1936年(昭和11年)に文京区白山から北区堀船に移転してきた東京書籍印刷の工場はダイヤモンドトラストという当時の先進的な工法が使われた。立体トラスト工法の一種で昭和初期に日本で発明された。柱のない広い空間に印刷や製本の機械を効率よく配置できた。北区の有形文化財(建物)に指定されていたが、2011年(平成23年)に埼玉に工場を集約、解体された。跡地には2017年6月にホームセンターのコーナン王子堀船店がオープンした。20009年に東京書籍印刷から社名変更したリーブルテックの本社前にダイヤモンドトラストの一部がモニュメントとして保存展示されている。
陸軍気球連隊第二格納庫のダイヤモンドトラスで思い出したのだけど、東京書籍印刷の工場(1936年)がダイヤモンドトラス構造でした。数年前に(北区指定文化財にも関わらず)解体されて近くに一部分だけが保存されています。 pic.twitter.com/MyIWtm47Fa
— 藤沢うるう / 近代・建築・土木・遺産 (@fujisawa_uruu) 2020年10月19日
解体前の東京書籍印刷の工場・事務所(1936年/2015年解体)
— 藤沢うるう / 近代・建築・土木・遺産 (@fujisawa_uruu) 2020年10月19日
事務所の3階部分は戦後の増築。かつては時計塔があった。工場は3連のかまぼこ屋根でした。外光を取り入れるための半円型の窓がよい。
向かい側の東書文庫は現存しています。#てくてく近代建築#解体された建物の写真あげてく pic.twitter.com/Q9wqp5yB9R
東京書籍印刷工場・事務棟・守衛所、東京書籍株式会社附設教科書図書館東書文庫|東京都北区
近くで鍰煉瓦を発見。
堀船一丁目公園の表面貯留機能
鍰煉瓦についてはこちらのブログ記事を参照してね。