足立区入谷のビニールハウスが並ぶ農地の角に、1945年(昭和20年)5月25〜26日の東京市街地の爆撃に参加して空中爆破して墜落した米軍の戦略爆撃機B-29のランディングギヤのタイヤが残る。搭乗していた11人の内、2人は即死。残る9人は落下傘で脱出して、8人は捕虜となり戦後帰国、1人は逃亡し捜査中の警防団員1名を殺害、1名に重傷を負わせ、2日後に捕らえられ、荒川河川敷で憲兵隊により処刑された(東京上野憲兵隊事件)。この墜落したB-29のプロペラの1枚が足立区郷土博物館に保存されている。
足立区には撃墜されたB-29のタイヤが野ざらしになっている。 pic.twitter.com/RljxdK6GOT
— 魚交(さめ) (@shark_ishi) 2021年3月11日
文献
[1] 薊照夫 2018「B29等乗員の墜落死について」『足立史談』601号
リンク
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