週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

埼玉古墳群の二子山古墳で盗掘

奈良市の富雄丸山古墳の大発見のニュースが、引き金となって、違法なお宝探しを誘発しないか心配。 3 被害状況 墳丘の盛土部分のき損(掘削) 墳頂中央部 直径約90cm、 深さ約250cmの円形 墳頂東側 縦約120cm、 横約60cm、 深さ約190cmの長方形 ※墳丘盛土の掘…

富雄丸山古墳 発掘調査現場公開(1/28, 29) 奈良市丸山

私は訪れていませんが、 1月25日の公表以降、各種報道やSNS等を賑わせせている奈良市の富雄丸山古墳。残念ながら1月28日と29日に開催された発掘調査現場公開には行けなかったので、皆さんのツイートで楽しませていただいた。 富雄丸山古墳の発掘調査現場を1…

高尾山古墳 沼津市東熊堂

早いもので1月もあと数日。今年はまだ古墳巡りを始めていない。そこで、ブログ記事の下書きは準備したけど、まだ、行けてなくて塩漬けになっている記事を放出する。初回は沼津市の高尾山古墳。保存の方針が決定された2017年12月より前に書いた記事なので内容…

充電式LED投光器

昨年12月の武者塚古墳の発掘調査の現地説明会のときに天井石の上に置かれていた充電式LED投光器が気になった。石室内では別のタイプの2灯の充電式LED投光器が灯されていた。古墳巡りでは、4年前にAmazonで2,678円で購入したGENTOS(ジェントス)のLED懐中電灯 …

武者塚古墳の石室の覆屋の窓の目貼り

昨年12月の武者塚古墳の発掘調査の現地説明会のときに、開始時間のかなり前に現地に行き、スタッフの筑波大学の学生さん達が準備している様子を見学させていただいた。そのときにすごく不思議だったのが、石室の覆屋の片側の窓を目貼りしていることだった。…

武者塚古墳の隣の畑 土浦市上坂田

昨年12月の武者塚古墳の発掘調査の現地説明会のときに、隣の畑に栽培された作物が気になった。現地で、スタッフとして参加されていた筑波大学の学生に質問したがさすがにわからないとのこと。冬の生花に使われる赤目柳かな。 赤目柳、薔薇、スターチス、玉シ…

電動キックボードの規制緩和

朝起きてテレビつけたら、ワイドなショーで電動キックボードの道交法改正を取り上げていた。出演者からは法改正には否定的な意見が多かった。古墳巡りに電動キックボードはあり?なし?どうなんだろう。 電動キックボードの新たなルールについて、警察庁は7…

恐竜王国わかやま!爆誕の予感 和歌山県立自然博物館

不定期に更新の1回目。1月20日にTwitterで和歌山県立自然博物館の思わせぶりなツイートがTLに流れた。youtuberがアクセス数稼ぎで使う手口だったが、気になったのでアクセスしてみた。すでに記者会見は始まっていて、どうやらボーンベッド(恐竜など脊椎動物…

たかはしたまご 日高市旭ケ丘

飯能市のムーミンバレーパークに行く道中の交差点で「たかはしたまご」の方向を示す看板を何度も見かけて、どんな卵なのか気になって、矢印に従って行ってみたら、ニワトリの放し飼い牧場に併設された売店だった。こだわりの卵ということでお値段にも驚いた…

ムーミンバレーパーク 飯能市宮沢

一昨年11月に初めて訪れたムーミンバレーパーク。昨年11月にもメッツァービレッジのメッツァーホールの「北欧の森のクリスマスマーケット」目当てで再訪した。 にほんブログ村

2022年の古墳巡りのまとめ

昨年のブログ記事のストックがはけたので、昨年(2022年)の古墳巡りをまとめておく。2022年も新型コロナウイルス感染症のため自粛は続いた。正月はオミクロンの気配に怯えつつ、正月休みに1日だけ古墳巡り、その後は第6波のオミクロン(BA.1)に怯えて外出を自…

塚山古墳 土浦市下坂田

武者塚古墳の現地説明会の後で、武者塚古墳から南東に徒歩6分の坂田台山古墳群の塚山古墳を探索。文献[1]では武者塚古墳群(2基)と、坂田台山古墳群(塚山古墳)と、坂田塙台古墳群(10基)と、坂田立野古墳群を合わせて坂田古墳群としている。今回、探索したのは…

坂田立野古墳群 土浦市上坂田

武者塚古墳の現地説明会の会場に早めに到着したので、武者塚古墳から北西に徒歩12分の坂田立野古墳群を探索。文献[1]では武者塚古墳群(2基)と、坂田台山古墳群(塚山古墳)と、坂田塙台古墳群(10基)と、坂田立野古墳群を合わせて坂田古墳群としている。今回、…

水守桜塚古墳 つくば市水守

水守桜塚古墳は、茨城県南部を代表する前期古墳の一つで、筑波山の西側を南流して霞ヶ浦に注ぐ桜川の西岸、筑波台地の舌状台地先端部の標高25mに立地する。1979年の筑波大学の発掘調査で墳頂部から長大な割竹形木棺を納めたとみられる粘土槨が検出され、変形…

