパスと国道125号線が交差する周辺に広がる遺跡で、これまで数度の発掘…
豊島区役所のすぐそばで、市街地の再開発事業に先立って実施中の南池袋遺跡(南池袋二丁目C地区再開発南街区)の発掘調査の遺跡見学会に参加した。南池袋遺跡は江戸時代を中心とする遺跡で、今回は、東洋乾板株式会社(現富士フィルム株式会社)の遺構(建物基礎…
2月2日(木)、3日(金)の平日2日間で開催された上粕屋・秋山遺跡発掘現場公開。発掘調査中の作業の様子を見ていただきたいとのことで、平日開催となった。発掘されたのは縄文時代後期前葉の敷石住居と立石を持つ配石遺構群。配石遺構は、たくさんの石を立たせ…
昨年12月の武者塚古墳の発掘調査の現地説明会のときに、開始時間のかなり前に現地に行き、スタッフの筑波大学の学生さん達が準備している様子を見学させていただいた。そのときにすごく不思議だったのが、石室の覆屋の片側の窓を目貼りしていることだった。…
15日に茨城新聞が「約40年前の調査で国重要文化財の副葬品などが発見された茨城県土浦市上坂田の武者塚古墳の形状が、これまで推定されていた円墳ではなく方墳だったことが14日、同市教委と筑波大の共同調査で明らかになった。」「市教委と同大は18日午後1時…
昨年に引き続き、今年も上侍塚古墳の発掘調査の現地説明会が開催されたので参加した。今年は先月、参加した発掘体験で、私が掘ったトレンチ(試掘溝)も、説明会の公開対象になっていたので、発掘体験で掘ったトレンチのその後の姿を確認することができた。今…
今年も加曽利貝塚の発掘調査現地説明会に参加した。今年は南貝塚の中央部の調査の3年目。発掘によって見つかったもの、見つからなかったもの。今後の展開も楽しみ。 盛土 柱穴群(縄文後期) 昭和39年調査区Iトレンチ 81号竪穴住居跡(縄文後期) 溝 マス掘(ロー…
藤岡市の白石古墳群の白石稲荷山古墳の発掘調査の現地説明会に参加した。藤岡市では、現在、七輿山古墳を北、白石稲荷山古墳を南とする範囲で白石丘陵公園の整備を進めている。その一環の史跡整備にあたって古墳の調査を実施している。令和元年度に早稲田大…
今年も真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加した。真福寺貝塚は、縄文時代後期前葉から晩期中葉(約3,800〜2,600年前)まで営まれた貝塚を伴う集落遺跡と低湿地の泥炭層遺跡から成る。さいたま市教育委員会は、平成28年度から毎年、発掘調査を実施していて…
3月26日に寒川町で開催された大神塚(応神塚)古墳の発掘調査の現地説明会に参加した。事前予約制で各回10名で5回を予定していたが午後から雨予報で、午前のみの開催となった。大神塚(応神塚)古墳は、寒川町で唯一の墳丘を保った古墳で、寒川町では大神塚(応神…
3月5日に、3年ぶりに開催された蟹ヶ谷古墳群 現地見学会に参加した。今回の驚きは、川崎市内に現存する唯一の前方後円墳を発見として発表(文献[5])した蟹ヶ谷1号墳が、前方後円墳ではないかもしれないということ。まだ調査中なので断定されたわけではない。…
栃木県大田原市で栃木県教育委員会が発掘中の上侍塚古墳の現地説明会に参加した。写真撮影はOKだが個人で楽しむだけでSNSへの投稿は禁止とのことで、ブログはSNSではないとは思うが自粛する。栃木県の文化財をアピールできる機会を縛るのはもったいない。 国…
栃木県小山市の摩利支天塚古墳の発掘調査の現地説明会が12月4日に開催されたので参加した。小山市では琵琶塚古墳・摩利支天塚古墳を史跡公園として整備し、保存・活用するために、2013(平成25)年より「琵琶塚古墳・摩利支天塚古墳及び周辺整備事業」を進めて…
今年も加曽利貝塚の発掘調査現地説明会に参加した。今年は南貝塚の中央部の調査の2年目。昨年のブログ記事と見比べてみると進捗具合がわかる。来年に期待する(去年も書いたかも)。 縄文後期の竪穴住居跡 縄文後期の竪穴住居跡(方形)と縄文晩期の溝 縄文中期…
11月3日に深谷市教育委員会が開催した木の本古墳群9号墳の範囲確認調査の現地説明会に参加した。木の本古墳群はJR深谷駅の東北方向、櫛引台地寄居末端部上に点在する小古墳からなる古墳群で、埼玉県の重要遺跡と深谷市の史跡に指定されている。9号墳はこれま…
