週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

人類学

篠田館長スペシャルトーク(1/13) 国立科学博物館

1月13日に国立科学博物館で開催された篠田館長スペシャルトークを聴講。演題は「ゲノムが解明する日本人の成り立ち」で、2018年から2023年に実施された研究プロジェクト「ヤポネシアゲノム」の成果を紹介。日経サイエンス2024年2月特大号の特集「DNAが語る古…

特集「DNAが語る古代ヤポネシア」日経サイエンス2024年2月特大号

日経サイエンス2024年2月特大号を購入。特集「DNAが語る古代ヤポネシア」の5本の記事を読了。 2024年2月特大号 - 日経サイエンス 特集:DNAが語る古代ヤポネシア - 日経サイエンス 縄文人の痕跡を現代人に探る - 日経サイエンス ゲノムで見る躍動の弥生時代 …

「化石人類の系統と絶滅動物」 明治大学博物館

明治大学博物館の考古部門のミニ展示、明大コレクション54「化石人類の系統と絶滅動物」を鑑賞した。本展示では、700万年にわたる人類進化を物語る代表的な化石人骨(複製)を展示して、人類進化のダイナミクスや大型哺乳類の大量絶滅を紹介する。会期は8月2…

27頭のチンパンジーがゴリラの家族数頭を襲撃

アジアにはかつて多様な人類が共存していた。我々(ホモ・サピエンス)の祖先がアジアに到達すると、我々以外の人類は姿を消す。襲撃といった直接的な闘争があったかどうかは分かっていない。 アフリカのガボンから人類の近縁種のチンパンジーがゴリラを襲撃と…

「我々はなぜ我々だけなのか」川端裕人

2017年に講談社のブルーバックスとして発刊された科学ジャーナリストの川端裕人さんが著者で、海部陽介さん監修の『我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な「人類」たち』を読了。本書は、かつてアジアにいた複数の原人について詳しく解説した始め…

アジアの人類史200万年

東北大学東北アジア研究センター創設25周年記念公開講演会・国際シンポジュームの記念公開講演会「アジアの人類200万年史」をオンラインで視聴した。講師は東京大学総合研究博物館教授の海部陽介氏。海部氏といえば一昨年話題になった「3万年前の航海 徹底再…

港川人は我々の祖先?

今年のどこにも出かけなかったゴールデンウィークに「世界最古の釣針」の発見者、国立科学博物館の藤田裕樹さんの講演会のYouTubeライブで、「残念だけど港川人は我々の祖先には直接繋がらない」と聞き、そうなんだと思ったのも束の間、ネットニュース(日本…

ミイラ「永遠の命」を求めて 国立科学博物館

上野公園の国立科学博物館で開催中(2/24まで)のミイラ展を見てきた。「世界から、43体が集結」のコピーに惹かれた。確かにエジプト展とかインカ展とかでミイラを展示することはあるが、これだけ、世界からミイラを集めた展覧会は珍しい。展示室は撮影禁止。 …

「愛で育て屠る 家畜」展 東京大学総合研究博物館

遠藤秀紀展示監督作品「愛で育て屠る 家畜」展を東京大学総合研究博物館で観覧した。 ウシやウマってこんなに大きいのね、鶏ってこんなに種類があるのね、とか観るとわかる。これらを収蔵する博物館ってすごい。展示台の下のケヅメリクガメの標本が気になっ…

コロボックルの碑(目赤不動尊) 文京区本駒込

文京区本駒込の目赤不動尊に坪井正五郎博士のコロボックル説にちなむ碑が建っていると聞いて訪れた。 目赤不動尊 これがお目当ての碑。 「コロボックル人種」「人類学教授 坪井正五郎君」の文字が読める。 寛永年間に下駒込にあった「赤目不動尊」が徳川家光…

人類学について調べた

坪井正五郎博士について調べたので『人類学』についても調べてみた。人類学は英語ではAnthropologyで、ギリシャ語のanthropos(人間)とlogos(知識, 学問)の合成語。人類学は生物種としての「ヒト」について、ヒトとは何かを科学的に追求する学問。人類学は総…

坪井正五郎博士 日本初の人類学者(2)

コロボックル論争について調べた。コロボックル(コロポックル)はアイヌの伝承に登場する小人。アイヌ語で「蕗の葉の下の人」という意味。 1884(明治17)年、東京大学理学部植物学教室で開催された「じんるいがくのとも」第二寄合にて渡瀬庄三郎は「さっぽろ …

坪井正五郎博士 日本初の人類学者

東京近郊で古墳巡りをすると坪井正五郎博士の足跡に出会う。坪井正五郎博士は日本初の人類学者で、日本における考古学、人類学の普及と確立に尽力。経歴を紹介すると、1863年両国生れ、1884年日本人類学会の前身の「じんるいがくのとも」を結成、1886年に帝…