週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

埋蔵文化財センター

前田耕地遺跡の尖頭器 東京都立埋蔵文化財調査センター

東京文化財ウィーク2023の特別公開で、重要文化財の「前田耕地遺跡の尖頭器」が展示されていた。「衝撃剥離痕」というマニアックな展示。 【広報誌たまのよこやま最新号】年4回刊行している「たまのよこやま」の最新号pdfをウェブサイトにアップロードしまし…

考古学講座「拓本の取り方」(11/23) 東京都立埋蔵文化財調査センター

11月23日に東京都立埋蔵文化財調査センターで考古学講座「拓本の取り方」に参加(受講)した。土器片の拓本の取り方と、真弧(マコ)やキャリパー、デバイダーを使って土器の断面図の書き方を教わった。使わせていただいた土器片は多摩ニュータウンの遺跡から出…

多摩新街遺跡切抜帖 東京都立埋蔵文化財調査センター

東京都立埋蔵文化財調査センターの令和5年度の企画展示「多摩新街(たまニュータウン)遺跡切抜帖(スクラップブック) -新聞にのった遺跡たち-」を初日の3月21日に鑑賞した。会期は令和6年3月7日まで。 本日より3/21からの新展示に向けた設営が始まっています。…

遺跡発掘調査発表会2022 (3/21) 東京都立埋蔵文化財調査センター

3月21日に東京都立埋蔵文化財調査センターで開催された「遺跡発掘調査発表会2022」を聴講した。北区十条台遺跡群の十条冨士塚の発掘調査について発表があった。センターでは平成24年から十条地区沿道一体整備事業(都道補助83号線)に伴い、十条台遺跡の調査を…

ダイダラボウと縄文広場 大串貝塚ふれあい公園

大串貝塚ふれあい公園のシンボルとなっているダイダラボウの像は、常陸国風土記を生かした常澄村(つねずみむら)の村おこし事業として、1992年2月に完成。彫りの深い縄文人を意識したデザインで、貝塚の方角に手を伸ばす。完成当時は年間20万人が来園したとい…

「境・道・恵―多摩丘陵の3つの顔―」 東京都立埋蔵文化財調査センター

東京都立埋蔵文化財調査センターで開催中の企画展示「境・道・恵―多摩丘陵の3つの顔―」を鑑賞した。東京と神奈川を隔てる境界にあたる多摩丘陵。平野の果てに現れる複雑に入り組んだ丘や谷。丘陵は人々を隔てる境界=「境」となるが、人々は時にそこに交通路…

野原古墳群 熊谷市野原

「踊る埴輪」の出土地として有名な野原古墳群。「踊る埴輪」は1930年に畑を耕している時に偶然発見され、後藤守一さんが「踊る男女」と名付けた。東京国立博物館では「踊る人々」としている。また、馬を引き連れている姿との説もある。 八幡神社 早くも怪し…

鹿島古墳群(35号墳) 深谷市本田

鹿島古墳群の続き。深谷市と熊谷市の境の古墳群の南東端に位置する鹿島35号墳。古墳番号はだいぶ自信なし。間違いあれば指摘してください。 鹿島35号墳(円墳、横穴式石室) これで年初の鹿島古墳群の探索は完了。 おまけで、荒川の白鳥飛来地 川本出土文化財…

特別公開「北大竹遺跡」埼玉県文化財収蔵施設 熊谷市船木台

埼玉県文化財収蔵施設で期間限定で特別公開中の北大竹(きたおおたけ)遺跡の出土品を見学した。北大竹遺跡は埼玉古墳群がある行田市埼玉(さきたま)から北北東に3kmほどの行田市若小玉に所在する。令和元年度から2年度にかけて発掘調査が行われ、おびただしい…

大船遺跡 函館市大船町

大船遺跡は、北海道の渡島半島東岸の太平洋に面した海岸段丘上にある縄文時代中期の大規模な集落遺跡。100軒余りの竪穴住居跡、盛土遺構などを検出。『北海道・北東北の縄文遺跡群』の構成資産として、世界文化遺産への登録を目指す。 大船遺跡埋蔵文化財展…

