週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

本・資料の紹介(古墳)

『古代史の謎はどこまで解けたか (PHP新書)』山岸良ニ著

昔、購入した本を再読した。奥付けでは2006年10月の第1版第1刷で、2009年の企画展の栞が挟まっていたので、2009年に購入したのかもしれない。読んだ形跡がないくらいの美品なので未読かも。 本書は、戦後60年の考古学の歩みをわかりやすく解説することを意図…

千葉県所在古墳詳細分布調査報告書 千葉県教育委員会

ヤクオクで競り落とした書籍を紹介するシリーズの3回目として、1990年(平成2年)3月に千葉県教育委員会が発行した「千葉県所在古墳詳細分布調査報告書」を紹介する。 千葉県教育委員会では、遺跡の種類別に、昭和55〜57年度に「貝塚」、昭和58〜60年度に「生…

全国古墳編年集成 石野博信編

ヤクオクで競り落とした書籍を紹介するシリーズの2回目。1995年発行、石野博信編の「全国古墳編年集成」を紹介する。 本書のあとがきによれば、1985年に『季刊考古学』第10号で「古墳の編年」を総括し、当時は刊行後2〜3年のうちに補訂して一書にまとめよう…

埼玉県古式古墳調査報告書 埼玉県県史編さん室

ヤクオクで競り落とした書籍を紹介するシリーズの初回として、1986年に埼玉県県史編さん室が発行した「埼玉県古式古墳調査報告書」を紹介する。 埼玉県は1986年に「新編埼玉県史」の「通史編1(原始・古代)」を発刊した。県史考古部会では、通史編を編集する…

土浦市遺跡地図 土浦市教育委員会

こちらは土浦市教育委員会が2011年3月に発行した土浦市遺跡地図。凡例で円墳、方墳、前方後円墳が区別されているのでわかりやすい。上高津貝塚ふるさと歴史の公園の土浦市立考古資料館でいただいた気がする。土浦市公式ホームページでpdfが公開されている。 …

つくばの遺跡 つくば市教育委員会

つくば市出土文化財管理センターで頂いた「つくばの遺跡」は、つくば市教育委員会が今年1月に発行した遺跡マップ。地図と遺跡一覧表が裏表になっているので、地図を見ていると何度も裏返すことになる。2枚もらってくればよかったかも。 こちらは平成13年7月…

「埼玉の古墳」5巻セット 塩野博

ヤフオクで塩野博 著の「埼玉の古墳」5巻セットを見つけ、勇気を振り絞って応札して、落札できた。届いたら箱入で、ほぼ未使用の美品。お得な買い物ができた。 市町村白地図画像 埼玉の古墳<全5巻セット>|さきたま出版会 にほんブログ村

サライ 2015年3月号 大特集「謎解き古代史」

部屋の片付けをしていたら雑誌『サイラ』2015年3月を見つけた。定期購読している雑誌ではないので、表紙の大特集「謎解き古代史」のに興味を持って書店で購入したと思われる。読んだ記憶も、読んだ気配もない。この頃はまだ古墳巡りを始める前だったので、多…

茨城の考古学散歩

茨城県立歴史館を訪ねた折に購入しようと考えていた「茨城の考古学散歩」、自粛生活で水戸が遠いなと思っていたら、茨城県考古学協会から購入できた。ありがたい。これを読んで茨城県の古墳巡りの構想を練りたい。 【茨城の考古学散歩】A5判382頁。2010年5月…

前方後円墳集成 (東京都の前方後円墳・後方墳)

図書館で「前方後円墳集成 東北・関東編」を借りてきて、これまで訪れた古墳を調べた。いろいろ面白い。東京都の前方後円墳・後方墳は12基が記載されている。 ■東京都・摺鉢山古墳(天神山古墳)、前方後円、墳長70m ・芝丸山古墳、前方後円、総長120m、墳長10…

