週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

本の紹介

オーディションが繋いだ心友『TopYellNEO2023〜2024』

本ブログは墳活(古墳巡り)のブログとして7年前にスタートした。昨年の今頃、YouTubeきっかけで、あるアイドルグループの推し活を始めた。そのアイドルグループは、テレビプロデューサーの佐久間宣行さんがプロデュースする「ラフxラフ」という9人組のグルー…

半導体の歴史学 Newsweek(2023/8/29号)

ニューズウィーク日本語版の2023年8月29日号の特集『半導体の歴史学』を読了。 スペシャルレポート「半導体を知るためにはその歴史を学べ」では、1957年のスプートニク・ショックに端を発し、宇宙開発競争の開始、コンパクトで信頼性の高い電子部品として半…

半導体有事 湯之上隆

文春新書「半導体有事」を読了。筆者はジャーナリストの湯之上隆さん。2023年4月発行。帯には「米中戦争の引き金になる!」「日本は再び失敗を繰り返すのか?」とセンセーショナルな煽りが並ぶ。まだ、記憶に新しい2021年に世界的な半導体不足により自動車の…

特集「DNAが語る古代ヤポネシア」日経サイエンス2024年2月特大号

日経サイエンス2024年2月特大号を購入。特集「DNAが語る古代ヤポネシア」の5本の記事を読了。 2024年2月特大号 - 日経サイエンス 特集:DNAが語る古代ヤポネシア - 日経サイエンス 縄文人の痕跡を現代人に探る - 日経サイエンス ゲノムで見る躍動の弥生時代 …

ランプ小屋の魔力 笹田昌宏

「あらかわ遊園周辺デジタルスタンプラリー」でもらったC賞の1000円の図書券で「ランプ小屋の魔力」を購入した。 イカロス出版オンライン書店 | 商品詳細 なんだこの魔力は…… pic.twitter.com/GGn17YBcFR— か (@archaeo_philos) 2022年12月6日 C賞の1000円の…

『古代史の謎はどこまで解けたか (PHP新書)』山岸良ニ著

昔、購入した本を再読した。奥付けでは2006年10月の第1版第1刷で、2009年の企画展の栞が挟まっていたので、2009年に購入したのかもしれない。読んだ形跡がないくらいの美品なので未読かも。 本書は、戦後60年の考古学の歩みをわかりやすく解説することを意図…

『縄文時代の歴史 (講談社現代新書)』山田康弘著

山田康弘著の『縄文時代の歴史 (講談社現代新書)』を了読。古墳巡りを始めてから、縄文時代についても、貝塚や遺跡や博物館の企画展などに足を運んだので断片的な知識は得られたが、なかなか全体像がつかめない。そこで、縄文時代について学びたいと考えてい…

「我々はなぜ我々だけなのか」川端裕人

2017年に講談社のブルーバックスとして発刊された科学ジャーナリストの川端裕人さんが著者で、海部陽介さん監修の『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』を読了。本書は、かつてアジアにいた複数の原人について詳しく解説した始め…

「壬申の乱と関ヶ原の戦い」本郷和人 (その3)

昨日の続き。慶長五(1600)年の関ヶ原の戦いの東軍の総大将は徳川家康。西軍の総大将は一昔前は石田三成、最近は毛利輝元とされるが、著者は豊臣秀頼とする。攻める家康の勝利条件は大阪城を支配下に置き秀頼が手中にあることを天下に示すこと、清洲会議の羽…

「壬申の乱と関ヶ原の戦い」本郷和人 (その2)

昨日の続き。青野ヶ原の戦いは暦応元年・延元三年(1338)正月に北畠顕家(きたばたけあきいえ)が率いる奥州の軍勢と室町幕府との間で行われた合戦。南北朝時代は本郷教授の専門で、gacco の講義では、敵味方が入り乱れて分かり難く大河ドラマの舞台になったの…

「壬申の乱と関ヶ原の戦い」本郷和人 (その1)

2018年2月に発行された祥伝社新書の「壬申の乱と関ヶ原の戦い」を紹介する。著者は東京大学史料編纂所の本郷和人教授。2014年に gacco.org の無料の講義「日本中世の自由と平等」で、講師を務める本郷教授を初めて知り、初心者にもわかりやすく面白い講義を…

石の虚塔 上原善広

1949年、23歳にして、日本に旧石器時代があったことを発見した「岩宿の発見」を成した考古学上、伝説的人物の相澤忠洋を追いかけて行ったら、2000年の旧石器捏造事件に行き着いたというノンフィクション。 「岩宿時代を遡る」の図録には芹沢長介先生のサイン…