週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

国宝

「令和5年 新指定国宝・重要文化財」展 東京国立博物館

東京国立博物館で開催中の「令和5年 新指定国宝・重要文化財」展を鑑賞した。会期は19日まで。北海道白滝遺跡群出土品の黒曜石の大きさに目を見張る。 特別企画「令和5年 新指定国宝・重要文化財」展の開催 | 文化庁新指定国宝・重要文化財展 | 文化庁東京国…

特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」 東京国立博物館

東京国立博物館が創立150周年を記念して開催する特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を鑑賞した。日本の国宝の約1割の89点を収蔵するトーハクが本気を出した特別展。会期中、一部作品の展示替えがあるため、鑑賞できた国宝は89点中61点。考古と刀剣は展示…

「夏の優品展―動物の饗宴―」 五島美術館

五島美術館で開催中の「夏の優品展―動物の饗宴―」を鑑賞した。五島美術館と大東急記念文庫の収蔵品から、考古をはじめ絵画や工芸、前衛書などに表されたキュートな動物のかたち約60点を紹介する。古墳時代の考古資料では、水禽埴輪、宮崎県百塚原古墳群出土…

那須国造碑 大田原市湯津上

笠石神社のご本尊として祀られている那須国造碑(なすのくにのみやつこのひ)。徳川光圀の命により侍塚古墳で行われた学術的発掘調査の契機になった石碑。日本三碑。国宝。 日本考古学の原点 湯津上の侍塚古墳 那須の湯津上は国宝・那須国造碑、史跡・侍塚古墳…

江田船山古墳 玉名郡和水町

75文字の銀象嵌銘を持つ大刀が出土したことで有名な熊本県玉名郡和水町(なごみまち)の江田船山古墳。銘にある「獲□□□鹵大王」は、獲を「蝮(たじひ)」、鹵を「歯」と読んで、反正天皇 多遅比瑞歯別尊(たじひのみずはわけのみこと)(日本書紀)または水歯別…

稲荷山古墳出土鉄剣 埼玉県立さきたま史跡の博物館

稲荷山古墳出土鉄剣は1968年に埼玉(さきたま)古墳群の稲荷山古墳の後円部の発掘調査で出土した鉄剣。1978年、腐食の進む鉄剣の保護処理のためX線による検査で鉄剣の両面に115文字の漢字が金象嵌で表されていることが判明。9月に毎日新聞のスクープ報道「埼玉…

企画展「綿貫観音山古墳のすべて」群馬県立歴史博物館

「群馬県綿貫観音山古墳出土品」の国宝決定を記念して群馬県立歴史博物館で開催された企画展「綿貫観音山古墳のすべて」を見学した。群馬に来た目的はこれ。直前に思い立ちネットで確認したら、事前予約制ということで10時の枠を予約。猛暑日(最高気温35°C以…

長良神社 太田市飯塚町

太田市立九合小学校の道路を挟んで南隣の長良(ながら)神社の鳥居脇に、東京国立博物館蔵の国宝の埴輪「挂甲の武人」のレプリカが立つ。文献[1]によるとマツバラ(旧群馬県新田郡九合村大字飯塚字松原)の長良神社の境内に小高い塚があった、松原の長良神社は明…

特殊切手「国宝シリーズ 第一集 考古資料」

5月29日に発売された特殊切手「国宝シリーズ 第一集」は「84円郵便切手(シール式)」の「建築物」と「63円郵便切手(シール式)」の「考古資料」2種類で、「考古資料」を購入した。 日本郵便のサイトから解説を転載する。 (1)土偶/長野県茅野市米沢棚畑遺跡出土…

増上寺 港区芝公園

浄土宗の七大本山の一つの増上寺。酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって、浄土宗正統根本念仏道場として創建された。1598年に現在地に移転。 三解脱門(三門)。1622年(元和8年)に再建。江戸初期の増上寺の面影を唯一残す。国宝。 大殿。戦災で焼失した本堂…

久能山東照宮 静岡市駿河区根古屋

久能山東照宮は徳川家康公を祀る全国東照宮の創祀。家康公は1616年6月1日(元和2年4月17日)に駿府城で死去。柩は久能山に運ばれ、遺言に従って江戸幕府は翌年1月(同年12月)に久能山に東照社を創建した。朝廷は、神社としての東照社に「東照大権現」の神号を宣…

姫路城 姫路市本町

法隆寺地域の仏教建造物とともに1993年に日本で最初に世界遺産に登録された姫路城。別名は白鷺城。天守が残る現存12天守の1つ。姫路城の始まりは諸説あるが、戦国時代後期から安土桃山時代に城代であった黒田重隆・職隆・孝高(通称は官兵衛)や羽柴秀吉・秀長…

特別展「出雲と大和」東京国立博物館

東京国立博物館で開催中の特別展「出雲と大和」を鑑賞した。我が国最古の正史「日本書紀」編纂から1300年を記念して、出雲と大和の名品が東京に集結。見どころは、2000年に出雲大社境内遺跡で出土したスギの大木3本を束ねて一柱とした心御柱(しんのみはしら…

特別展「国宝 東寺」 東京国立博物館

東京国立博物館で開催中(6/2まで)の特別展「国宝 東寺」を観覧した。 写真撮影は帝釈天騎象像のみ可能。 東寺講堂の立体曼荼羅を構成する21体の仏像のうち15体が並ぶ「曼荼羅の世界」に息を飲む。古墳時代の終焉から2世紀のち、唐で密教を学んで帰国した弘法…

企画展「玉 - 古代を彩る至宝 -」 江戸東京博物館

江戸東京博物館で開催中(12月9日まで)の企画展「玉 - 古代を彩る至宝 -」を観た。 古墳時代を中心に、ヒスイ、メノウ、碧玉、水晶、ガラス、コハクなどで作られた勾玉、管玉、垂飾など計74件(約1万2千点)を展示。生産地、製造工程の資料、玉飾りを付けた人物…

縄文展 東京国立博物館

東京国立博物館で開催中の縄文展を鑑賞した。 縄文時代の国宝6件が揃い踏み。 国宝6件のうち、5件の土偶は2009年にトーハクで開催された国宝土偶展のとき以来の再会。2件は当時は重要文化財だった。 JR北海道とJR東日本の観光キャンペーンガイドブック(2019.…

埼玉古墳群 (さきたま古墳群)

埼玉(さきたま)古墳群は武蔵国を代表する古墳群。関東平野の西北部、利根川と荒川が連結する最上流部近くに築かれた。前方後円墳8基と円墳1基の大型古墳が残る全国有数の大型古墳群。古墳群は5世紀末から7世紀にかけて成立したと考えられている。6世紀から7…

挂甲の武人 東京国立博物館

2015年10月のリニューアル以来、東京国立博物館の平成館考古学展示室の顔として展示られていた国宝「埴輪 挂甲(けいこう)の武人」が7月2日から本格的解体修理に入る。挂甲の武人は群馬県太田市飯塚町出土の6世紀の埴輪で、埴輪で唯一国宝に指定されている。…