週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

上粕屋・秋山遺跡発掘現場公開(2/2,3) 伊勢原市上粕屋

2月2日(木)、3日(金)の平日2日間で開催された上粕屋・秋山遺跡発掘現場公開。発掘調査中の作業の様子を見ていただきたいとのことで、平日開催となった。発掘されたのは縄文時代後期前葉の敷石住居と立石を持つ配石遺構群。配石遺構は、たくさんの石を立たせたり、地面に寝かせたりして組み合わせて造られている。真上から見ると、長方形に並ぶように配置してあるものもある。しかも、驚くべきことに、3~4千年前の当時に立てられた姿のままで埋もれていた。このような配石遺構は同時期の県内、関東甲信地域にみられ、なかでも近年、新東名高速道路建設の際に当財団が調査した秦野市の「菩提横手遺跡」や「稲荷木遺跡」で大規模な配石遺構が見つかっている。こうした配石遺構の下からは縄文時代のお墓(土坑墓)がたくさん発見されることが多く、上粕屋・秋山遺跡でも配石遺構を取り外すとその下から縄文時代のお墓が発見される可能性がかなり高い。

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今回公開された発掘現場から北西100mの地点でも発掘調査中だった。
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新東名建設に伴う発掘調査の現地説明会に参加したのはこれで3回目。

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