小田城跡歴史ひろば案内所で開催中の巡回企画展「発掘!!圏央道-つくば市内遺跡出土品展-」を鑑賞した。つくば市内の圏央道建設に伴って発掘された遺跡の調査成果から、つくば市の歴史の一端を物語る特徴的な遺構や遺物を紹介する。古墳時代では、二重の堀跡によって区画された豪族の居館跡が見つかった梶内向山遺跡や、石や土で作られた鏡や勾玉等の模造品やミニチュアどきが出土した集落跡(中内西ノ妻遺跡、高須賀中台東遺跡、平北田遺跡、島名ツバタ遺跡)を紹介。これらの模造品やミニチュア土器は、神を祀るときに実用品の代わりとして使用されたと考えられるとのこと。古墳時代の居館跡は、つくば市では初、全国でも数百例しかなく貴重。また、梶内向山遺跡の小野川を挟んだ対岸に所在する下横場古墳群51号墳出土の円筒埴輪を展示。小田城跡歴史ひろば案内所での会期は12月13日まで。12月21日から来年2月14日までは谷田部郷土資料館で開催。
令和5年度巡回企画展 「発掘!!圏央道-つくば市内遺跡出土品展-」/つくば市公式ウェブサイト
巡回企画展「発掘!!圏央道-つくば市内遺跡出土品展-」小田城跡歴史ひろば案内所・谷田部郷土資料館。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2023年9月29日
二重の堀跡で区画された、古墳時代の豪族の居館跡が見つかった梶内向山遺跡や、地方の仏教の浸透を知ることができる下大井遺跡などの、つくば市の歴史の一端を物語る特徴的な遺構や遺物を紹介。 pic.twitter.com/ZUeFpDD1HB
小田城跡歴史ひろば案内所で巡回企画展「発掘!!圏央道―つくば市内遺跡出土品展―」を見学した。圏央道工事期間にいろいろ現説などに通ったのは遙か昔。梶内向山遺跡の居館の主とその墳墓の考察が興味深かった。下横場古墳群じゃないかなあ…。12/13まで同所、12/21~2/14(令和6)は谷田部郷土資料館。 pic.twitter.com/ymMiAjNWlU
— ata_gori_lla (@lla_ata) 2023年11月7日
梶内向山遺跡の現地にも行ってみたい
梶内向山遺跡
— 白糸 (@ir_shiraito) 2021年10月4日
つくばJCT建設に伴い消滅した。Googleマップにすら載っておらず、観光客が歩いてくるような場所でもなく、そもそも跡地にさえ立ち入る事が出来ないのに看板を立てる意義はあるんですか? pic.twitter.com/QNqhLY6Lb0
ぐるっと回って梶内向山遺跡を探す旅…(笑) #ブラのり散歩 pic.twitter.com/Ar2RgMa4AJ
— ヨネコ (@yonekopanda) 2013年11月13日
常磐道はギリギリ回避できたのだが、圏央道の建設によって豪族居館遺跡が発見されたことがよくわかる。この辺の田んぼの下にも、まだまだいろいろ埋まってるんだろうな https://t.co/BoWmcPCE86 https://t.co/36OnjNa89q pic.twitter.com/oipWFotXas
— 月をみるもの (@bamboo4031) 2024年1月27日
文献
[1] 財団法人茨城県教育財団 2003 『茨城県教育財団文化財調査報告199:梶内向山遺跡』財団法人茨城県教育財団
この日は駆け足だったので、小田城跡は見学せず。またの機会とした。
矢田部郷土資料館で「発掘‼︎圏央道」展。豪族居館跡の梶内山遺跡がポスターの写真にもなってるので注目所か。二重の堀に張り出し部。でも出土するのは生活土器。ふーむ。 pic.twitter.com/DOELH9CUNI
— shigesoul (@BackInMusashi) 2023年12月23日