週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

武者塚古墳 現地説明会(12/18) 土浦市上坂田

15日に茨城新聞が「約40年前の調査で国重要文化財の副葬品などが発見された茨城県土浦市上坂田の武者塚古墳の形状が、これまで推定されていた円墳ではなく方墳だったことが14日、同市教委と筑波大の共同調査で明らかになった。」「市教委と同大は18日午後1時半~3時、同所の武者塚古墳展示施設で現地説明会を開く。」と報じた。そこで、18日に開催された武者塚古墳の現地説明会に参加した。

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石室が保存されている覆屋の中で、筑波大学の滝沢教授に1983年の調査と今回の調査について説明していただいた。滝沢教授は1983年の発掘調査の時に筑波大学の2年生として調査に参加されていたので、臨場感のあるお話を伺うことができた。その後で、発掘調査の現場を筑波大学の学生に説明していただいた。

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昨年12月の摩利支天塚古墳の現地説明会では剣菱形が否定され、今年3月の川崎市の蟹ヶ谷古墳群の現地説明会では前方後円墳とされていた1号墳が前方後円墳でない可能性が示され、今年11月の行田市の史跡探訪では地蔵塚古墳の墳形が方墳から円墳に見直され、今回の武者塚古墳は墳形が円墳から方墳に見直された。蟹ヶ谷1号墳を除く3件は、過去の調査で周溝とされた溝が、最近の調査結果で否定された。逆に蟹ヶ谷1号墳は墳丘が否定された。

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