古墳を歩く 東京新聞編集局編

「古墳を歩く」東京新聞編集局編。こちらはまだまだ、コンプリートが遠い。 茨城県 幡横穴墓群 馬渡埴輪製作遺跡 狐塚古墳 寺山古墳 勅使塚古墳群 ぜんぶ塚古墳群 風返古墳群 浮島古墳群 栃木県 長岡百穴横穴墓群 京泉シトミ原古墳群 御鷹山古墳 足利公園古…

さいたま古墳めぐり 古代ロマンの70基

「さいたま古墳めぐり 古代ロマンの70基」埼玉県には古墳がたくさんあるが、まずはこの本で紹介された古墳(群)を優先的に訪れようと思う。2019年に内容を刷新した「埼玉の古墳めぐり 謎とロマンの70基」が発行された。 永明寺古墳(羽生市) 帯刀古墳群(上里町…

関東古墳探訪ベストガイド

古墳巡りを始めるきっかけになったガイドブック「関東 古墳探訪ベストガイド」。紹介されている古墳のコンプリート目指して古墳巡りを頑張る。2019年に改訂版が発行された。 東京都 西谷戸横穴墓群 神奈川県 千葉県 草刈古墳群 柴山古墳群 埼玉県 茨城県 大…

企画展「玉 - 古代を彩る至宝 -」 江戸東京博物館

江戸東京博物館で開催中(12月9日まで)の企画展「玉 - 古代を彩る至宝 -」を観た。 古墳時代を中心に、ヒスイ、メノウ、碧玉、水晶、ガラス、コハクなどで作られた勾玉、管玉、垂飾など計74件(約1万2千点)を展示。生産地、製造工程の資料、玉飾りを付けた人物…

綿貫町市ヶ原1117所在古墳 高崎市綿貫町市ヶ原

群馬の森にある群馬県立歴史博物館の前にある円墳。未調査で詳細不明。 「群馬県古墳総覧2017」と「ぐんま古墳探訪」の一般向け販売が5月1日からということで初日に群馬県立歴史博物館に買いに来た。古墳王国の群馬県で最初に訪れた古墳は無名墳だった。 ち…

大王陵発掘!巨大はにわと継体天皇の謎 NHK大阪

考古学会で大王陵であることが確実視されている古墳で、初めて本格的な調査が行われた大阪府高槻市の今城塚古墳についてNHK大阪の取材班がまとめた本。宮内庁は継体天皇陵として、大阪府茨木市の太田茶臼山古墳を治定しているが、太田茶臼山は出土した円筒埴…

日本発掘! 文化庁編

「発掘された日本列島」展20周年を記念して2015年に開催された講演会を1冊にまとめた本。「古墳時代」は大塚初重さん。三角縁神獣鏡について、そろそろ鋳型が(畿内から)出てきてもいいのではないかと述べる。すでに国内から500枚も出土しているのに中国の魏…

古墳と被葬者の謎にせまる 大塚初重

日本考古学協会会長も務めた日本考古学界の第一人者の大塚初重さん(90歳)の明治大学の社会人講座の講義録(2012年発行)。宮内庁管理の箸墓古墳(倭迹迹日百襲姫陵)、佐紀陵山古墳(日葉酢媛陵)、天武・持統天皇合葬陵(檜隈大内陵)、治定されていない天皇陵とし…

未盗掘古墳と天皇陵古墳 松木武彦

岡山県倉敷市の勝負砂(しょうぶざこ)古墳の未盗掘の石室を2007年に発掘した岡山大学の松木武彦教授が2013年に上梓した未盗掘古墳と天皇陵古墳に関する本。近年、未盗掘古墳は発掘せず将来に託すという考えが共有されつつあるという。本書はそのような空気に…

前方後円墳集成 編集 近藤義郎

「考古学入門講座 神奈川の古墳 その出現と展開」(1998, 神奈川県考古学会)に「『前方後円墳集成』編年」とあった。調べたら、1991年から2000年に出版された全6冊の本で、結構な値段だった。図書館の蔵書にあったので、探しに行った。分類番号を調べて棚を探…