週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

埴輪

特別展「埼玉考古50選」 埼玉県立歴史と民俗の博物館

埼玉県立歴史と民俗の博物館で開催中の特別展「埼玉考古50選」を鑑賞した。旧石器時代から近現代まで、埼玉県内の調査で発見された考古資料の中から50のテーマでわかりやすく紹介する。入口では久喜市の小林八束1遺跡のユニークな10体の土偶・筒形土偶が出迎…

ほるたま展2021 モラージュ菖蒲

久喜市のショッピングモール「モラージュ菖蒲」で10月23日・24日に開催する埼玉県埋蔵文化財調査事業団主催の「発掘!さいたま出土品展 ほるたま展2021」を見学した。今年のテーマは「動物のはにわ」で、どの埴輪も表情がユニーク。 おしごとしてるよ今日の1…

将軍山古墳 (再訪) 行田市埼玉

二子山古墳から将軍山古墳に移動。将軍山古墳展示館を見学。時節柄、二酸化酸素濃度計で館内の換気状況を確認していた。裏口から館内の空気をサーキュレーターで強制排気していた。 さきたま古墳公園 - 埼玉県 行田市/将軍山古墳 #蛇行状鉄器 が気になって…

芝山町立芝山古墳はにわ博物館 柴山町芝山

今年4月1日にリニューアルオープンした芝山町立芝山古墳はにわ博物館。実は、古墳巡りを始めるはるか昔に道の駅のスタンプ集めをしていて、道の駅オライはすぬまのスタンプ押しのついでに芝山町立芝山古墳はにわ博物館を訪れていた。 4/1 芝山町立 芝山古墳…

遠藤山古墳 中野区上高田

中野区立歴史民俗資料館の展示を撮影した写真をチェックしたら、「中野にも...古墳」というタイトルのパネルに「遠藤山遺跡から4つの古墳が見つかっています。その古墳は円墳と呼ばれる(中略)周溝と呼ばれる溝をめぐらせています。(中略)土器や埴輪が溝の中…

千代田区立日比谷図書文化館 千代田区一ツ橋

日比谷公園の中にある千代田区立日比谷図書文化館の常設展示室を見学した。館内は撮影禁止。「一ッ橋二丁目遺跡」から出土した円筒埴輪と「富士見二丁目遺跡」から出土した土器が展示されていた。「富士見二丁目遺跡」からは周溝約30mほどの円墳が検出された…

東京国立博物館 台東区上野公園

久しぶりに東京国立博物館を訪れた。入館にはオンラインによる事前予約が必要だが、平日だったのでチケットは予約なしで窓口で買えた。密を避けるため特別展はまたの機会とした。お目当ては、本館の「日本美術のあけぼの―縄文・弥生・古墳」の真福寺貝塚出土…

盾持人埴輪の世界 埼玉県立さきたま史跡の博物館

神川町多目的交流施設で開催中の企画展「かみかわの古墳を知ろう(2)城戸野」の見学後、青柳古墳群の城戸野支群、十二ヶ谷戸支群、海老ヶ久保支群を巡り、その後、行田市の埼玉県立さきたま史跡の博物館で開催中の企画展「盾持人埴輪の世界」を見学した。盾と…

埴輪が川口にやってきた! 川口市立文化財センター分館郷土資料館

特別展示「埴輪が川口にやってきた!」を開催中の川口市鳩ヶ谷本町の郷土資料館を訪れた。埼玉県埋蔵文化財調査事業団から借り受けた埴輪9点と青木中央小学校6年生のみなさんが描いた埴輪のスケッチ149点を展示。埴輪が川口市にやってくるのは、なんと初との…

「モノで読む古事記」 國學院大学博物館

雨の土曜日に横浜市歴史博物館と國學院大学博物館をハシゴした。國學院大学博物館では、企画展「モノで読む古事記」を開催中。時節柄、木金土曜日の12時から16時までの短縮開館。会期中はオンラインでも公開。ミュージアムトークもオンライン。会期は10月31…

