さいたま市立大宮西高校の校庭にある古墳。円墳。径35m。高さ5.9m。北西部に開口部を持つ馬蹄形の周溝からは人物や円筒埴輪が出土している。埋葬施設は未調査。6世紀中頃。茶臼塚古墳から北に徒歩5分。さいたま市立大宮西高校は2020年3月に閉校。2019年4月に中高一貫教育のさいたま市立大宮国際中等教育学校を開校。
稲荷塚古墳から出土とした埴輪と勾玉はさいたま市立博物館で見学できる。
【さいたま市立博物館】特別展「さいたまの埴輪」展示資料紹介「稲荷塚古墳出土円筒埴輪」
— さいたま市の博物館 (@SaitamaMuseum) 2023年10月14日
大宮区三橋にある稲荷塚古墳の周辺で発見された、円筒形の埴輪です。古墳を取り囲むように立てて置かれていたとみられます。内側には「X」印が付けられています。
展示については→https://t.co/cjciNmjBeV pic.twitter.com/SFQVBUTWhe
文献[3]によると1989年の稲荷塚古墳西側テニスコート整備に伴う確認調査で古墳跡1基(側ヶ谷戸6号墳)を確認、盛土保存されているとのこと。
文献
[1] 埼玉県 1982「新編埼玉県史 資料編 2 原始・古代 弥生・古墳」
[2] 宮川進 1997「さいたま古墳めぐり」さきたま出版会
[3] 塩野博 2004「埼玉の古墳 北足立・入間」さきたま出版会