かすみがうら市の墳活野続き。かすみがうら市千代田公民館に移設保存されている座王4号墳の石室を見学。
座王古墳群第4号墳 横穴式石室
座王古墳群(発調査時は栗村古墳群)は、かすみがうら市北西部の高倉地区にあり、恋瀬川左岸の台地上に、前方後円墳1基、円慣5基が分布しています。
この石室は、座王古墳群中最大の古墳である4号墳(直徑約30mの円墳)から移築復元したもので羨道部(入口通路)が短く、石室が横長になる特色をもっています。
石室の内部は、板石のしきりにより、中央と左右に区面がつくられ、右脇区から直刀と勾玉が左脇区から直刀が出土しています。左右の阪脇区それぞれに副葬品が納められていたことから少なくとも二体の埋葬があり、家族による合葬(追葬)が行われたものと考えられます。古墳が造られた時代は、横穴式石室の形式から飛鳥時代(7世紀)と思われます。
珍しい構造の筑波変成岩板石組み石棺系横穴式石室ですが、千代田公民館の移転・解体に伴い、この状態で見られるのは今年度中になるようです😢
— TORU Suzuki (@TORUSuzuki10) 2023年12月30日
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茨城県かすみがうら市 座王4号墳
— TORU Suzuki (@TORUSuzuki10) 2023年10月15日
(旧 新治〔にいはり〕郡千代田町 栗村西4号墳)
―石棺系横穴式石室😯
千代田公民館の脇に移設されていたのを知りました😅
古墳も直径30mとは大きいです(周溝を含めた数値?)🤔
デカイ筑波変成岩の板石組み。長辺の中央に割石平積みの羨道を付けています❗→ pic.twitter.com/wdEzVTgi8I
1️⃣羨道の床は玄室よりも一段高く、板石が敷かれています。玄門の向かって右側に立っている石は遊離していて、形から楣(まぐさ)石でしょうか🤔
— TORU Suzuki (@TORUSuzuki10) 2023年10月15日
2️⃣〜4️⃣は奥壁天井の隙間から。
3️⃣玄門には梱(しきみ)石があり、両側壁と奥壁中央際には石棺状の区画があります🧐 pic.twitter.com/vpTbIMrgEW