週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

旧渋沢庭園 北区王子

旧渋沢庭園の青淵文庫(せいえんぶんこ)などの外観を見学。 青淵文庫 露台基礎と「まぐさ」 露台基礎 青淵文庫創建時の露台 (那智黒石が敷つめられたテラス部分) 基礎の一部である。 コンクリートを打った上に煉瓦を積み、基礎と している。 煉瓦の上には、露…

飛鳥山1号墳 (再訪④) 北区王子

5月の終わりに飛鳥山1号墳を再訪した。 旧渋沢庭園 先日、飛鳥山博物館に行った際も飛鳥山1号墳で墳活。5月と8月の違いがわかるかな。 飛鳥山1号墳を本ブログで取り上げるのは5度目。 【#学芸員のつぶやき】今、北区の #古墳 が熱い…のか?!先週は立て続けに3…

山王塚古墳 笠間市小原

笠間市の一本松古墳群の散策の続き。 山王塚古墳は帆立貝形古墳だったが、1889年(明治22年)に水戸線敷設のため、前方部が削られ、径50mの後円部だけが残った。墳丘は3段築成。後円部墳頂には日枝神社が祀られているが、神社の参道も鉄道で分断されていて、参…

諏訪古墳 笠間市小原

笠間市の一本松古墳群の散策の続き。 諏訪古墳は一本松古墳から北西250mほどにある全長33.6mの前方後円墳。後円部墳頂に諏訪神社が祀られている。墳丘部にはスギやサワラが林立。昭和の終わりころに墳丘外の発掘調査が行われ、幅4.8mの周溝が確認された。 市…

一本松古墳 笠間市小原

笠間市の一本松古墳群の3基を散策。 一本松古墳は、径28mの円墳。墳頂はかなり平らに削平されている。周溝は不明で、埴輪や葺石もみあたらない。 墳頂の三角点 市指定文化財 [一本松古墳(いっぽんまつこふん)] | 笠間市公式ホームページ にほんブログ村

稲荷塚古墳群 水戸市大塚町

水戸市の稲荷塚古墳群を訪れた。那珂川と桜川とに挟まれた「上市台地」と呼ば れる洪積台地の西部、桜川の支流東側の標高 44 mの台地上に位置し、古墳群の西側に桜川支流と低地を望む。低地との比高は約20m。2019年7月から8月に公共下水道工事に伴う発掘調査…

北区の鍰煉瓦巡り(その4)

北区飛鳥山博物館の展示「Made in 北区を探せ!」を鑑賞したついでに北区豊島の鍰煉瓦を探索。2年前に見落としていた鍰煉瓦をいくつか発見。 (1)竹箒の柄の下に鍰煉瓦(2年前は自転車の前輪の下に鍰煉瓦だった) (2)歩道の植え込みに三角コーンと鍰煉瓦 (3)鉢…

Made in 北区を探せ! 北区飛鳥山博物館

北区飛鳥山博物館で開催中の夏休みわくわく展示「Made in 北区を探せ!」を鑑賞した。150年前から100年前、100年前から80年前、80年前から50年前、50年前から10年前のそれぞれの時代で、北区で生産・製造されたものを紹介する。「滝野川にんじん」に代表され…

柏北部東地区の遺跡展「地中からの目覚め」 柏市郷土資料展示室

柏市郷土資料展示室で開催中の柏北部東地区の遺跡展「地中からの目覚め」を鑑賞した。柏北部東地区は、つくばエクスプレスの線路開発にともなって、柏たなか駅周辺の土地区間整理事業が実施され、地区内の小山台遺跡、駒形遺跡、矢船遺跡などを、千葉県教育…

一盛長者伝説地 水戸市渡里町

台渡里官衙遺跡群の長者山地区の東隣に長者山城跡があり、一盛長者伝説地の碑が建つ。碑の西側のソーラーパネルの間に古墳のような土盛がある。これは長者山城跡の遺構。一盛長者伝説と長者山城跡については、水戸市学校間ネットワーク「まごころネット」に…

