5月に茨城県立歴史館の企画展「ビフォー・アフター三昧塚古墳」を鑑賞した際、茨城県立歴史館の前に吉田古墳を訪れた。吉田古墳は、横穴式石室奥壁に釵・刀子・鉾等武具を主体とした線刻装飾をもつ終末期古墳で、墳形は方墳とも円墳ともいわれていたが、近年の調査により、多角形墳と判明(いびつな八角形墳と推定)した。横穴式石室は、凝灰岩質砂岩を用いた切石積み、無袖型、玄室平面形は長方形、奥壁は台形、側壁が内傾し、奥壁1枚、両側壁各3枚で構築され、天井石は3枚遣存、南に開口する。1914年(大正3年)の発掘で、金環、鉄鏃、直刀、勾玉等が検出されている。2005年度(平成17年度)より4ヶ年、水戸市が主体で史跡整備のための範囲確認調査が実施された。(文献[2],[3],[4])
常陽銀行吉田支店
マンホールの蓋
水戸市吉田古墳保存管理計画(案)及び水戸市台渡里官衙遺跡群保存管理計画(案)について 取りまとめ中 | 水戸市ホームページ
過去の発掘調査現地説明会資料を公開しています | 水戸市ホームページ
平成22年度吉田古墳第1号墳第6次調査現地説明会資料(年11月実施)
文献
[1] 日下八光 1998「東国の装飾古墳」雄山閣出版
[2] 水戸市教育委員会 2006 『水戸市埋蔵文化財調査報告6:吉田古墳I 』水戸市教育委員会
[3] 水戸市教育委員会 2007 『水戸市埋蔵文化財調査報告10:吉田古墳II』水戸市教育委員会 (pdf)
[4] 水戸市教育委員会 2009 『水戸市埋蔵文化財調査報告23:吉田古墳III』水戸市教育委員会 (pdf)
[5] 熊本県立装飾古墳館 2009 『全国の装飾古墳8:茨城県の装飾古墳』熊本県立装飾古墳館
[6] 茨城県考古学協会 2010「茨城の考古学散歩」東冷書房
若干時間が余ったので水戸駅で下車。水戸城跡などを見学した後は吉田古墳へ。円墳とされてましたが、国内で唯一「石室に線刻壁画が描かれた八角墳」です。なお石室は現在開口していません pic.twitter.com/defC8DgtvZ
— ぺん@古墳巡り (@pen_kofun) 2017年4月1日
水戸市【吉田古墳】
— はにわ(にょろ子🐍🎀) (@seimei421haniwa) 2018年2月4日
全国で唯一、石室に線刻壁画がある多角形墳。
母方の祖父母のお墓にも近い
吉田の住宅街にありました。
いまはその姿をとどめてはいないですね、古墳群を形成していたようですが住宅地になり 場所も分からなくなったとか、葬られていた人物は何を思うか。 pic.twitter.com/StOuPvBn8A
茨城県、水戸元吉田郵便局。吉田古墳壁画。
— 日 高 (@hidaka16) 2018年3月16日
壁画が分かりにくいな。#風景印 pic.twitter.com/6LxGC5f0n8
吉田古墳【茨城県水戸市】
— ぺん@古墳巡り (@pen_kofun) 2018年4月7日
こちらの古墳を訪れるのは2度目。一見何の変哲もない小円墳だけど、実は八角形墳かつ装飾古墳というとんでもなく貴重な古墳。この実は凄いんだぞ、というギャップが好き pic.twitter.com/HgQLLFXuiN
レプリカでいいから、吉田古墳の線刻壁画が見たいんだけど、水戸市の埋文センターに行けばあるのかな?? https://t.co/uzW1zYJgiN pic.twitter.com/PALs9OLewv
— 月をみるもの (@bamboo4031) 2020年8月9日
以前訪れた際、入り口近くにありすぎて、気づかず、スルーしてしまった吉田古墳石室のレプリカ。なかなか精巧にできてました。
— chiba_kofun (@yukio_0525_) 2022年6月4日
寄り道し過ぎで、閉館時間を過ぎていたのですが、ご厚意で見学をさせて頂きました。ご迷惑をお掛け致しました〜。😊#水戸市埋蔵文化財センター pic.twitter.com/PTRWBEnxZ3