埼玉県文化財収蔵施設で期間限定で特別公開中の北大竹(きたおおたけ)遺跡の出土品を見学した。北大竹遺跡は埼玉古墳群がある行田市埼玉(さきたま)から北北東に3kmほどの行田市若小玉に所在する。令和元年度から2年度にかけて発掘調査が行われ、おびただしい数の器とともに、勾玉や臼玉、飾り大刀や馬具等が出土、特に子持勾玉は全国最多の45点が出土して、福岡県沖ノ島の祭祀遺跡から出土した6点の記録を大きく塗り替えた。展示会場の中央に並んだ土器は発見時の配置を再現。周辺の古墳群を方位に合わせて配置した壁のパネルで説明する。公開は本日まで。
全国最多の子持ち勾玉を発見!
— (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 (@saimaibun) 2022年4月1日
行田市北大竹遺跡の特別公開を実施します
期間:4月6日~4月10日まで
場所:埼玉県文化財収蔵施設
★詳細はHPをご確認ください→https://t.co/DZ2BSvB1g7 pic.twitter.com/K8BS1xD6pO
行田・全国最多発見の子持勾玉、特別展示へ 地域最大「マツリ」あと https://t.co/S2odWSVRfy
— (公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団 (@saimaibun) 2022年4月8日
「北大竹遺跡特別公開」埼玉県文化財収蔵庫。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年4月7日
斬新な展示。
プレハブ棟に出土した光景を再現し大量の須恵器や土師器を配置していて迫力満点。
大きな器台は首長専用の祭器。
陶邑産の大きな壺。
畿内王権との特別な関係を誇示する。
埼玉王権の最高儀礼の祭祀遺跡を目の当たりにしている感激😂 pic.twitter.com/n1ZKMAnZYO
若小玉という地名は湧く玉からきたという。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年4月7日
全国最多の子持勾玉の出土。
それぞれの個性的な顔を持つ。
この子持勾玉が王権祭祀の中核であったことは疑いない。
サキタマという地名もこの勾玉信仰と密接に結びついているような気もする。
子持勾玉で魂が再生していくという観念とか妄想もあり? pic.twitter.com/rXd2hjeDfF
単鳳環頭太刀柄頭。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年4月7日
メノウ勾玉。
馬具や武器類。
こうした古墳副葬品と同じ品目の奉納は最高首長の祭祀の証です。
国産海獣葡萄鏡は近くに飛鳥、奈良時代の祭祀遺跡があることを示しているのかもしれない。 pic.twitter.com/SAhZtM9vLN
「行田市 北大竹遺跡」は大部の報告書として刊行されている。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年4月7日
さらに異例の詳細なカタログも見学者には配布している。
この祭祀遺跡の主催者が誰なのか?
この2冊でも微妙なニュアンスの違いがあるようだ。
北大竹遺跡は5つの古墳群の中心に位置している。
埼玉王権の実態はここにありそうですね😀 pic.twitter.com/L5wxswm0Fk
TV・新聞で話題になった、行田市北大竹遺跡出土の滑石製模造品。古墳時代後期のものです。
— 埼玉県立自然の博物館 (@saitama_shizen) 2023年2月22日
子持勾玉の模造品とされ、北大竹遺跡では展示したものとあわせ計45点が出土しました。
祭祀行為に用いられたと考えられています。
(埼玉県教育委員会蔵) https://t.co/Yv78THbLzW pic.twitter.com/aVhGAkQ88u
令和元年度 北大竹遺跡第18次 (行田市) | 公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
令和2年度 北大竹遺跡第18次 (行田市) | 公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
令和2年度 遺跡見学会 | 公益財団法人 埼玉県埋蔵文化財調査事業団
この施設では2018年に新井堀の内遺跡から出土した埋蔵銭の特別公開を見学した。
https://twitter.com/saitama_shizen/status/1627596670543298560
コチラはわらわらと集った子持勾玉@北大竹遺跡(埼玉県埋蔵文化財調査事業団)
— 山梨県立考古博物館 (@yamanashi_kouko) 2023年9月30日
当館常設のものより大きめで、ものによっては手のひらサイズくらいあります🤚
出土状況(2枚目)なんかは完全に動物のお母さんと子どもたち感があってまさに『子持』勾玉という風情です☺️#発掘された日本列島2023 #古墳時代 pic.twitter.com/CrWTJUHMwQ