台渡里官衙遺跡群(台渡里廃寺跡) 水戸市渡里町

台渡里官衙遺跡群は、那珂川を見渡せる標高30m前後の見晴らしのよい台地上にあり、古代寺院跡(台渡里廃寺跡)の観音堂山地区と南方地区、常陸国那賀郡の郡衙に附属する正倉院の長者山地区の三つの地区で分かれる。 観音堂山地区の寺院は、7世紀後半から末頃…

二十三夜尊 桂岸寺 水戸市松本町

回天神社に隣接する桂岸寺。地元では水戸谷中の二十三夜尊と親しまれている。本尊は勢至菩薩で、行基の作と伝えられる。 水戸黄門諸国漫遊旅姿像、左から格さん(安積覚兵衛)、水戸黄門(徳川光圀)、助さん(佐々介三郎) 愛染堂 二十三夜尊 桂岸寺 « 水戸市の観…

回天神社と回天館 水戸市松本町

回天神社は、1969年に明治百周年記念事業の一環として、松下幸之助らの提唱により、社殿が建立され、翌年宗教法人の認可を受けた。安政の大獄、桜田門外の変以降国のために殉した志士の御霊を祀る。『回天』は藤田東湖の『回天詩史』に由来する。 回天館は、…

水戸殉難志士の墓 水戸市松本町

明治2年、新政府の初代水戸藩知事となった徳川昭武公は、明治維新の礎として殉難した志士の遺骸を収容して、常磐共有墓地の一角に埋葬し、同所に「殉難」碑を建立、慰霊顕彰した。大正3年、殉難志士の氏名を刻して建てたのが「水戸殉難志士の墓」である。 市…

常磐共有墓地 水戸市松本町

愛宕山古墳群の南東に隣接する常磐共有墓地を訪れた。常磐共有墓地は、1666年(寛文6年)に、水戸藩第2代藩主徳川光圀が命じて開設させた藩士共有の儒教式の墓地。 常磐共有墓地 | 水戸市ホームページ 郷土いいとこ再発見 安積澹泊(格さんのモデル)の墓 関鉄之…

馬塚古墳 水戸市愛宕町

愛宕山古墳群で愛宕山古墳の他に唯一墳丘が確認できる古墳の馬塚古墳を訪れた。馬塚古墳は径14mの円墳。後で知ったが、馬塚古墳の脇の空き地は、旧水戸生涯学習センターの跡地で、平成26年に解体工事に伴う発掘調査が行われ、古墳跡3基(愛宕山5〜7号墳)が検…

一盃山稲荷神社 水戸市愛宕町

那珂国造(なかくにのみやつこ)の古墳築造の時、多くの作業者が毎朝食前に飯椀一杯づつの土を築いてできた小山なので一盃山との伝承がある一盃山稲荷神社を参詣した。 水戸にある珍しい名前の神社(2) - ぶらっと 水戸 にほんブログ村

曝井(さらしい) 水戸市愛宕町

曝井(さらしい)は、愛宕山古墳の西方、北に下る滝坂の中程、曝台といわれる右手にあって、「千歳湧く曝井の泉」と郷土かるたに選定された1200年の歴史を秘めた萬葉ゆかりの湧き水。 曝井(さらしい) 三栗(みつくり)の那賀(なか)に向へる曝井の絶えず通はむ そ…

愛宕山古墳 水戸市愛宕町

愛宕山古墳は、石岡市舟塚山古墳、常陸太田市梵天山古墳に次ぐ茨城県内3番目の規模で、全長137mの大型前方後円墳である。那賀国造の墓と考えられており、国指定史跡となっている。水戸市の北部に位置し、那珂川右岸の標高約30mの上市台地北東側縁辺部に立地…

旧水海道小学校本館 水戸市緑町

歴史館の敷地に旧水海道小学校本館が移築、復元保存されている。旧水海道小学校本館は、1881年(明治14年)に建築され、日本建築と西欧風建築が融合した明治洋風建築で、明治十年代の県下唯一の遺構。 旧水海道小学校本館 | 【茨城県立歴史館】歴史博物館・文…

