週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

上侍塚古墳 第1回発掘調査現地説明会 (9/23) 大田原市湯津上

9月23日に開催された上侍塚古墳の令和5年度第1回発掘調査現地説明会に参加した。本調査は今年で3年目。昨年度は現地説明会が3回開催された。昨年度も1回目の説明会に参加した。1回目よりも2回目、3回目の説明会の方が調査結果や成果が期待できるのだが、北関東の冬道が怖くて二の足を踏んでいる。出土品の展示コーナーでは、昨年度の3回目の説明会で公開されタコの吸盤みたいと話題になった朱塗りの円形浮紋の付いた土器片や棒状浮紋の付いた土器片を接合したもの、今年度の調査で西側くびれ部から出土した壺形の土器片を仮接合したもの、高杯の一部なども見学することができた。土器の産地について質問したところ、胎土にウニの棘の化石が含まれるものがあることから、栃木県・茨城県境の八溝山地の土を使って地元で作られたものと、ウニの棘の化石が含まれないものもあることから、別の場所から持ち込まれたものもあると考えられるとのこと。

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昨年発掘体験した場所は葺石の転石の置き場になっていた。
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前方部東側コーナーに設定されたトレンチ(試掘溝)。発掘はこれから。
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年代物の説明板
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上侍塚北古墳
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帰りのバスの車窓から上侍塚古墳と上侍塚北古墳を撮影
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【栃木県】令和5年度上侍塚古墳 第1回発掘調査現地説明会 | 大田原市

昨年度に出土した朱塗りの土器はこれら。

 

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