大串貝塚ふれあい公園のシンボルとなっているダイダラボウの像は、常陸国風土記を生かした常澄村(つねずみむら)の村おこし事業として、1992年2月に完成。彫りの深い縄文人を意識したデザインで、貝塚の方角に手を伸ばす。完成当時は年間20万人が来園したという。ちなみに常澄村は1992年3月3日に水戸市に編入して消滅している。
ダイダラボウの像
平津(ひらつ)の駅家(うまや)の西、十二里に岡あり。名を大櫛(おおぐし)という。上古(いにしえ)に人あり。体は極めて長大(たけたか)く、身は丘壟(おか)の上に居ながら、手は海浜の蜃(うむぎ:巨大な蛤のこと)を摎(くじ)りぬ。その食(くら)いし貝、積聚(つも)りて岡となりき。時の人、大朽(おおくち)の義を取りて、今は大櫛(おおくし)の岡という。
足跡池
縄文広場
埋蔵文化財センター