週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

宝篋印塔・五輪塔・六地蔵宝幢

浅利与一公の層塔と五輪群 中央市大鳥居

豊富郷土資料館で企画展を鑑賞した後、資料館周辺案内で紹介されていた浅利与一の層塔と浅利与一の像と大福寺を見学した。 浅利与一公の層塔と五輪群 山梨県指定 中央の層塔は、田の字状に並列した基礎を最下位として、その上に方形の基盤があり、その上に龕…

将門の首塚 幸手市神明内

埼玉県杉戸市と茨城県五霞町で古墳巡りの続き。 幸手市の浄誓寺の将門の首塚をお参りした。 浄誓寺(じょうせいじ) 幸手市神明内1469 通光山平親院浄誓寺と称し、浄土真宗の寺で、本尊は阿弥陀如来です。本堂裏手には平将門の首塚があります。院号の平親院は…

般若寺 土浦市宍倉

「貝塚周辺の文化財を歩く会」で訪れた般若寺(はんにゃじ)は、見どころ満載だった。本堂で住職にお話をうかがった。寺伝によれば、天暦元年(947年)平将門の次男将氏の娘、安寿姫(如蔵尼)様により尼寺として創建。鎌倉時代に北条氏の保護を受け七堂がらん、五…

貝塚周辺の文化財を歩く会(4/8) 上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)

上高津貝塚ふるさと歴史の広場(考古資料館)のテーマ展「土浦の遺跡28 武者塚古墳と古代焼き物のさと」の記念行事として開催された「貝塚周辺の文化財を歩く会」に参加した。開催日が4月8日の花まつり(お釈迦様の誕生日、灌仏会)だったので、普段は公開されて…

水戸農業高等学校旧本館 水戸市緑町

茨城県立歴史館の企画展を鑑賞後に水戸農業高等学校旧本館の外観を見学した。1899年(明治32年)から1970年(昭和45年)まで、歴史館の敷地に茨城県立水戸農業高等学校があった。この建物は旧校舎本館を復元したもの。 六地蔵宝幢 旧水戸農業高等学校本館 | 【茨…

八幡神社 つくば市平沢

平沢古墳群からの帰り道、八幡神社を参詣した。 石造六角地蔵宝幢。県指定文化財(工芸品)。永正16年(1529年)銘をもつ土浦市盛泉寺に所在するものに比較して形態が退化していることから、16 世紀 末期頃のものとされる。 六地蔵石幢 – 茨城県教育委員会 にほ…

伝平国香供養塔 龍ケ崎市川原代町

こちらは、平国香供養塔と伝わる安楽寺の飛地に立つ石造宝篋印塔。安楽寺は国香の息子貞盛が父の供養のため建立したと伝わる。この地域は、平安時代後期から南北朝時代にかけて「相馬御厨」と呼ばれる荘園に属し、そこを実質的に支配していたのが平将門の子…

姫塚古墳 神川町植竹

姫塚古墳は径12mの円墳。雉岡(きじおか)城主であった上杉家臣が、後北条氏に追われて上野に向かう途中、亡くなった姫を葬ったという伝説が残っている。宝徳4年(1452年)と享徳年(1452〜1455年)銘の五輪塔が祀られている。 文献 [1] 埼玉県教育委員会 1994「埼…

多気太郎義幹の墓 つくば市北条

多気太郎の墓と伝わる五輪塔。 裏堀 つくば市北条(当時は多気)は、平将門の乱の平定で武名を挙げた平国繁盛(国香の次男)の子・維幹(国香の嫡子・貞盛の養子)の本拠地で、維幹は常陸大掾に任ぜられ、多気権大夫と称し常陸平氏の祖となる。維幹から6代目の義幹…

北条八坂神社古墳 つくば市北条

北条市街の「ふれあいロード(北条商店街)」がクランク状に屈曲する角を守る八坂神社は北条八坂神社古墳の上に鎮座する。円墳。文献[1]の「番号134、円墳」 天文6年(1537年)造立の在銘五輪塔 北条 歴史めぐり絵巻 つくば道寄り道マップ 石造五輪塔 – 茨城県教…

正福院貝塚 白岡市白岡

849年(嘉祥2年)に慈覚大師円仁によって草創されたと伝わる正福院。 1713年(正徳3年)建立の宝篋印塔 ひぐらしの丘 室生犀星文学碑 「靴下」 室生犀星毛糸にて編める靴下をもはかせ好めるおもちやをも入れあみがさ、わらぢのたぐひをもをさめ石をもてひつぎを…

常名天神山古墳 土浦市常名

常名(ひたな)天神山古墳は桜川左岸の台地の端に築造された前方後円墳。現在は全長約70m、復元長は約90m。低平な前方部から古墳時代前期(5世紀初め頃)の築造と推定。後円部には常名神社を祀る。土浦市指定史跡。 前方部に石造宝篋印塔(安土桃山時代、市指定文…

丸山古墳 石岡市柿岡

第十代崇神天皇の第一皇子の豊城入彦命の奥津城との伝承がある丸山古墳。前方後方墳。全長55m。1952年(昭和27年)に明治大学後藤守一教授の指導で発掘調査され、後方部の墳頂下約2mの地点から粘土槨が見つかった。4世紀後半ごろの築造。11基(前方後方墳1・前…

安養寺南古墳 鴻巣市安養寺

元荒川左岸の自然堤防に築かれた安養寺(あんようじ)古墳群に属す安養寺南古墳。安養寺の北隣の安龍寺の墓地になっている。詳細不明だが前方後円墳の可能性あり。約80m×約43m、高さ1m。八幡神社古墳から北に徒歩9分。 安龍寺 元徳三年宝篋印塔。安龍寺の開祖…