週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

コラム

緊急事態宣言は解除されたが

緊急事態宣言は解除されたが、「古墳巡りを再開するぞ」という気分には素直になれない。 本日、緊急事態宣言について、北海道、東京都、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県は6月20日で解除することとし、沖縄県については、7月11日まで…

ワクチンの話: アストラゼネカ製ワクチン

厚生労働省は6月4日「我が国で製造したアストラゼネカ社製ワクチンについて、124万回分を無償で台湾の人々にお届けすることとしました」と発表。台湾の蔡英文総統はTwitterで謝意を表明した。アストラゼネカ製ワクチンは、英国オックスフォード大学との共同…

数字のマジック: 東京都と大阪府のPCR検査数の比較

以前、本グログで、古墳数の都道府県ランキングに対する疑問についてコラム記事を書いた。 権威のありそうなところから数字が発表されると、それを無批判に比較して議論を展開することが見受けられる。最近、気になる例として、都道府県が発表する新型コロナ…

長持形石棺 (王者の石棺)

天慶塚古墳の石棺が関東で5例しかない長持形石棺といことで、長持形石棺について調べた。長持形石棺は、近世の日本で用いられた民具(衣料の収納具)の「長持(ながもち)」に似ていることから命名された。長持には、長端部に棹(さお)を通すための金具があり、運…

東京都の遺跡一覧をスクレイピングしてみた

昨日のコラムの続き。「古墳にコーフン協会」のブログ(最新全国古墳の数、多い順ランキング!(平成28年度調査) | 古墳にコーフン協会)で「31位)東京都:714」となっている。この「714」という数字を調べてみた。 東京都は「東京都遺跡地図情報インターネ…

日本全国の古墳の総数と都道府県の比較

日本全国の古墳の総数に関しては諸説あるが、「古墳にコーフン協会」のブログ(最新全国古墳の数、多い順ランキング!(平成28年度調査) | 古墳にコーフン協会)では文化庁の平成28年度の「埋蔵文化財関係統計資料」の「参考資料:平成28年度 周知の埋蔵文…

素人の妄想: 横穴墓群を象徴する墳丘

十五郎穴の報告書を読んだら旧虎塚2号墳と書いてあって、2007年の調査で主体部が検出されず、周溝から横穴墓と同じ時期の土師器片が出土したので、古墳ではなく、直下の十五郎穴横穴墓群館出支群I区を象徴する墳丘と考えられるとのこと。川崎市の蟹ヶ谷古墳…

古墳ファンが選ぶ古墳時代のイノベーション

イノベーションは技術革新と邦訳されるが、古墳時代のイノベーションのトップ3を古墳ファンの視点で選ぶとするなら、「前方後円墳」「埴輪」「横穴式石室」を選びたい。トップ5なら「銅鏡」「鉄製品(武具・馬具・農具)」を追加する。さらに特別賞として鏡や…

「免」が語尾に付く地名

Twitterで愛知県の西上免遺跡のツイートを見て、語尾に「免」が付く地名が気になって調べたら、柳田國男の「地名の研究」に以下の記述を見つけた。地租率ごとに土地を区別した名残か。 肥前という国は妙に昔の呼び方の残った国で何々村何々郷という所もあれ…

人類学について調べた

坪井正五郎博士について調べたので『人類学』についても調べてみた。人類学は英語ではAnthropologyで、ギリシャ語のanthropos(人間)とlogos(知識, 学問)の合成語。人類学は生物種としての「ヒト」について、ヒトとは何かを科学的に追求する学問。人類学は総…

武蔵国造 物部連兄麿 八幡山古墳の被葬者?

先日のブログ記事「古墳の被葬者」で紹介した説明板の中で唯一、埼玉県行田市の八幡山古墳の説明板が被葬者の候補として具体名を挙げていた。そこで、八幡山古墳の被葬者の候補とされる物部連兄麿(兄麻呂)について調べた。物部連兄麻呂は『聖徳太子伝暦』(91…

古墳の被葬者

古墳発掘の現地説明会の質問コーナーで地元の人から「誰の墓か?」という質問がよくある。答えは「残念ながらわからない」で「地元の有力者(または首長)の墓」となる。理由は、古墳の築造された時代の史料がない。同時代の史料としては、3世紀末に書かれた魏…

石室に入れる古墳

昨年、明治大学でサイモン・ケイナー博士の特別講演会に参加した時に「この中で石室に入ったことある人は?」と質問があり、とりあえず手を上げて、ある方が指名されて「どこの古墳の石室に入りましたか?」と質問された時、はたと、自分だったらどこの古墳…

平成を振り返る

今上陛下は今年4月30年に譲位されます。天皇の譲位は、江戸後期の119代光格天皇陛下以来、約200年ぶり。今日は平成を振り返りたいと思います。 ・平成元年(1989年)から4年間、東京都世田谷区の野毛大塚古墳の発掘調査と保存整備事業が行われ、全長83.5mの帆…