栃木県大田原市で栃木県教育委員会が発掘中の上侍塚古墳の現地説明会に参加した。写真撮影はOKだが個人で楽しむだけでSNSへの投稿は禁止とのことで、ブログはSNSではないとは思うが自粛する。栃木県の文化財をアピールできる機会を縛るのはもったいない。
国指定史跡 上侍塚古墳
上侍塚古墳は、那珂川右岸の段丘上に位置する前方後方墳で、 那須地方に分布する6基の前方後方墳のなかでは最大規模を誇る。
本墳は、元禄5年(1692)、 徳川光圀の命により小口村(那珂川町小口)の庄屋であった大金重貞らによつて、下侍塚古墳とともに発掘調査されている。 北方1.5kmで発見された那須国造碑の碑文内容と侍塚の被葬者との関連を探るため行なわれたもので、日本における最初の学術調査として特筆される。鏡(捩文鏡か)・鉄鏃・石釧・小札・鉄刀片・管玉 土師器高杯などが出土したが、碑文との関連は明確になら ず、遺物は絵図にとるなど調査結果を記録したうえ松板の箱に収め、もとの位置に埋め戻した。 また調査後は、墳 丘の崩落を防ぐために松を植えるなどを行なっており、遺跡の保存に関しても、見事な処置を実施している。
古墳の築造は、出土遺物や墳形の特徴などから4世紀末頃(古墳時代前期)と考えられている。
なお、本墳のすぐ北側には、全長約48.5mの前方後方墳、上侍塚北古墳がある。墳 形 前方後方墳 全長 約 114.0m
後方部 長さ 60.5m 幅 約 58.0m 高さ 約11.5m
前方部 長さ 53.5m 幅 約 52.0m 高さ 約 6.5m
(昭和26年6月9日 国指定) 大田原市教育委員会
上侍塚・下侍塚古墳 大田原市観光協会 栃木県大田原市の観光案内
文献
[1] 栃木県立なす風土記の丘資料館 1993『前方後方墳の世界 - 前方後方墳の成立と展開 -』
[2] 東京新聞編集局 1993「古墳を歩く」
[3] 大田原市なす風土記の丘湯津上資料館 2022『日本考古学発祥の地』
大田原市に所在する「侍塚古墳」の令和3年度発掘調査成果が県のホームページに公開されてます!https://t.co/wq5nCJg2Aq
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2022年3月16日
#上侍塚古墳 #国指定史跡の #発掘調査 がもうすぐ始まります。現在 #古墳の西側(国道293号のある側)から #前方後方墳 の形がよく見えます。 #大田原市 #湯津上 #栃木県埋蔵文化財センター #古墳時代 #考古学 pic.twitter.com/KosJrOdDN1
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年10月19日
先の投稿で「国道293号線のある側」としましたが「294号線」の誤りです。失礼いたしました。 #上侍塚古墳 の前方部西側・南側の草や枝を取り除きました。発掘調査の前の環境整備です。#大田原 #湯津上 pic.twitter.com/wZLWyB8W7O
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年10月20日
#上侍塚古墳 #発掘調査 上侍塚古墳の後方部東側で、古墳周囲の堀(周溝)を調べるための発掘調査区を設けて、25日から掘り下げを始めました。表面の土(表土)を取り去っている作業の様子です。 pic.twitter.com/dWakWWmjT5
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年10月26日
発掘調査が始まった。まずは、上侍塚古墳から調査される。
— 私即是事象 (@subjectiveW432) 2021年10月26日
5カ年の調査をもとに、侍塚の築造時期、その社会的背景などが解明されていくことに期待。
「どうしてこんな大きな古墳ができたか」水戸黄門の命以来330年ぶり発掘調査 : 社会 : ニュース : 読売新聞オンライン https://t.co/Y45fTOG3DC
11月1日、#湯津上中学校 2年生が #上侍塚古墳の #発掘体験を行いました。移植ゴテを片手に竹の根っ子と奮闘しながら、少しずつ丁寧に 掘り下げていました。4日は1年生が体験を行う予定です。 #大田原市 #栃木県埋蔵文化財センター pic.twitter.com/nOPk0tEDs8
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年11月2日
上侍塚古墳の後方部の周溝(堀)を発掘しています。古墳の表面を覆っていた葺石が周溝に流れ落ちたものと推定できます。くびれ部や前方部の東側ではどうなっているのか、調査を進めているところです。#上侍塚古墳 #栃木県 #湯津上 pic.twitter.com/D9nM7Mjs9i
