週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

野原古墳群 熊谷市野原

「踊る埴輪」の出土地として有名な野原古墳群。「踊る埴輪」は1930年に畑を耕している時に偶然発見され、後藤守一さんが「踊る男女」と名付けた。東京国立博物館では「踊る人々」としている。また、馬を引き連れている姿との説もある。

八幡神社
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早くも怪しい石
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文献[3]の分布図では野原4号墳(円墳、径12m、横穴式石室)の辺りの怪しいマウント。
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文献[3]の分布図では野原6号墳(円墳、径10m)の辺りの怪しいマウント。
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文献[3]の分布図では野原5号墳(円墳、径14m、横穴式石室)の辺りの怪しいマウント。
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野原4号墳-5号墳【埼玉県熊谷市】 - ぺんの古墳探訪記

野原古墳-野原1号墳-30号墳-記載漏れ【埼玉県熊谷市】 - ぺんの古墳探訪記

「踊る埴輪」が出土した前方後円墳「野原古墳(野原13号墳)」は神社の西の養蜂場の先にあった。野原古墳は全長約40mの前方後円墳で前方部と後円部に1基づつ2基の横穴式石室を持つ。1962年に採土工事に伴い発掘調査された後に消滅。
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庚申塔
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押切橋南公園
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踊る男女の埴輪
埼玉県大里郡江南町字野原 出土
高さ 63.9cm 56.6cm
古墳時代 6世紀

江南町の野原古墳群から出土した、この「踊る男女のハニワ」は、古代の人々が陽気に歌い踊る姿をあらわしています。
腰に紐をさげ後ろに鎌をさしているところから、収穫の喜びに感謝して、歌い踊っていることが想像され、考古学上たいへん貴重なものとして、東京国立博物館に保存されています。

「踊る埴輪」は2020年秋に東京国立博物館で鑑賞した。

東京国立博物館 - コレクション 名品ギャラリー 館蔵品一覧 埴輪 踊る人々(はにわ おどるひとびと) 

“埴輪 踊る人々 小”. ColBase

“埴輪 踊る人々 大”. ColBase

埴輪 踊る人々 - ジャパンサーチ

踊る埴輪と髪形 - 熊谷市Web博物館

江南町の遺跡5 野原古墳群一踊る埴輪を出土した古墳一

「踊る埴輪」がモチーフの東京国立博物館ゆるキャラのトーハクくんには2019年夏にトーハクの本館地下1階でお会いした。

國學院大学博物館所蔵の野原古墳群出土の武人埴輪は開館90周年記念の展示会で鑑賞した。

「踊る埴輪」モニュメント建立委員会が昨年10月に現地説明会を開催した。年内にモニュメントを設置とのことだったが、現地にはそれらしいものは見当たらなかった。

 

押切橋記念公園
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埴輪馬
この埴輪(はにわ)は、熊谷市上中条地内の鹿那祇東古墳から出土したと言われている国の重要文化財をデザイン化したもので、原品は東京国立博物館に保管されています。

上中条出土の馬形埴輪は

C0016894 埴輪_馬 - 東京国立博物館 画像検索

馬形埴輪と一緒に出土した短甲武人埴輪は

短甲武人埴輪 - 熊谷市Web博物館

古代との遭遇 流転の短甲武人埴輪

上中条出土の馬形埴輪と短甲武人埴輪は昨年秋に深谷市に里帰りしていた。

熊谷市立江南文化財センター
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文献

[1] 亀井正道 1978「踊る埴輪出土の古墳とその遺物」『ミュージアム』第310号 東京国立博物館

[2] 埼玉県 1982「新編埼玉県史 資料編 2 原始・古代 弥生・古墳」

[3] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」

[4] 近藤義郎 1994『前方後円墳集成 東北・関東編』山川出版社

[5] 江南町 1995「江南町史 資料編1 考古

[6] 宮川進 1997「さいたま古墳めぐり」

[7] 塩野博 2004「埼玉の古墳 大里」さきたま出版会

[8] 一般社団法人 熊谷薬剤師会他 2018 『くまやく健康だより35:踊る埴輪(踊る人々)―埼玉県熊谷市野原古墳群出土の埴輪―』一般社団法人 熊谷薬剤師会

[9] 熊谷市立江南文化財センター 2019 『根岸武香コレクション資料2:明治の好古家 根岸武香コレクション資料『上中条出土の武人埴輪と巫女埴輪』』埼玉県熊谷市教育委員会

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