今年も真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加した。真福寺貝塚は、縄文時代後期前葉から晩期中葉(約3,800〜2,600年前)まで営まれた貝塚を伴う集落遺跡と低湿地の泥炭層遺跡から成る。さいたま市教育委員会は、平成28年度から毎年、発掘調査を実施していて今年で8年目。私が真福寺貝塚の発掘調査の現地説明会に参加するのは、5年連続5回目。今年は、昨年に引き続き、西側の水辺の活動域に設定した南北2ヶ所の調査区で調査を実施。特に、南側の調査区のさらに西側、谷を下った部分で、矢板で囲って水の侵入を防ぎポンプで排水して、本格的に泥炭層遺跡の発掘を開始。
北側の調査区
南側の調査区
外側を一周
指定年月日 昭和50年7月19日
所在地 岩槻市城南3丁目地内
真福寺貝塚は、縄文時代後期から晩期(今から約3500年から2800年前)にかけて営まれた貝塚・集落跡である。大正時代からいく度となく発掘調査が行われ、縄文時代の様子を伝える貴重な遺物が出土する遺跡として国史跡に指定された。 台地には貝塚が直径100mの円形に分布し、多数の住まい跡の存在も予想される。貝塚には当時の人が食べた貝、動物、魚の骨が残され、低地にはカゴやクルミやトチの実等植物性の遺物が残されている。
史跡真福寺貝塚発掘調査現地見学会を開催します(さいたま市Webサイト)https://t.co/ZxSMRuWoTX
— さいファミ! さいたま市ファミリーのためのWEBメディア (@saifami_family) 2023年11月21日
12月9日(土)、岩槻の縄文遺跡が現地で見られる😆 pic.twitter.com/diLeNH8I5T
発掘作業員募集の張り紙^ ^ pic.twitter.com/a12b7yMRNM
— shigesoul (@BackInMusashi) 2023年11月23日
真福寺貝塚 発掘調査現地説明会 2023/12/9(土) pic.twitter.com/fyFj8Uwyn1
— やまうち🌗 (@takashiyam) 2023年11月30日
今日の現場 pic.twitter.com/plNrTs3Sv6
— ぶじん(かんれき) (@kufunmeguri9) 2023年12月9日
国史跡真福寺貝塚の現説初めて行ってきました。円形の土堤状の高まりに囲まれた直径約100mの内部が住居跡で、今回はその西側の水辺に向かう谷の調査。急激に落ち込む地形と逆さまに埋まっていた漆塗りの土器が見られました。見学者多くて待ち時間あるので午後行く方は余裕持ってお早めに。 pic.twitter.com/2M2ymgdDuj
— shigesoul (@BackInMusashi) 2023年12月9日
割と不便な場所で周りに駐車場もなく駅も遠いので先送りにしてましたが漸く見られて良かった。ナマの遺構を解説付きで見られるのはやはり楽しい。 pic.twitter.com/1W4FxWRtN6
— shigesoul (@BackInMusashi) 2023年12月9日
「史跡真福寺貝塚発掘調査現地見学会」さいたま市文化財保護課。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2023年12月9日
縄文時代の泥炭層の発掘調査に着手。
鋼矢板の変色部分までが縄文沼。
その下に草本層。
ここは古墳時代。
平地面が泥炭層。
全て人力で発掘調査。
縄文晩期初頭から晩期中葉まで木材が出土。
高くなっている部分が水際の活動域包含層。 pic.twitter.com/ueff9eFapk
ポールの先には漆塗土器が出土している。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2023年12月9日
木材の回りには土器片や獣骨が見られるという。
まだ沼底には達していないのでこれからさらに慎重な発掘調査がすすむ。
水際の包含層の下には土坑などが発見されると思われる。
昨年度、発掘調査したトレンチでは沼底まで到達。
ポンプを止めると水没する。 pic.twitter.com/JJOVjQLM6p
今回、派手な出土品はないが着実に注目品が出ている。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2023年12月9日
今、製塩土器が熱い。
砥石は貝輪製作用。
海辺の熟練した人物が来た可能性。
亀ケ岡式との深い交流。
漆器も多いので製作の可能性。
土版,耳飾り、石鏃も地域性を表す。
古墳時代鬼高3式の坏は草本層の時期決定の決め手。
良い調査で期待です。 pic.twitter.com/JCtoIA7Sf5
[真福寺貝塚] 北側調査区
— 小町 (@T2JeenSq2g2nx2G) 2023年12月11日
用意されたプレハブ展示室には採れたて?の土器片が😍✨ケースにもライトにも当てられないレア物ばかりの嬉しい展示、最高💞😍 pic.twitter.com/yxolRTQ5OS
②上段には黒曜石も✨👍 pic.twitter.com/AkytuwnwKm
— 小町 (@T2JeenSq2g2nx2G) 2023年12月11日
現地説明会の後で、岩槻郷土資料館で、真福寺貝塚の出土遺物を鑑賞した。
この案内板の示す武州鉄道跡がどこなのか気になって探したらここだった
鉄道の廃線跡は道路として使われることが一般的である。埼玉県南部の蓮田-岩槻-神根間を走っていた武州鉄道は1938年に廃止されたが、南側の線路跡は東北自動車道の一部となっている。 もし残っていたら今頃重要な路線だっだろう。#今昔マップ http://t.co/3U75TboVTn
— 谷謙二/TANI Kenji (@ktgis) 2014年3月4日
岩槻区内を中心に武州鉄道開業100周年イベントのチラシ、ポスターを置いていただいています。まだ、配布しきれていないので9月5日頃~随時街中で目にされることも多くなるかと思います。 pic.twitter.com/reS98XK5H9
— 武州鉄道開業100周年@岩槻観光委員会 (@iwatsukikankobu) 2024年8月29日