文献[1]では「四十塚浅間山古墳、円墳、径35m、周堀確認」
浅間山古墳(せんげんやまこふん)
本地域周辺は、以前数多くの古墳が密集しており、四十塚(しじゅうつか)古墳群とも言うべき大古墳群が形成されていた。浅間山古墳は、五〇余基あったと伝えられている古墳の中で唯一現存しているものである。規模は、直径35メートル、高さ4メートル、 円墳で頂上に浅間神社がまつられている。祭神は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)である。北側に凹みがあり、周溝の跡と推定される。葺石(ふきいし)があり、埴輪は不明である。石室も完全に残っている。本古墳の周囲には、小さな7〜8基の円墳が密集していたが、現在は破壊され、姿を消している。
平成三年三月 埼玉県 岡部町
文献
[1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」