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年11月16日
多数の葺き石発見 大田原・上侍塚古墳、栃木県教委が試掘中#下野新聞https://t.co/bVzewJz1vH
— 下野新聞 (@shimotsuke_np) 2021年11月17日
多数の葺き石発見 大田原・上侍塚古墳、栃木県教委が試掘中 https://t.co/PIKx3CFn5U 県教委が発掘を手掛ける湯津上の国史跡・上侍塚古墳で、周溝調査のため前方後方墳の後方部の東側に掘ったトレンチ(試掘溝)から、4世紀の築造当時に墳丘表面に敷かれていた葺(ふ)き石が多数見つかった。発掘…
— museumnews jp (@museumnews_jp) 2021年11月18日
#上侍塚古墳 の後方部東側に設けた発掘調査区では、地表から30~40cmで、全面に石が出てきました。地山の礫層と考えられます。前回の投稿では後方部東側の「周溝」と述べましたが、この礫層のために東側では明確な深い #周溝 を掘ることができなかったのかもしれません。 #葺石 pic.twitter.com/yiDDDBjyOt
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年11月22日
とちぎテレビの番組「U字工事の旅!発見」で、侍塚古墳と那須国造碑が放送されます。とちぎテレビでは12月2日19時~放送。(チバテレ、TOKYOMX、KBS京都、群馬テレビ、テレビ埼玉、サンテレビ、tvkでは放送日が異なります)「とちぎの文化財、Facebook」と検索してみてね。#侍塚古墳 #とちテレ
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年12月1日
上侍塚古墳にて、12/11 (土) 発掘調査現地説明会があるそうですよ!!
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2021年12月4日
なお、現地に駐車場はないため、湯津上支所の駐車場をご利用頂き、送迎バスがでるようです。当日は混雑が予想されるため、ご協力よろしくお願い致します。 pic.twitter.com/hPmaZwDa2g
上侍塚古墳(大田原市)第1回発掘調査現地説明会の開催について https://t.co/Wnt4zek6TQ
— 古墳にコーフン協会 (@kofun_ni_kohfun) 2021年12月5日
/#上侍塚古墳
— 栃木県 (@pref_tochigi) 2021年12月8日
今年度から #発掘調査 開始✨
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西暦400年頃の築造と推測され、県内で2番目に大きい前方後方墳!
江戸時代、#水戸黄門 で知られる徳川光圀の命により日本初の学術的発掘調査が行われました。これ以後調査は行っておらず、今回、精密な測量を初めて行いました。#広報課_取材メモ✍️ pic.twitter.com/VrtlOKqvPN
【発掘調査現地説明会のお知らせ👀✨】
— 栃木県 (@pref_tochigi) 2021年12月8日
多数発見された葺石や出土した土器片など、現在 #上侍塚古墳 で行われている #発掘調査 の成果を公開🧐
申し込み不要!お気軽にお越しください!
✔️12月11日(土)10:00~、13:00~
✔️集合:大田原市役所湯津上支所https://t.co/mfvXuibYP3#考古学 #遺跡 pic.twitter.com/ogffRd8BPO
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— 栃木県 (@pref_tochigi) 2021年12月10日
日本で一番美しい古墳✨#下侍塚古墳
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日本初の学術的な #発掘調査 が行われた古墳!
発見した遺物は絵に描いて記録し、再び埋め戻されました。墳丘上の松は盛土の崩落を防ぐため植えられたもの。
調査後の保存対策の姿勢は、文化財保護の手本として今も生き続けています。#広報課_取材メモ✍️ pic.twitter.com/xnEC6AjeOx
#上侍塚古墳
— HaniwaProject~ 古墳を科学したいHANIEL~ (@HaniwaProject) 2021年12月11日
なぜ此処に古墳が...という謎を解くヒントが欲しかったけれど、謎が深まってしまいました。 pic.twitter.com/QLh7ubqbzy
行ってきましたよ!