水戸農業高等学校旧本館 水戸市緑町

茨城県立歴史館の企画展を鑑賞後に水戸農業高等学校旧本館の外観を見学した。1899年(明治32年)から1970年(昭和45年)まで、歴史館の敷地に茨城県立水戸農業高等学校があった。この建物は旧校舎本館を復元したもの。 六地蔵宝幢 旧水戸農業高等学校本館 | 【茨…

吉田古墳 水戸市元吉田

5月に茨城県立歴史館の企画展「ビフォー・アフター三昧塚古墳」を鑑賞した際、茨城県立歴史館の前に吉田古墳を訪れた。吉田古墳は、横穴式石室奥壁に釵・刀子・鉾等武具を主体とした線刻装飾をもつ終末期古墳で、墳形は方墳とも円墳ともいわれていたが、近年…

廣瀬武夫と杉野孫七の像 旧万世橋駅前広場

かつて、万世橋駅前広場に建てられていた日露戦争の英雄、廣瀬武夫と杉野孫七の巨大な銅像。 旧万世橋駅 (明治・大正時代) Old Manseibashi Station (Meiji and Taisho Periods) 中央本線のターミナル・万世橋駅は当時東京でも屈指の繁華街だった須田町交差…

記憶の広場 千代田区神田須田町

さいたま市に移転前の交通博物館跡地に建つJR神田万世橋ビル。「記憶の広場」に過去の記憶が保存されている。 JR神田万世橋ビル|株式会社JR東日本建築設計 JR神田万世橋ビル:【公式】JR東日本の賃貸オフィス|ジェイアール東日本ビルディング にほんブロ…

いなりプレーパーク 北区十条台

北区立中央図書館の隣の「いなりプレーパーク」は、以前は稲荷公園で、その前は四本木稲荷神社だった。四本木稲荷神社の来歴については、古墳巡りを始めたばかりの頃に本ブログに記事を書いた。公園の隅に陸軍造兵廠東京工廠長杉本春吉謹書の殉職慰霊碑が建…

十条駐屯地のモニュメント広場 北区十条台

前回、自衛隊の十条駐屯地の煉瓦を見学したときに、モニュメント広場は中に入れないと思って、柵の外から撮影したけど、北区立中央図書館に行ったついでに寄ってみたら、中に入れた。前回も入れたのかな。 にほんブログ村

北区立中央図書館 (再訪) 北区十条台

北区の広報紙で、『北区立中央図書館(赤レンガ図書館)-旧東京砲兵工廠銃包製造所煉瓦造建造物保存活用工事報告書-』が刊行されたと知り、購入するため、北区立中央図書館を訪れた。報告書は図書館内の「北区の部屋」で購入できる。刻印のある煉瓦も一挙公開…

王子電気軌道

都電と通称される東京都交通局が運営する路面電車は、1903年に開業した東京電車鉄道、東京市街鉄道、1904年に開業した東京電気鉄道の3社が合併して1906年に設立した東京鉄道を、1911年に東京市が買収して東京市電気局が運営する東京市電として誕生、1943年に…

東京女子医大通り 宮前商店街 (再訪)

荒川区の東京女子医大通り 宮前商店街を再訪。この通りの名前に由来になった東京女子医科大学 東医療センターは、この地での営業を昨年末で終了して、今年1月1日から足立区江北で東京女子医科大学附属足立医療センターとし再出発した。宮前商店街の病院跡地…

宮前公園 (再訪) 荒川区西尾久・東尾久

今年4月1日に第二工区エリアがオープンした宮前公園を再訪。 新着記事です。「宮前公園の第二工区エリアは2022年4月1日(金)10時にオープン!」https://t.co/uXxy3Su71k— 荒川区のはなし(東京都荒川区の地域情報サイト) (@arakawa_story) 2022年3月30日 …