相川考古館 伊勢崎市三光町

相川考古館を見学した。創始者の相川之賀(しが)の経歴や考古学コレクションを説明していただいた。之賀は1885年(明治18年)に19歳で単身渡米。坪井正五郎の東京人類学会に入会。戦前に考古学館建設を計画。1950年(昭和25年)没後、長女が意思を継ぎ相川郷土館…

企画展「綿貫観音山古墳のすべて」群馬県立歴史博物館

「群馬県綿貫観音山古墳出土品」の国宝決定を記念して群馬県立歴史博物館で開催された企画展「綿貫観音山古墳のすべて」を見学した。群馬に来た目的はこれ。直前に思い立ちネットで確認したら、事前予約制ということで10時の枠を予約。猛暑日(最高気温35°C以…

長良神社 太田市飯塚町

太田市立九合小学校の道路を挟んで南隣の長良(ながら)神社の鳥居脇に、東京国立博物館蔵の国宝の埴輪「挂甲の武人」のレプリカが立つ。文献[1]によるとマツバラ(旧群馬県新田郡九合村大字飯塚字松原)の長良神社の境内に小高い塚があった、松原の長良神社は明…

発掘された日本列島2020 江戸東京博物館

江戸東京博物館の企画展「発掘された日本列島2020」は、予定を変更して6月13日(土)から開催された。東京アラートも解除されたので、早速、訪れた。展示は新発見考古速報展と「特集1 日本の自然が育んだ多様な地域文化」と「特集2 記念物100年―我がまちが誇…

道作1号墳 現地説明会(12/8) 印西市小林

道作1号墳の第3次調査の現地説明会に参加した。説明会は12/7の予定であったが天候により12/8に変更された。第1次、第2次の現地説明会は夏に行われた。今回、初めて、冬の道作古墳群を訪れた。前回の調査で「墳丘部より多量の円筒埴輪の破片が確認。墳頂部に1…

反町遺跡 東松山市あずま町

ショッピングモールのピオニウォーク東松山の東口に反町遺跡の展示コーナーがある。反町遺跡はアピタ反町の建設予定地内にあり、2007年10月から1年かけ発掘調査が行われた。古墳時代初めの住居跡や勾玉を作った玉作工房やガラス玉の鋳型が見つかり、この地域…

発掘された日本列島2019 江戸東京博物館

江戸東京博物館で開催された「発掘された日本列島2019」展を観覧した。 古墳時代では、岡山県岡山市の金蔵山古墳から出土した埴輪、栃木県足利市の行基平山頂古墳から出土した埴輪を展示。また、特集2「記念物100年」では、群馬県前橋市の堀内4号墳から出土…

M-4号墳(内堀4号墳) 前橋市西大室町

M-4号墳(内堀4号墳)は大室古墳公園の民家園と古代住居のエリアに復元されている。円墳。径20m。 埴輪の左の後ろが開口部を示しているそうだ。 古墳時代(6世紀)の縦穴式住居 高床式建物 平地式建物 にほんブログ村

小二子古墳 前橋市西大室町

後二子古墳の前方部に隣接する小二子古墳。前方後円墳。全長38m。6世紀後半の築造。 南から右手前が後円部、左奥が前方部 北東から左手前が後円部、右奥が前方部 北西から右手前が前方部、左奥が後円部、その先に後二子古墳の前方部 史跡全体模型 大室古墳群…

中二子古墳 前橋市西大室町

前二子古墳に隣接して北西にある中二子古墳。前方後円墳。全長111m。6世紀前半の築造。 南から前方部。周堤に埴輪が並ぶ。 南から後円部 西から周堤 周堤の埴輪。優しく叩くとずっしりと重い音がした。 周堤から前二子古墳 手前が後円部、奥が前方部 東から…