昨年に続き、今年もさいたま市の真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加した。昨年は、みみずく土偶の発見のニュースで見学者が多かったが、今年はその反動か、感染リスクが気にならない人出だった。今年は排水ポンプを導入して、昨年湧水で調査出来なかっ…
國學院栃木短期大学と奈良大学が共同で学術調査中の中根八幡遺跡。今年の現地説明会は、9月4日(土)13:00からライブ配信。 「中根八幡遺跡2021オンライン現地説明会」國學院大學栃木短期大学、奈良大学。國學院大學穂高古墳群のオンライン現地説明会良かった…
本日13時より國學院大学考古学研究室が発掘を続ける長野県の穂高古墳群のオンライン現地説明会をYouTubeでライブ配信。 本日の穂高古墳群オンライン現地説明会《ライブ配信》は、無事に終了いたしました!見逃した方は、下記URLから今後もご覧にいただけます…
JR高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発で発見された高輪築堤。1月と4月に見学会が開催されたが、感染リスクを考え応募は控えた。チキッたか? (旧国鉄色)です。今日の東京新聞朝刊1面から。「海上列車夢の跡」。国内初の鉄道開業時に東京湾の浅瀬に築いた「高…
3年連続で加曽利貝塚の発掘調査現地説明会に参加した。今年は新型コロナ禍で、事前申込制。さいたま市の真福寺貝塚の発掘調査現地説明会と同日だったので、設定された時間の最終枠で応募した。30分毎に設定された時間枠毎に30名の定員で、最終枠は無抽選だっ…
昨年に続き、今年もさいたま市の真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加した。今年は事前に「みみずく土偶の頭部」の発見が報じられ、その効果で多勢の見学者が訪れた。平成28年度から発掘調査を継続している。昨年度から史跡西側の窪地から谷部にかけて、…
3年前に参加した千葉県市川市の国府台県営住宅の建て替えに伴う国府台遺跡の発掘調査の現地説明会の写真をチェックしたら、刻印のある煉瓦の写真があった。当時は煉瓦の知識がなかったので刻印の意味もわかっていなかった。3種類の桜の刻印は小菅集治監製? …
道作1号墳の第3次調査の現地説明会に参加した。説明会は12/7の予定であったが天候により12/8に変更された。第1次、第2次の現地説明会は夏に行われた。今回、初めて、冬の道作古墳群を訪れた。前回の調査で「墳丘部より多量の円筒埴輪の破片が確認。墳頂部に1…
今年も加曽利貝塚の現地説明会に参加した。今年は3年間の調査の最終年。調査の目的は加曽利貝塚の最期の姿を明らかにすること。今年の調査期間は6/28〜12/7の約5ヶ月、去年は約4ヶ月、一昨年は約2ヶ月。調査区は去年と同じ南貝塚の北の部分(25x28m2)。今年は…
国の史跡指定1周年を記念して実施された簗瀬二子塚古墳の特別公開と現地解説に参加した。梁瀬二子塚古墳(やなせふたごつかこふん)は、古墳時代後期初頭(6世紀初頭)の前方後円墳。全長約80m。関東における最古段階の横穴式石室をもつ。 ガイダンス施設から 南…
真福寺貝塚の現地説明会が19日に開催されたので参加した。真福寺貝塚は、縄文時代後期(約4,000年前)から縄文時代晩期中頃(約2,600年前)で、貝塚と住居跡、水辺の活動場所が一体となって保存された貴重な遺跡。国指定史跡。平成28年度から3ヶ年で史跡東側の居…
城里町立北方小学校閉校後、校舎を活用して、2016年7月に開設した茨城県埋蔵文化財センター(いせきぴあ)。 城里町は、校舎裏にある頓化原(徳化原、とっけはら)古墳の保存・活用を進めるため、3年計画で発掘調査を実施する。初年度の今年は3月14日から25日に…
日本各地で発掘調査の現地説明会の便りが届いています。私が参加できたのは3月2日の蟹ヶ谷古墳群だけですが、私が参加できなかったイベントも含めてTwitter のtime lineに流れてきたツイートを紹介させていただきます。 群馬県前橋市の遠見山古墳の現地説明…
昨年に引き続き今年も蟹ヶ谷古墳群の発掘調査の現地説明会が開催されたので参加した。4ヶ年事業の2年目。 1号墳。前方部後円墳。墳丘の真上にトレンチを設定して前方部と後円部の関係を調査中。下総型円筒埴輪と思われる埴輪片を検出。埴輪から6世紀後半から…