北条中台古墳群 つくば市北条

茨城県住宅供給公社の(仮称)北条住宅団地建設事業の計画に伴い発掘調査が行われた北条中台遺跡の跡地は、住宅ではなくワイナリーになっている。調査区の遺跡は記録と遺物を残して湮滅。調査区域外には、中台1号墳の横穴式石室などが残っている。県営住宅団地…

埴輪が川口にやってきた! 川口市立文化財センター分館郷土資料館

特別展示「埴輪が川口にやってきた!」を開催中の川口市鳩ヶ谷本町の郷土資料館を訪れた。埼玉県埋蔵文化財調査事業団から借り受けた埴輪9点と青木中央小学校6年生のみなさんが描いた埴輪のスケッチ149点を展示。埴輪が川口市にやってくるのは、なんと初との…

「多摩地域の煉瓦物語」東京都立埋蔵文化財調査センター

東京都立埋蔵文化財調査センターで開催された文化財講演会「多摩地域の考古学の動向」の第2回を聴講した。講師は日野市立新選組のふるさと歴史館の高橋秀之さんで題目は「多摩地域の煉瓦物語」。多摩地区最古の煉瓦工場の日野煉瓦(1888年設立、1891年廃業)と…

頓化原古墳発掘調査 現地説明会(3/24) 城里町北方

城里町立北方小学校閉校後、校舎を活用して、2016年7月に開設した茨城県埋蔵文化財センター(いせきぴあ)。 城里町は、校舎裏にある頓化原(徳化原、とっけはら)古墳の保存・活用を進めるため、3年計画で発掘調査を実施する。初年度の今年は3月14日から25日に…

オトカ塚古墳 下野市国分寺

天平の丘公園の中にあるオトカ塚古墳。帆立貝形古墳。全長約45m。周溝を含めた全長58m。高さ1.2m。6世紀後半の築造。 北から。後円部。 北西から。 西から。左が後円部、右が前方部。 南から。前方部。横穴式石室が埋まっている。 南東から。 東から。 北東…

所沢市立埋蔵文化財調査センター 所沢市北野

多摩の博物館巡りのついでに所沢市立埋蔵文化財調査センターを訪れました。 玄関ホールに可愛らしいミニチュア縄文土器の作品が展示されていた。 市内には北秋津横穴墓群、滝の城横穴墓群や古墳跡などの古墳時代遺跡があり、出土した遺物(直刀や耳環など)が…

多摩ニュータウンNo. 57遺跡 多摩市落合

東京都立埋蔵文化財調査センターに隣接する遺跡庭園 縄文の村は、1987年に多摩ニュータウンNo.57遺跡を保存する目的で整備されました。No.57遺跡は縄文時代の集落跡で、前期の住居跡2軒、中期の住居跡5軒のほか、落とし穴などが発掘され、南側半分を盛り土を…

多摩の博物館巡り (1)

関東考古学フェアのスタンプラリーの続き。東京都で参加しているのは日野市郷土資料館と多摩市の東京都立埋蔵文化財調査センターの2館。 日野市郷土資料館。 「どっき!土器展」を開催中。 東京都埋蔵文化財調査センター。 多摩ニュータウンやその周辺からは…

新井堀の内遺跡 埋蔵銭 特別公開(3/14-18) 熊谷市船木台

昨年末に蓮田市黒浜の新井堀の内遺跡の発掘調査で見つかった国内最大級の埋蔵銭が、埼玉県文化財収蔵施設で特別公開されていたので見学した。 新井堀の内遺跡は大宮台地東側の白岡・黒浜支台に位置する遺跡で中世の館跡が存在する。今回の調査は県道(蓮田駅…

虎塚古墳 ひたちなか市中根

東日本を代表する彩色壁画で有名な国指定史跡の虎塚古墳。虎塚古墳壁画は、毎年、春と秋に一般公開されている。秋季一般公開に合わせて見学した。虎塚古墳は本郷川右岸の台地上に築かれた前方後円墳。全長56.5m。前方部が発達した古墳時代後期古墳の特徴を持…