牛伏17号墳と「はに丸タワー」 水戸市牛伏

牛伏17号墳。通称、お富士様古墳。前方後円墳。全長60m。手前が前方部、奥が後円部。 後円部から南に参道が伸び鳥居が残る 後円部の墳頂上の祠。前方部の先に「はに丸タワー」 「はに丸タワー」高さ17.3m はに丸の上から牛伏17号墳。 はに丸の影 せっかく、…

牛伏4号墳 水戸市牛伏町

頓化原古墳の現地説明会の日の続き。古墳めぐりの先輩にくれふしの里古墳公園を案内していただいた。この公園は関東古墳探訪ベストガイドにも紹介されている。 駐車場から牛伏4号墳の大きな後円部が見える。前方後円墳。全長57m。墳丘に埴輪のレプリカが並ぶ…

企画展「玉 - 古代を彩る至宝 -」 江戸東京博物館

江戸東京博物館で開催中(12月9日まで)の企画展「玉 - 古代を彩る至宝 -」を観た。 古墳時代を中心に、ヒスイ、メノウ、碧玉、水晶、ガラス、コハクなどで作られた勾玉、管玉、垂飾など計74件(約1万2千点)を展示。生産地、製造工程の資料、玉飾りを付けた人物…

東京の博物館巡り、ケイナー博士講演会、将門首塚

平日に東京の博物館巡りをした。最初に訪れたのは港区立三田図書館の4階にある港区立港郷土博物館。2016年の正月に放送された「怒り新党」の「新三大知る人ぞ知る素晴らしき博物館」で1位に選ばれた。訪れてみたら、なんと移転のため9月1日で閉館だった。11…

大安場史跡公園 (その1) 郡山市田村町大善寺大安場

かつて大きな古墳がなかったため「古墳文化の通り道」と揶揄されていた福島県中通り。1991年春に「あの山の奥に堀のようなものがある」との情報を得て山に入ると古墳としか思えない地形に調査員は足を震わせた。郡山市の盆地を見下ろす尾根の先端は、地元で…

原山1号墳 泉崎村太田川

国道4号線の脇の丘陵にある原山1号墳。東側は大きく削られているが、1981年の発掘調査により全体22mの前方後円墳と判明。周溝から多くの円筒埴輪と象形埴輪が検出されている。5世紀末の築造。 南東から。左手前が後円部、右奥が前方部。後円部の東側半分と前…

甲塚古墳 下野市国分寺

天平の丘公園の西の下野国分寺跡の西にある甲塚(かぶとづか)古墳。帆立貝形古墳。二段築成。墳丘第一段(基壇)平坦面が広いのが特徴。推定全長約80m。基壇はほぼ円形。墳丘第二段は全長47m。基壇の平坦面の中央に円筒埴輪がめぐることが確認されている。墳丘…

オトカ塚古墳 下野市国分寺

天平の丘公園の中にあるオトカ塚古墳。帆立貝形古墳。全長約45m。周溝を含めた全長58m。高さ1.2m。6世紀後半の築造。 北から。後円部。 北西から。 西から。左が後円部、右が前方部。 南から。前方部。横穴式石室が埋まっている。 南東から。 東から。 北東…

吾妻古墳の玄門石と天井石 壬生町城址公園

吾妻古墳の玄門石と天井石が壬生町城址公園にある。 壬生町城址公園には壬生町立歴史民俗資料館があり、富士山古墳から出土した高さ168cmの家形埴輪などを展示している。 壬生の歴史 - ADEAC(アデアック):デジタルアーカイブシステム にほんブログ村

愛宕塚古墳 現地説明会 (9/8) 壬生町壬生甲

9月8日に栃木県壬生町の愛宕塚古墳の現地説明会に参加しました。壬生町では2014年から車塚古墳、牛塚古墳、愛宕塚古墳の発掘調査を5年計画で実施していました。今年が最終年度で昨年に引き続き愛宕塚古墳の調査を実施しました。愛宕塚は古墳時代後期の6世紀…