週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

馬塚古墳 水戸市愛宕町

愛宕山古墳群で愛宕山古墳の他に唯一墳丘が確認できる古墳の馬塚古墳を訪れた。馬塚古墳は径14mの円墳。後で知ったが、馬塚古墳の脇の空き地は、旧水戸生涯学習センターの跡地で、平成26年に解体工事に伴う発掘調査が行われ、古墳跡3基(愛宕山5〜7号墳)が検出された(文献[1])。愛宕山5号墳は径約20mの円墳、6号墳は円墳と推定される周溝の一部、7号墳は径約16mの円墳。

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馬塚古墳 山内光雲書

馬塚古墳は愛宕山古墳群のひとつであり、直径14メートルを測る。同古墳群は、那珂川中流域右岸台地(標高30メートル前後)の一帯に占拠し、前方後円墳2基、円墳5基から群を形成していたものと推定されるが、現存するものは当古墳と北西側に位置する愛宕山古墳2基のみであり、考古学研究上、重要な位置を占めるものである。

平成12年2月設置 水戸市教育委員会

文献

[1] 公益財団法人茨城県教育財団 2016 『茨城県教育財団文化財調査報告414:愛宕山古墳群』公益財団法人茨城県教育財団

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