週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

土御門家がみた宇宙ー江戸時代の天文観測ー 國學院大學博物館

國學院大學博物館で開催中の春の特別列品「土御門家がみた宇宙ー江戸時代の天文観測ー」を鑑賞した。土御門家は、平安中期の陰陽師・安倍晴明を受け継ぐ支流の一つで、代々、陰陽家として主に天文道をもって朝廷に仕えた公家。嘉永6年(1853年)のクリンケルフ…

蒲生君平の墓 台東区谷中

トーハクの「コレクションの探求 はにわ展から50年」を鑑賞した後で桜に誘われて上野公園から谷中を散歩した。そのときに、蒲生君平の墓のある臨江寺を訪れた。 蒲生君平は、寛政の三奇人の一人、天皇陵(古墳)を初めて体系的に調査した江戸時代の儒学者。京…

海軍東京通信所蟹ヶ谷分遣隊と耐強受信所(地下壕) 川崎市高津区久末

3月の蟹ヶ谷古墳群の現地見学会の後で、Googleマップで「海軍東京通信所蟹ヶ谷分遣隊耐強受信壕跡」と登録されている地点を訪れた。昨年「蟹ヶ谷の横穴墓群跡」を探索したときに、「運輸省 東京空港事務所 蟹ヶ谷無線中継所跡地」と登録された地点を訪れたら…

子母口富士見台古墳と子母口貝塚 (再訪) 川崎市高津区子母口

史跡公園の整備中の橘樹官衙遺跡群の橘樹郡家[郡衙]跡 (千年伊勢山台遺跡)から蟹ヶ谷古墳群まで歩いた。途中、子母口富士見台古墳と子母口貝塚と伊藤家長屋門に立ち寄った。 子母口富士見台古墳 子母口貝塚 子母口貝塚 第4貝塚 子母口貝塚 第3貝塚? 子母…

橘樹官衙遺跡群 (再訪) 川崎市高津区千年

3月の蟹ヶ谷古墳群の現地見学会の前に、史跡公園の整備中の橘樹官衙遺跡群の橘樹郡家[郡衙]跡 (千年伊勢山台遺跡)を訪れた。 北側の空き地でも 東側の空き地でも 千年伊勢山台古墳 桜と菜の花 川崎市教育委員会:国史跡橘樹官衙遺跡群川崎市教育委員会:…

浅間山古墳 深谷市岡

本庄から帰路の途中、深谷市の浅間山古墳に立ち寄った。 文献[1]では「四十塚浅間山古墳、円墳、径35m、周堀確認」 浅間山古墳(せんげんやまこふん) 本地域周辺は、以前数多くの古墳が密集しており、四十塚(しじゅうつか)古墳群とも言うべき大古墳群が形成さ…

宥勝寺裏埴輪窯跡 本庄市早稲田の杜

この日の「ミュージアムの周辺の古墳」巡りの最後に宥勝寺裏埴輪窯跡(ゆうしょうじうらはにわかまあと)を訪れた。宥勝寺裏埴輪窯跡は、ミニ企画「ミュージアムの周辺の古墳」のパネルでは「1978年、早稲田大学が地中電気探査と試掘調査を行い、3基の埴輪窯の…

東谷古墳 本庄市栗崎

次に訪れたのが東谷(ひがしやつ)古墳。文献[2]では「方墳、一辺27m、横穴式石室」、ミニ企画「ミュージアムの周辺の古墳」のパネルでは「直径27m、高さ3mの二段築成の円墳、横穴式石室、築造時期は7世紀前半」 埼玉県選定重要遺跡 東谷古墳 東谷古墳(ひがし…

北堀前山1号墳 本庄市栗崎

2ヶ月ほど遡るが、2月の池上遺跡見学会の後に、本庄早稲田の杜ミュージアムで、地域連携展覧会「児玉・深谷地域の古墳と副葬品」を鑑賞した後で「ミュージアムの周辺の古墳」を巡った。最初に向かったのは、北堀前山1号墳。文献[2]では「前方後円墳、全長60m…

