週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

茨城県

特別展「鹿嶋の古墳を歩く」 ミニ博物館ココシカ

茨城県鹿嶋市の鹿島神宮の大鳥居のすぐ近くのミニ博物館ココシカにて開催中の特別展「鹿嶋の古墳を歩く」が2月25日までということで、急遽、訪れた。どきどきセンター所蔵の遺物を展示。 ミニ博物館ココシカ 鹿嶋の古墳を歩く : ココシカ日記~茨城県鹿嶋市…

座王4号墳 石室(移設) かすみがうら市千代田公民館

かすみがうら市の墳活野続き。かすみがうら市千代田公民館に移設保存されている座王4号墳の石室を見学。 座王古墳群第4号墳 横穴式石室 座王古墳群(発調査時は栗村古墳群)は、かすみがうら市北西部の高倉地区にあり、恋瀬川左岸の台地上に、前方後円墳1基、…

狐塚古墳 かすみがうら市下志筑

大塚古墳群の狐塚古墳は、現在、墳丘の一部を残すのみで、古墳の形状をとどめておらず、墳形や規模についても不明。埴輪の出土が伝えられているが、所在は不明。市指定史跡。 狐塚古墳 | かすみがうら市公式ホームページ にほんブログ村

大塚古墳 かすみがうら市下志筑

少し前になるが、石岡市立ふるさと歴史館の企画展を鑑賞したときに、かすみがうら市の大塚古墳と狐塚古墳で墳活。 大塚古墳は、県最大の100基程の古墳で構成される大塚古墳群の中心的な古墳で、古墳群の中央に位置する。径37m、高さ3.8m、周堀の幅10mの円墳…

つくば市内遺跡出土品展 小田城跡歴史ひろば案内所

小田城跡歴史ひろば案内所で開催中の巡回企画展「発掘!!圏央道-つくば市内遺跡出土品展-」を鑑賞した。つくば市内の圏央道建設に伴って発掘された遺跡の調査成果から、つくば市の歴史の一端を物語る特徴的な遺構や遺物を紹介する。古墳時代では、二重の…

生痕化石 地質標本館

産総研地質調査総合センター(GSJ)の公開施設の地質標本館で開催中の企画展「生痕化石」を鑑賞した。生痕化石は、むかしの生物の巣穴や這い痕が地層に残されたもの。生痕化石を調べることで地層がつくられた場所の環境を知ることができる。本展では、地質時代…

青屋神社と府中城の土塁 石岡市総社

石岡市立ふるさと歴史館で企画展を鑑賞する前に青屋神社を参拝。 青屋神社 所在地 石岡市総社1丁目4番 常陸国司は、都から着任すると鹿島社に参拝するのがならわしであった。国司が鹿島社に参拝するには、高浜から船で行くのが 順路であったが、荒天で出航不…

「柿岡古墳群」石岡市立ふるさと歴史館

石岡市立ふるさと歴史館で開催中の企画展「柿岡古墳群」を鑑賞した。柿岡古墳群は、古墳時代前期に築造された前方後方墳である丸山古墳や長堀2号墳、前方後円墳である佐自塚古墳、古墳時代後期の丸山4号墳や西町古墳等を含む大古墳群。近年の発掘調査では、…

霞ケ浦に臨む王 上高津貝塚ふるさと歴史の広場

上高津貝塚ふるさと歴史の広場で開催中の企画展「霞ケ浦に臨む王―古墳時代前期の地域社会―」を終幕間際に鑑賞した。本展では、王塚古墳、后塚古墳の発掘調査の成果を公開するとともに、霞ケ浦周辺に所在する前期古墳や集落からの出土品を展示。首長と首長を…

「風返稲荷山古墳と上宮王家ー東国の古墳と飛鳥文化ー」 かすみがうら市歴史博物館

かすみがうら市歴史博物館で開催中の特別展「風返稲荷山古墳と上宮王家ー東国の古墳と飛鳥文化ー」を鑑賞した。風返稲荷山古墳から出土した馬具や大刀などの遺物53点は昨年11月に国の重要文化財に指定されることが決定した。本展は、国指定重要文化財記念特…

穴薬師古墳 五霞町川妻

埼玉県杉戸市と茨城県五霞町で古墳巡りの最終目的地の穴薬師古墳を訪れた。この古墳は特異な構造の石室で有名で、教育委員会に事前連絡すると石室の扉の鍵を開けていただけると聞いていたが、今回は日曜日だったので、施錠された状態で見学した。なお、この…

冬木A貝塚公園 五霞町原宿台

埼玉県杉戸市と茨城県五霞町で古墳巡りの続き。 昨年、茨城県五霞町の辰堂公園で冬木A・B貝塚の説明板と復元された縄文時代の竪穴住居を見学した。冬木A貝塚は辰堂公園から北北西に約450mのあたりで、縄文時代後期の集落跡(6か所の貝塚、18体の埋葬人骨)が…

上高津貝塚 (再訪) 土浦市上高津

考古資料館の開館時間前に到着したので、上高津貝塚ふるさと歴史の広場を5年ぶりにぐるっと一回り。 国指定史跡 上高津貝塚ふるさと歴史の広場 この広場は、縄文時代の人たちがつくった「貝塚」をとおして、今の私たちの生活を考えてみるために整備したもの…

般若寺 土浦市宍倉

「貝塚周辺の文化財を歩く会」で訪れた般若寺(はんにゃじ)は、見どころ満載だった。本堂で住職にお話をうかがった。寺伝によれば、天暦元年(947年)平将門の次男将氏の娘、安寿姫(如蔵尼)様により尼寺として創建。鎌倉時代に北条氏の保護を受け七堂がらん、五…