香取神社 つくば市水守

水守古墳群の続き。香取神社を参詣。 香取神社社殿の裏に在るマウンドに東向きの石祠 辻切り つくば市水守(みもり)古墳群 | 趣味の案件 にほんブログ村

水守古墳群 (その2) つくば市水守

水守古墳群の続き。ソーラーパネル群の中にある1基を探索した。 旧つくば市立田水山小学校の南南東約400mで発見。 ソーラーシェアリング つくば市水守(みもり)古墳群 | 趣味の案件埼玉古墳軍/茨城石づくし 「ソーラーシェアリングはなぜ普及しないのか」と…

水守古墳群 (その1) つくば市水守

武者塚古墳の現地説明会は午後から開催だったため、午前中につくば市の水守古墳群を探索した。水守古墳群は、筑波山の西側を南流して霞ヶ浦に注ぐ桜川の西岸、舌状台地に立地する。文献[2]の「番号140、水守古墳群、平成25・26年発掘調査、円墳6基、水守遺跡…

刈谷古墳 牛久市刈谷町

土浦市の武者塚古墳の現地説明会への行きの道中で、国道6号線の牛久駅西出口交差点の「河童の碑 4Km」の看板が以前から気になっていて、時間があるので左折した。突き当たりの刈谷第2街区公園の所まで来て、地図を確認したら、刈谷自治会館の裏に刈谷古墳が…

中村家住宅煉瓦蔵 市川市鬼越

昨年11月26日に開催された加曽利貝塚の発掘調査現地説明会の前に千葉市の貝塚を巡ったが、行きの道中の国道14号線で煉瓦造りの蔵を発見。さらに進むと煉瓦塀を発見。 中村家住宅煉瓦蔵、中村味噌醸造所跡、中村家住宅北蔵及び事務所 中村家住宅煉瓦蔵 文化遺…

加曽利貝塚のどんぐり 千葉市若葉区桜木

昨年11月の加曽利貝塚の現地説明会の際に、復元集落の竪穴住居では、加曽利貝塚博物館の友の会の方々が、囲炉裏で火を焚き、どんぐりを焼いていた。加曽利貝塚のどんぐり類のうち、スダジイとマテバシイは、火を通せば、食用になるとのこと。 スダジイの木 …

花輪貝塚 若葉区加曽利町

次に訪れた花輪貝塚は、都川北岸の標高約30mの舌状台地に立地する貝塚。直径約120mの環状で、中央がややくぼみ、縁辺部が高くなっている状況が実際に確認できるほど遺存状態は良好。後期前半(堀之内式期)に極めて短期間に貝塚が形成された。 国指定史跡 花輪…

東寺山貝塚 千葉市若葉区みつわ台

次に訪れた東寺山貝塚は、千葉市北部の標高約28m前後の台地上に位置している。貝層は直径約130mの範囲にわたって分布しているといわれ、環状の貝塚である。本格的な発掘調査は行われていないが、縄文時代中期・後期の土器や土偶、ハマグリ・アサリ・キサゴ・…

園生貝塚 千葉市稲毛区園生

次に訪れた園生貝塚(そんのうかいづか)は、縄文時代中期末葉から晩期前半にわたり形成された大型貝塚で、南北径135m、東西径110m、北側に開口する馬蹄形を呈する。花見川と都川の間の標高30mの洪積台地上、南に千葉都市モノレール穴川駅、東に京葉道路穴川イ…

犢橋貝塚 千葉市花見川区さつきが丘

昨年11月26日に開催された加曽利貝塚の発掘調査現地説明会の前に千葉市の貝塚を巡った。最初に訪れた犢橋貝塚(こてはしかいづか)は、標高約26mの台地上に位置する後期から晩期の馬蹄形貝塚。貝層を構成する貝はハマグリを主体にアサリ、オキシジミ、キサゴな…

埼玉古墳群の長野地区の古墳 (再訪) 行田市長野

11月19日に開催された史跡探訪「行田市内の史跡を巡る」の続き。若王子古墳跡の次に白山古墳と白山愛宕山古墳を訪ねた。 白山古墳 白山古墳 この古墳は、埼玉古墳群の北端に位置する直径約50m、高さ5.7mの円墳です。墳丘の一部に白山姫神社がまつられていて…

若王子古墳跡 行田市埼玉

11月19日に開催された史跡探訪「行田市内の史跡を巡る」の続き。八幡山古墳石室の次に若王子古墳跡を訪ねた。途中、八幡山古墳の墳丘を削平して埋め立てた小針沼の跡地である埼玉県行田浄水場や埼玉県水質管理センターの前を通り、旧忍川沿いに中川の碑や弁…

八幡山古墳石室 (再訪) 行田市藤原町

11月19日に開催された史跡探訪「行田市内の史跡を巡る」の続き。八幡山古墳石室は、説明板に「昭和52年から54年に発掘調査と復元整備が行われて現在の姿になっています。」と説明があり、整備前の姿が石室実測図に記載されていたが、そこまで理解していなか…

地蔵塚古墳 (再訪) 行田市藤原町

今年もよろしくお願いします。新年最初のブログ記事は、昨年11月19日に開催された史跡探訪「行田市内の史跡を巡る」で訪れた地蔵塚古墳。過去に2回訪れていて、線刻壁画がある横穴式石室の閉ざされた扉の中を、いつか見学したいと思っていた。2020年3月の北…