— 岩宿の石器 (@tGyWsAtnF9Fw6PA) 2021年12月11日
栃木県の上侍塚古墳、現地説明会‼︎
どうだった、というのを報告したいのは山々ですけど、
「個人的に楽しむ写真はいくら撮ってもOK。
でも、まだ調査中なのでSNSへの投稿はNG。」
ということなので、中身については語れません。 pic.twitter.com/DD71r1Q70t
12月11日に第1回上侍塚古墳発掘調査 #現地説明会 を行い、多くの方が参加されました。#侍塚古墳 #上侍塚古墳 #湯津上 第2回現地説明会は日程が決まり次第、ホームページ等でお知らせする予定です。 pic.twitter.com/fejjhRewW1
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年12月13日
上侍塚古墳 はがれた葺き石200個 330年ぶり調査 土器に穴、葬式用か /栃木 | 毎日新聞 https://t.co/I5pWsPaQbz
— 毎日新聞宇都宮支局 (@mai_utsunomiya) 2021年12月13日
上侍塚古墳 調査結果に古代へのロマン | 2021/12/11 - とちぎテレビ https://t.co/GPmYvoGtnx
— angelcozo (@angelcozo) 2021年12月13日
上侍塚古墳のくびれ部の東側で古墳の盛り土(墳丘)に近い側に、大きな丸い石がたくさん出土しています。墳丘の表面を覆っていた葺石が流れ落ちたものです。中央右側の土の柱の上には壺型土器とみられる破片があります。壺型土器は元禄5(1692)年と昭和50(1975)年に下侍塚古墳でも出土しています。 pic.twitter.com/Jjwfp6JNpK
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2021年12月14日
#上侍塚古墳 の #地中レーダ探査 を18日から始めました。古墳の頂上は50㎝間隔で東西・南北方向に探査します。墳丘斜面は1m間隔で上下方向に探査します。#下侍塚古墳 は17日に探査を行いました。#大田原市湯津上 pic.twitter.com/w3Gwgasr6w
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2022年1月27日
#上侍塚古墳 の北側 #周溝 に続き、後方部西側でも周溝が見つかりました。古墳に近い側には #葺石 が転落しています。周溝が埋まった後、近世にもう一度掘っていたようです。#水戸光圀 の指示で古墳に土を盛り足した時の土取場かもしれません。#栃木県埋蔵文化財センター #侍塚古墳 #大田原市 pic.twitter.com/7S7iGZ6881
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2022年2月7日
#上侍塚古墳 の前方部近くから、#祭祀施設 #古墳築造 に関わる建物 などの可能性がある焼け落ちた #竪穴建物 が見つかりました。#古墳時代 前期、一辺の長さは6m。写真は建物の半分を掘っているところ。赤色は焼けた土、真っ黒な部分は焼けて炭化した #建築部材 です。#埋蔵文化財センター pic.twitter.com/TKU6ZK7jhp
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2022年3月6日
光圀発掘跡を初確認 330年前、周溝掘り直し 大田原・上侍塚古墳#下野新聞https://t.co/4dmWIEOTP8
— 下野新聞 (@shimotsuke_np) 2022年3月7日
#上侍塚古墳 発掘調査の速報版①
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2022年5月20日
おもに航空写真と葺石(ふきいし)の動画です。日本で最初に #発掘調査 された古墳を330年ぶりに再調査しました。 #栃木 #埋文 #侍塚 #大田原市 pic.twitter.com/8hyNjllJtC
#上侍塚古墳 発掘調査の速報版②
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2022年5月20日
おもに周溝と江戸時代の土取りあとの動画です。発掘は重要な #遺跡 の調査・活用事業として栃木県が実施しています。 #栃木 #埋文 #侍塚 #大田原市 pic.twitter.com/OeMZyPlYuL
#上侍塚古墳 発掘調査の速報版③
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2022年5月20日
上侍塚古墳より少し古い可能性のある埋葬施設(推定)と、近い時期の焼けた建築建物の動画です💁 #栃木 #埋文 #侍塚 #大田原市 pic.twitter.com/e1GobXE2yq
🌾現在の古墳の様子🌾
— 栃木県埋蔵文化財センター (@MaibunT) 2022年7月26日
昨年度発掘調査した侍塚古墳の5月の写真をお届けします📷
田植えが始まった水田の水鏡に映る古墳を見ることができました。1枚目は上侍塚古墳、2・3枚目は下侍塚古墳です✈ pic.twitter.com/Q12L1uDTFS