週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

埼玉県選定重要遺跡

古凍古墳群(No.156古墳、東町1号墳) 東松山市古凍

古凍古墳群の続き。 古凍19号墳(東町1号墳)、円墳、径15.5m、文献[1][2] 古凍30号墳(No.156古墳)、円墳、径10m、文献[1] 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 [2] 塩野博 2004「埼玉の古墳 比企・秩父」さきたま出版会 にほんブ…

古凍古墳群(かんべ塚古墳、No.333古墳) 東松山市古凍

古凍古墳群の続き。 古凍25号墳(No.333古墳)、円墳、規模不明、文献[1] 古凍26号墳(かんべ塚古墳)、円墳、規模不明、文献[1] 土器片?埴輪? 辻切り? 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 [2] 塩野博 2004「埼玉の古墳 比企・…

古凍古墳群(根岸裏12号墳、 No.144,146古墳、山下9号墳) 東松山市古凍

古凍古墳群の続き。 古凍12号墳(根岸裏12号墳、亀塚古墳、亀ノ甲塚)、円墳、規模不明、周堀確認、文献[1] 古凍16号墳(No.146古墳)、円墳、径11.4m、文献[1] 古凍17号墳(山下9号墳)、円墳、規模不明、文献[1] 古凍18号墳(No.144古墳)、円墳、規模不明、文献[1…

古凍古墳群(根岸裏4,14,15号墳) 東松山市古凍

根岸稲荷神社古墳の次に古凍古墳群を探索。古凍古墳群は、松山台地が南に大きく突き出し、西に都幾(とき)川、東に市野(いちの)川をのぞむ舌状台地に所在する古墳群で、12基が現存する(文献[4])。 古凍4号墳(根岸裏4号墳)、円墳、31m、土師器・埴輪、周堀確認…

根岸稲荷神社古墳 (再訪) 東松山市古凍

根岸稲荷神社古墳(古凍20号墳)を再訪。前回は前方部の方角を把握していなかったので、今回は、前方部を意識して観察したが、なかなか難しい。 吉祥寺 八幡宮 根岸稲荷神社古墳 富士山 土器片?埴輪片? 東松山市「根岸稲荷神社古墳」。現状は20mの方墳。短い…

原山古墳群 (その5) 桶川市川田谷

原山古墳群の続き。 原山9号墳、円墳(径35m、埴輪、主体部不明、文献[1]) 2022年に桶川市歴史民俗資料館で開催された企画展示「川田谷古墳群と栗原司氏の足跡」の資料に加筆。 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 にほんブログ…

原山古墳群 (その4) 桶川市川田谷

原山古墳群の続き。 原山7号墳、円墳(径11m、主体部不明、文献[1]) 原山8号墳、円墳(径61m、主体部不明、文献[1]) 原山6号墳、円墳(径12m、主体部不明、文献[1]) 2022年に桶川市歴史民俗資料館で開催された企画展示「川田谷古墳群と栗原司氏の足跡」の資料に…

原山古墳群 (その3) 桶川市川田谷

原山古墳群の続き。 原山5号墳、円墳(径30m、埴輪、石材露出(横穴式石室)、文献[1]) 2022年に桶川市歴史民俗資料館で開催された企画展示「川田谷古墳群と栗原司氏の足跡」の資料に加筆。 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 に…

原山古墳群 (その2) 桶川市川田谷

原山古墳群の続き。 原山2号墳(左)、4号墳(右) 原山2号墳、円墳(径14m、横穴式石室、文献[1]) 原山4号墳、円墳(径13m、石材露出(横穴式石室)、文献[1]) 原山1号墳、円墳(径13m、横穴式石室、文献[1]) 原山3号墳、円墳(径13m、横穴式石室、文献[1]) 2022年に…

原山古墳群 (その1) 桶川市川田谷

権現遺跡・二ノ耕地遺跡見学会の前に桶川市川田谷の原山古墳群を探索した。 原山古墳群は、荒川を西側に見下ろす川田谷(かわたや)の台地上に群集する川田谷古墳群の一部で、川田谷古墳群は、6世紀から7世紀にかけて築かれ、かつては70基以上の古墳があったと…