上高津貝塚 (再訪) 土浦市上高津

考古資料館の開館時間前に到着したので、上高津貝塚ふるさと歴史の広場を5年ぶりにぐるっと一回り。 国指定史跡 上高津貝塚ふるさと歴史の広場 この広場は、縄文時代の人たちがつくった「貝塚」をとおして、今の私たちの生活を考えてみるために整備したもの…

般若寺 土浦市宍倉

「貝塚周辺の文化財を歩く会」で訪れた般若寺(はんにゃじ)は、見どころ満載だった。本堂で住職にお話をうかがった。寺伝によれば、天暦元年(947年)平将門の次男将氏の娘、安寿姫(如蔵尼)様により尼寺として創建。鎌倉時代に北条氏の保護を受け七堂がらん、五…

貝塚周辺の文化財を歩く会(4/8) 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」の記念行事として開催された「貝塚周辺の文化財を歩く会」に参加した。開催日が4月8日の花まつり(お釈迦様の誕生日、灌仏会)だったので、普段は公開されて…

武者塚古墳と古代焼き物のさと 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」を鑑賞した。資料館所蔵の国指定重要文化財「茨城県武者塚古墳出土品」を公開すると共に、令和2・3年度の発掘調査成果を紹介する。主な発掘調査成果として…

根古谷台遺跡 宇都宮市上欠町

1982年から1987年に5ヵ年計画で記録保存のための発掘調査が実施された聖山公園遺跡は、最終年度の調査で、予想しなかった縄文時代前期集落跡と思われる遺構を確認して、1ヵ年調査を延長することになった。2ヵ年の調査の結果、検出された遺構は、縄文時代前期…

将軍塚古墳 宇都宮市上欠町

聖山公園に保存されている将軍塚古墳を訪れた。聖山公園は宇都宮市が運営する公営霊園で、宇都宮市西部にある。将軍塚古墳は径約30mの円墳。聖山公園の墓園造成にあたり、1982年から1987年に5ヵ年計画で記録保存のための発掘調査が実施された。第4ヵ年目の19…

富士山古墳 壬生町七ツ石

壬生町立歴史民俗資料館に常設展示されている高さが160cmを超える家形埴輪が出土した富士山古墳を訪れた。 入山口 県指定史跡 富士山古墳 富士山古墳は、丘陵の先端部に築かれた二段築成の円墳です。 谷を挟み西側にある茶臼山古墳とともに、南に広がる低地…

金売り吉次の墓 壬生町上稲葉、鹿沼市樅山

壬生町と鹿沼市の2ヶ所の金売り吉次の墓をお参り。 金売り吉次の墓(壬生町上稲葉) 金売り吉次の墓(伝説) 金売り吉次は、鎌倉時代の初め頃、源義経に仕えた金売り(砂金などの売買を商売とした者)と言われています。 義経は平家を壇ノ浦に滅ぼした後、兄頼朝と…

精忠神社と畳塚 壬生町本丸

壬生城本丸跡のお隣の精忠神社を参詣。 精忠神社 畳塚 畳塚 (たたみづか) 鳥居元忠は慶長五年(1600)の関ヶ原の戦に先立ち、徳川家康の命により伏見城を守りました。石田三成方の大軍を引き受けよく戦いましたが、約1ヶ月の攻防戦の末、伏見城にて自刃しまし…

壬生城 本丸跡 壬生町本丸

次に壬生町立歴史民俗資料館を訪れた。壬生町立歴史民俗資料館は壬生城の本丸跡にある。 吾妻古墳石室部材「玄門石」 吾妻古墳石室部材「天井石」 壬生町立歴史民俗資料館 ミニ企画展を鑑賞した。 にほんブログ村

