週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

武者塚古墳の石室の覆屋の窓の目貼り

昨年12月の武者塚古墳の発掘調査の現地説明会のときに、開始時間のかなり前に現地に行き、スタッフの筑波大学の学生さん達が準備している様子を見学させていただいた。そのときにすごく不思議だったのが、石室の覆屋の片側の窓を目貼りしていることだった。武者塚古墳の地下式の石室は覆屋で覆われて保存されている。普段、覆屋は施錠されていて、中には入れない。覆屋の格子窓から中の石室を遠目に覗くことしかできない。3年前に特別に石室公開が行われ、このときは、覆屋の中に入って、石室を見学した。今回は、北西側の周溝付近にトレンチを設定した発掘調査なので、覆屋の中の石室の見学はないものと思っていたが、説明会は少人数のグループに分けて、覆屋の中の石室を見学するグループと、外の発掘調査の現場を見学するグループに分かれて、交代で見学するスタイルだった。覆屋の中に入ってみると、内壁に簡易なスクリーンが設けられ、筑波大学の滝沢教授が、プロジェクターを使って、パワポ資料で説明してくださった。あの覆屋の窓のめばりは、プロジェクターの表示を見やすくするための遮光カーテン代わりだった。このスタイルは初めての体験。紙資料の配布のみの説明よりも分かりやすい。


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