目沼10号墳 (再訪) 杉戸町目沼

次に目沼浅間塚古墳(目沼10号墳)を再訪。 町指定史跡 目沼浅間塚古墳 この古墳は、高さ5メートル、全長46メートルを超える目沼古墳群最大の前方後円墳である。 古墳中心部である石室は発見されておらず、被葬者等についても明らかではない。平成三年の調査で…

木野川古墳群 杉戸町木野川

3月11日のシンポジウム「特別史跡埼玉古墳群のこれから」は午後からだったので、午前中は、埼玉県杉戸市と茨城県五霞町で古墳巡り。 最初に訪れたのは、杉戸町の木野川古墳群。竹林の中に7基の円墳が存在するらしい。文献[1]では「円墳、8基、径8〜20m」 木…

東谷古墳 本庄市栗崎

次に訪れたのが東谷(ひがしやつ)古墳。文献[2]では「方墳、一辺27m、横穴式石室」、ミニ企画「ミュージアムの周辺の古墳」のパネルでは「直径27m、高さ3mの二段築成の円墳、横穴式石室、築造時期は7世紀前半」 埼玉県選定重要遺跡 東谷古墳 東谷古墳(ひがし…

北堀前山1号墳 本庄市栗崎

2ヶ月ほど遡るが、2月の池上遺跡見学会の後に、本庄早稲田の杜ミュージアムで、地域連携展覧会「児玉・深谷地域の古墳と副葬品」を鑑賞した後で「ミュージアムの周辺の古墳」を巡った。最初に向かったのは、北堀前山1号墳。文献[2]では「前方後円墳、全長60m…

前野宿貝塚 川口市東本郷

川口市立文化財センター郷土資料館で企画展「赤山陣屋跡遺跡」を鑑賞した後で、前野宿貝塚を訪れた。前野宿貝塚は、大宮台地鳩ヶ谷支台の最南端に位置し、緩斜面上に径10mの貝塚2箇所が確認されている。南に広がる谷には低湿地遺跡が広がる可能性がある。 川…

山崎遺跡 宮代町山崎

東武動物公園の南東に隣接する宮代町の山崎地区に「農」をテーマに宮代町が整備した「新しい村」がある。この村内にある山崎遺跡を訪れた。 まちしるべ 50 山崎遺跡 (埼玉県選定重要遺跡)所在地 宮代町字山崎 山崎遺跡は、先土器時代の終り頃から縄文時代…

稲荷塚古墳 川島町下小見野

市野川の自然堤防上に築造された稲荷塚古墳群は、かつて十数基の古墳があったとされるが、現存するのは稲荷塚古墳のみ。1951年に周溝部と想定される地点から馬形埴輪(頭・脚部)が出土。文献[1][3]では、全長50mの前方後円墳。 稲荷塚古墳群(いなりづかこふ…

野原古墳群 熊谷市野原

「踊る埴輪」の出土地として有名な野原古墳群。「踊る埴輪」は1930年に畑を耕している時に偶然発見され、後藤守一さんが「踊る男女」と名付けた。東京国立博物館では「踊る人々」としている。また、馬を引き連れている姿との説もある。 八幡神社 早くも怪し…

神川町No.78古墳 神川町植竹

青柳古墳群の植竹支群の神川町No.78古墳。文献[1]では、径約15m、横穴式石室とされる。 中央の左にNo.78古墳、右に赤城山の眺め 葺石? 南に開口する横穴式石室? 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 にほんブログ村

南塚原52号墳 (再訪) 神川町二ノ宮

2020年9月に訪れたときは、木立と雑草で墳形がわからなかった南塚原52号墳。昨年12月に再訪したら、すっきりお手入れされていた。 南塚原52号墳(No.136)は規模不明の円墳。 にほんブログ村

