週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

後藤守一

野原古墳群 熊谷市野原

「踊る埴輪」の出土地として有名な野原古墳群。「踊る埴輪」は1930年に畑を耕している時に偶然発見され、後藤守一さんが「踊る男女」と名付けた。東京国立博物館では「踊る人々」としている。また、馬を引き連れている姿との説もある。 八幡神社 早くも怪し…

軍配山古墳 玉村町角渕

軍配山古墳は古墳時代前期(4世紀)の円墳。径約40m。縦穴系(粘土槨)。1930年(昭和5年)に地元の人たちにより墳丘が掘り起こされた際に、鏡などの出土品が多く発見された。それらは東京国立博物館に収蔵されている。軍配山(ぐんばい)古墳の名前は、1582年(天正1…

西秋留石器時代住居跡 あきる野市牛沼

西秋留石器時代住居跡は、1932年(昭和7年)に後藤守一氏を中心として東京府によって調査が行われ、縄文時代後期の敷石住居跡5軒や石棺墓2基、石組の炉1基などが発見された。国指定の史跡として保存されている。 近くの休耕地の花壇 圏央道下の花壇 あきる野市…

瀬戸岡古墳群 あきる野市瀬戸岡

多摩川の支流平井川右岸の秋留台地に位置する、都内有数の群集墳である瀬戸岡古墳群は、350m四方の範囲に50基ほどの古墳が分布する。都指定の史跡。 7号墳。石室が保存されている。 40号墳跡。 32号墳跡。1950年(昭和25年)に1号墳として発掘調査が行われた。…

丸山古墳 石岡市柿岡

第十代崇神天皇の第一皇子の豊城入彦命の奥津城との伝承がある丸山古墳。前方後方墳。全長55m。1952年(昭和27年)に明治大学後藤守一教授の指導で発掘調査され、後方部の墳頂下約2mの地点から粘土槨が見つかった。4世紀後半ごろの築造。11基(前方後方墳1・前…

赤堀茶臼山古墳 伊勢崎市赤堀今井町

大室古墳群の東1kmの多田山丘陵の頂上にある帆立貝形古墳の赤堀茶臼山古墳。全長62m。1929年に帝国博物館の後藤守一が調査。8点の家形埴輪が出土。東京国立博物館に収蔵されている。多田山丘陵にはかつて30基ほどの古墳があった。 西から 南西から 南から、…

江戸東京たてもの園 小金井市桜町

都立小金井公園内にある江戸東京たてもの園には、あきる野市の瀬戸岡古墳群の32号墳(旧1号墳)の石室が移築されています。また、世田谷区の多摩川古墳群の8号墳(旧9号墳)の石室のレプリカも展示されています。 ビジターセンター(旧光華殿) 1940年に皇居前広場…

登呂遺跡 静岡市駿河区登呂

登呂遺跡は弥生時代後期の遺跡。第二次世界大戦中の1943年に、静岡市登呂の水田地帯で軍需工場の建設工事中に水田の下1mの採土から多くの木製品が出土し、さらに水田跡と考えられる杭列も発見され、学術的発掘調査が行われた。第1次調査は、軍事的制約下で…