11月23日に東京都立埋蔵文化財調査センターで考古学講座「拓本の取り方」に参加(受講)した。土器片の拓本の取り方と、真弧(マコ)やキャリパー、デバイダーを使って土器の断面図の書き方を教わった。使わせていただいた土器片は多摩ニュータウンの遺跡から出土した本物。一度やって見たかったので楽しかった。専門家から指導を受ける機会をいただけたことに感謝。遺跡の発掘調査報告書に記載されている出土遺物の資料は、こんなに手間暇をかけて作成されていたのかと、改めて知った。資料全体で濃淡が一定になるようにするとか、土器片から、完品の状態での部位と傾きを見極めて断面図を描くとか、断面から粘土紐の積み上げの境を見極めて断面図に図示するとか、職人技の世界。出土遺物を見る目(観察力)を養う訓練になる。
【考古学講座 募集開始】
— 東京都立埋蔵文化財調査センター (@tokyo_maibun) 2023年10月17日
今年度の考古学講座(11月23日(木・祝)開催)では、土器片や瓦片の拓本や断面実測を体験できます。
破片の上下を見分ける方法など、作業と共にモノの見方についてもご説明します。
以下のページからお申込みください。〆切は11月13日(月)です。https://t.co/yGPZAeH4v6 pic.twitter.com/bIcCnQBUrl