二ノ宮27号墳 (再訪) 神川町二ノ宮

二ノ宮27号墳を再訪したら、盗掘坑のような穴があり、確認したら前回訪問時の写真にも穴らしき影が、その時よりも大きくなっている。 二ノ宮27号墳(No.153)、径16mの円墳。 にほんブログ村

二ノ宮12, 13, 15, 16号墳 (再訪) 神川町二ノ宮

二ノ宮9号墳から振り返った先の二ノ宮12, 13, 15, 16号墳を再訪した。4基とも規模不明の円墳。 二ノ宮12号墳(No.163) 二ノ宮13号墳(No.164) 二ノ宮15号墳(No.166) 二ノ宮16号墳(No.167) 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 に…

二ノ宮9号墳 神川町二ノ宮

企画展「かみかわの古墳を知ろう(5) ニノ宮・十二ヶ谷戸」の資料を見たら、二ノ宮9号墳が墳丘遺存古墳としてマークされていたので、現地を訪れた。写真だと藪だらけでよくわからないが、肉眼では墳丘が確認できた。 二ノ宮9号墳(No.179)、規模不明の円墳 振…

二ノ宮2, 4, 5, 6, 7号墳 (再訪) 神川町二ノ宮

この後、青柳古墳群二ノ宮支群のいくつかの古墳を再訪した。 二ノ宮7号墳(No.161)、規模不明の円墳 二ノ宮5号墳(No.159)、径5mの円墳 二ノ宮4号墳(No.169)、径約10mの円墳 二ノ宮2号墳(No.156)、径約10mの円墳 二ノ宮6号墳(No.157)、径約9mの円墳 文献 [1] …

二ノ宮11号墳 神川町二ノ宮

企画展「かみかわの古墳を知ろう(5) ニノ宮・十二ヶ谷戸」の資料で、墳丘遺存古墳としてマークされていた二ノ宮11号墳を探索した。 まずは二ノ宮20号墳(No.178)を再訪。規模不明の円墳。(株)コスモフーズ神川工場の敷地に保存されている。1991年の工場建設の…

火の見塚古墳 深谷市原郷

火の見塚古墳は、径20mの昭和25年に家屋新築により半壊され、石槨が発見されるとともにほぼ完全な形態の頭骨が出土した。頭骨は東京大学に保管されている。 深谷市遺跡地図に未登録の古墳? 深谷市遺跡地図に未登録の古墳? 稲荷町北古墳(深谷市遺跡地図のNo…

木の本12号墳 深谷市原郷

木の本古墳群の12号墳。文献[1]では径13mの円墳。「天神塚」あるいは「天神山」とよばれる。墳頂に社が鎮座している。墳丘の周囲に横穴式石室の存在を石材がある。 深谷市遺跡地図に未登録の古墳? リンク 史跡/深谷市ホームページ 文献 [1] 埼玉県教育委員…

木の本10, 11号墳 深谷市原郷

木の本10号墳は、1993年に埼玉県内所在古墳詳細分布調査に伴い発掘調査が行われ、墳丘相似形に周堀が巡る帆立貝形古墳または造出し付き円墳で、全長約41m、後円部径約34m、前方部幅約10〜12m、前方部長約7m。多量の円筒埴輪片、女子人物埴輪頭部・馬形埴輪片…

木の本8号墳 深谷市東方

木の本古墳群の8号墳。文献[1]では径10mの円墳。 深谷市遺跡地図のNo.116無名墳 リンク 史跡/深谷市ホームページ 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」 [2] 塩野博 2004「埼玉の古墳 大里」さきたま出版会 にほんブログ村

木の本7号墳 深谷市原郷

木の本古墳群の7号墳。1998年(平成10年)に都市計画道路北通り線の工事に伴う確認調査で、道路予定地に含まれる周溝の約1/3を調査したが後世の撹乱で依存状態は良好とは言えず、また、所有者のご協力でマウント部分の測量を実施、高さ約1.6m、径約12m、周溝か…