平日に東京の博物館巡りをした。最初に訪れたのは港区立三田図書館の4階にある港区立港郷土博物館。2016年の正月に放送された「怒り新党」の「新三大知る人ぞ知る素晴らしき博物館」で1位に選ばれた。訪れてみたら、なんと移転のため9月1日で閉館だった。11月1日に白金台で港区立郷土歴史館として再開する。
気を取り直し次に訪れたのは大田区立郷土博物館。こちらは、なんと展示替えのため臨時閉館中だった。2連敗。目的の一つのだった特別展図録「横穴墓のなぞ」は窓口で購入できた。
午後は、明治大学の駿河台キャンパスで特別展「ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究」開催記念特別講演会「大英博物館とガウランド・コレクション」を聴講。講師はイギリス・セインズベリー日本藝術研究所統括役所長サイモン・ケイナー博士。貴重なお話が聞けた。
大英博物館の日本ギャラリーに展示されているガウランド・コレクションの女子埴輪(伝武蔵国)がイギリスでは埴輪のアイコンとなっているとのこと。写真は下記のサイトで閲覧できる。
その後、明治大学博物館で特別展「ウィリアム・ガウランドと日本の古墳研究」を見学。
手前はガウランドが発掘した芝山古墳(大阪府東大阪市)の石室(縮尺2/3)。20区画に分割して出土遺物の記録を残した。
通常展示の明大コレクションで「ガウランド研究の歩み」として大塚初重氏の研究資料が展示されていた。
さらに、天理ギャラリーで「祈りの考古学 - 土偶・銅鐸から古墳時代のまつりへ -」を見学。
締めに大手町の将門首塚をお詣りした。現在隣接地が工事中のため、防護ケースが設置されている。