岩家古墳 栃木市大塚町

丸山古墳の次に岩家古墳を訪れた。岩家古墳も下野国庁跡資料館に展示されていた下野国庁跡周辺航空写真に記されていた。 岩家古墳、栃木市指定文化財、円墳、径61m、高さ6m おはよう岩家古墳。(今日の朝に行ってきました) pic.twitter.com/5JoPUEuFea — 古…

丸山古墳 栃木市田村町

下野国庁跡資料館に展示されていた下野国庁跡周辺航空写真に丸山古墳が記されていたので訪れた。 栃木市の文化財一覧 - 栃木市ホームページ 下野国庁跡周辺航空写真(一部) 桜が満開だったので、向かいの星宮神社も撮影したが、ふっき〜さんのブログ記事によ…

下野国庁跡 栃木市田村町

次に下野国庁跡を訪れた。桜とタンポポが満開。 宮野辺(宮目)神社 南門 前殿 東脇殿 西脇殿 西脇殿 長大な南北棟の建物であり、国府の役人が事務を行った施設です。発掘調査により延暦10(791)年頃焼失したことを確認しています。東側に建てられた同規模の東…

ナムジゾウの習俗 小山市大本

Googleマップで見つけた「ナムジゾウの習俗」に寄り道。小山市指定無形民俗文化財の説明板があった。流行り病の侵入防止を願う信仰行事で、お盆に子供達が鉦の音に合わせて唄を歌い集落内の野仏を参拝してまわるとのこと。 小山市の文化財(無形民俗文化財)…

篠塚稲荷神社古墳 小山市大本

ここからは、栃木県の古墳巡り。壬生町立歴史民俗資料館でミニ企画展「愛宕塚古墳の埴輪たち」を鑑賞する前、最初に訪れたのは、小山市の篠塚稲荷神社古墳。 篠塚稲荷神社古墳は、思川西岸に広がる沖積地の北端近くに築かれた、6世紀中葉頃の前方後円墳。前…

谷中の桜(その3) 台東区谷中

谷中の散歩の続き。気がついたら、また谷中霊園。 渋沢栄一家墓所 4年前から大きく変化していた。 にほんブログ村

谷中の桜(その2) 台東区谷中

谷中の散歩の続き。 本行寺 経王寺 延命院 夕やけだんだん 七面坂 谷中ほたるさわポケパーク(4月1日オープン) 大円寺の煉瓦塀 区立谷中小学校の煉瓦塀 宗善寺 煉瓦造の蔵と煉瓦塀 にほんブログ村

谷中の桜(その1) 台東区谷中

桜に誘われて、谷中霊園を散歩。 川上音二郎の碑 天王寺五重塔跡 銅造釈迦如来坐像台座跡 鬱金桜(うこんさくら) 几号水準点 天王寺 歴史と文化の散歩道 「8.谷中コース(湯島天神―西日暮里駅/駒込駅、7.3km)」 歴史と文化の散歩道|東京都生活文化スポーツ…

上野の桜 台東区上野公園、上野桜木

トーハクで「コレクションの探求 はにわ展から50年」を鑑賞した後で、桜に誘われて散歩。 旧博物館動物園駅 東京藝術大学 下町風俗資料館付設展示場 にほんブログ村

愛宕塚古墳の埴輪たち 壬生町立歴史民俗資料館

壬生町立歴史民俗資料館で開催中のミニ企画展「愛宕塚古墳の埴輪たち」を鑑賞した。愛宕塚古墳は2017年と2018年に壬生町が茨城大学、東京学芸大学などと協力して学術調査を行った。そのときに出土した埴輪を中心に紹介する。なお、2018年9月8日の現地説明会…

コレクションの探求 はにわ展から50年 東京国立博物館

トーハクの創立150年記念として平成館企画展示室で開催中の「コレクションの探求 はにわ展から50年」を鑑賞した。トーハクで1973年に開催された「はにわ展」から50年。この50年間の埴輪研究の成果を、50年前に展示した埴輪を中心に紹介する。会期は4月9日ま…