貝塚周辺の文化財を歩く会(4/8) 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」の記念行事として開催された「貝塚周辺の文化財を歩く会」に参加した。開催日が4月8日の花まつり(お釈迦様の誕生日、灌仏会)だったので、普段は公開されて…

武者塚古墳と古代焼き物のさと 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」を鑑賞した。資料館所蔵の国指定重要文化財「茨城県武者塚古墳出土品」を公開すると共に、令和2・3年度の発掘調査成果を紹介する。主な発掘調査成果として…

武者塚古墳の石室の覆屋の窓の目貼り

昨年12月の武者塚古墳の発掘調査の現地説明会のときに、開始時間のかなり前に現地に行き、スタッフの筑波大学の学生さん達が準備している様子を見学させていただいた。そのときにすごく不思議だったのが、石室の覆屋の片側の窓を目貼りしていることだった。…

武者塚古墳の隣の畑 土浦市上坂田

昨年12月の武者塚古墳の発掘調査の現地説明会のときに、隣の畑に栽培された作物が気になった。現地で、スタッフとして参加されていた筑波大学の学生に質問したがさすがにわからないとのこと。冬の生花に使われる赤目柳かな。 赤目柳、薔薇、スターチス、玉シ…

塚山古墳 土浦市下坂田

武者塚古墳の現地説明会の後で、武者塚古墳から南東に徒歩6分の坂田台山古墳群の塚山古墳を探索。文献[1]では武者塚古墳群(2基)と、坂田台山古墳群(塚山古墳)と、坂田塙台古墳群(10基)と、坂田立野古墳群を合わせて坂田古墳群としている。今回、探索したのは…

坂田立野古墳群 土浦市上坂田

武者塚古墳の現地説明会の会場に早めに到着したので、武者塚古墳から北西に徒歩12分の坂田立野古墳群を探索。文献[1]では武者塚古墳群(2基)と、坂田台山古墳群(塚山古墳)と、坂田塙台古墳群(10基)と、坂田立野古墳群を合わせて坂田古墳群としている。今回、…

水守桜塚古墳 つくば市水守

水守桜塚古墳は、茨城県南部を代表する前期古墳の一つで、筑波山の西側を南流して霞ヶ浦に注ぐ桜川の西岸、筑波台地の舌状台地先端部の標高25mに立地する。1979年の筑波大学の発掘調査で墳頂部から長大な割竹形木棺を納めたとみられる粘土槨が検出され、変形…

香取神社 つくば市水守

水守古墳群の続き。香取神社を参詣。 香取神社社殿の裏に在るマウンドに東向きの石祠 辻切り つくば市水守(みもり)古墳群 | 趣味の案件 にほんブログ村

水守古墳群 (その2) つくば市水守

水守古墳群の続き。ソーラーパネル群の中にある1基を探索した。 旧つくば市立田水山小学校の南南東約400mで発見。 ソーラーシェアリング つくば市水守(みもり)古墳群 | 趣味の案件埼玉古墳軍/茨城石づくし 「ソーラーシェアリングはなぜ普及しないのか」と…

水守古墳群 (その1) つくば市水守

武者塚古墳の現地説明会は午後から開催だったため、午前中につくば市の水守古墳群を探索した。水守古墳群は、筑波山の西側を南流して霞ヶ浦に注ぐ桜川の西岸、舌状台地に立地する。文献[2]の「番号140、水守古墳群、平成25・26年発掘調査、円墳6基、水守遺跡…

刈谷古墳 牛久市刈谷町

土浦市の武者塚古墳の現地説明会への行きの道中で、国道6号線の牛久駅西出口交差点の「河童の碑 4Km」の看板が以前から気になっていて、時間があるので左折した。突き当たりの刈谷第2街区公園の所まで来て、地図を確認したら、刈谷自治会館の裏に刈谷古墳が…

武者塚古墳 現地説明会(12/18) 土浦市上坂田

15日に茨城新聞が「約40年前の調査で国重要文化財の副葬品などが発見された茨城県土浦市上坂田の武者塚古墳の形状が、これまで推定されていた円墳ではなく方墳だったことが14日、同市教委と筑波大の共同調査で明らかになった。」「市教委と同大は18日午後1時…

上郷台宿1号墳 つくば市上郷

歓喜院と上郷台宿4号墳跡と思しき墓所の中間にある台宿農村集落センター脇の大日堂は、上郷台宿1号墳の墳丘上に鎮座する。大日堂を中心に向かって左側に愛宕神社、弘法大師、白山神社、右側に御鷲神社、熊野権現神社が祀られている。上郷台宿古墳群は文献[1]…

上郷台宿4号墳跡 つくば市上郷

昨年夏に上郷台宿3号墳出土の石棺材のあるつくば市上郷の歓喜院を訪れたが、他にも石棺材があるとのことで再訪した。歓喜院から、南に徒歩16分の上郷台宿4号墳跡と思しき墓所の裏に石棺材らしい板石が積まれている。上郷台宿古墳群は文献[1]の「番号323、4基…

吉沼愛宕神社古墳 つくば市吉沼

下妻市の常願寺から南に約6kmのつくば市吉沼の吉沼愛宕神社古墳を訪れた。古墳は、愛宕神社の拝殿裏にある。墳長に愛宕神社の本殿が鎮座する。本殿の彫刻が立派だった。吉沼愛宕神社古墳は、文献[1]の「吉沼愛宕神社古墳、番号240、古墳、円墳」 つくば市:…

常願寺に移設された3基の石棺 下妻市高道祖

9月のお彼岸に、牛久市、阿見町、つくば市、下妻市の古墳巡りの続き。 埼群古墳館で紹介されている下妻市高道祖の常願寺に移設保存されている3基の箱式石棺を探索した。常願寺の裏の長壽公園の碑が建つエリアにあった。埼群古墳館によれば、2008年当時は3基…