南下古墳群石室公開デーの続き。
午後の部、20名を2組に分け、B号墳→A号墳→E号墳と築造順にまわった。


南下B号墳


群馬県指定史跡 令和5年9月8日指定
南下B号古墳
本古墳は、陣場岩屑流と呼ばれる流山とみられる丘陵上に形成された古墳群の内の一基で、周辺には本古墳を含め数基の古墳が存在している。本古墳はこの丘陵端部の南斜面中復に構築された円墳と考えられている。
墳丘規模は未調査のため明確でないが、石室前の町道南まで及んでいる可能性があり、径にして約22m、高さは約5.2mと推定されている。墳丘における葺石、埴輪の設置、また周溝等の外部施設の存在については現在明らかでない。
石室は主に自然石を乱石積した横穴式両袖式石室だが、玄室の壁面に一部切石を用いたり切組の手法を取り入れたりした部分が見られる。また、羨道と玄室の境にはみごとに加工された重量感のある玄門が据えられている。一方の玄門上部には冠石を受けるための切り込みがつけられている。壁体の石材は腰の高さまで垂直に積まれるが、その上は大きく内側に転び天井の幅を著しく狭めている。壁面は歪みや食い違いのため整正さに欠け、やや不安定な感じをうける。石材どうしの隙間には漆喰状の粘土を充填していたらしくその痕跡をよく残している。石室の規模は全長約7.62m以上、 玄室が長さ約3.35m、幅約2.63m、高さ約3mあり玄室の天井が極端に高い。このため羨道をくぐって玄室に入ると広々とした大きな空間に出た感じがする。畿内の古墳から影響を受けたと考えられる。
出土品については古い開口のため所在は全く判っていない。
古墳の年代は、石室構造や石材の加工技術からみてA・E号古墳に先行する時期と考えられ、七世紀中頃の築造と推定されている。















文献