週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

神社

子の神遺跡 厚木市戸室

厚木市の古墳巡りの続き。次に訪れたのは厚木市立戸室小学校。校内に子の神遺跡の説明板が立っている。子ノ神遺跡は、戸室小学校の建設に伴って発見された遺跡で、昭和49年(1974)から昭和52年(1977)にかけて発掘調査が行われ、弥生時代中期から平安時代にい…

西別府祭祀遺跡 熊谷市西別府

深谷市の欠下台古墳の南東約700m、市境を跨いだ熊谷市の湯殿神社を参拝して、西別府祭祀遺跡を見学した。 湯殿神社 幡羅官衙遺跡群(はらかんがいせきぐん) 所在地 熊谷市西別府字西方、天神、瀧下 幡羅官衙遺跡群は、古代幡羅郡家(ぐうけ)に係わる遺跡群で、…

鷲宮神社古墳 深谷市高畑

ゴールデンウィークの深谷市の続き。日本煉瓦製造株式会社旧煉瓦製造施設の公開時間より早く着いたので、深谷市高畑の鷲宮神社を参詣した。深谷市の遺跡地図では、鷲宮神社は高畑遺跡(深谷市No.004遺跡、集落跡)の中に位置し、境内に古墳(深谷市No.005遺跡)…

諏訪山古墳 (再訪) 行田市佐間

3月11日のシンポジウム「特別史跡埼玉古墳群のこれから」の前に、シンポジウム会場の行田市教育文化センター「みらい」のすぐそばにある諏訪神社の諏訪山古墳を再訪。 諏訪神社 日光裏街道(館林道) 一里塚 にほんブログ村

浅間山古墳 深谷市岡

本庄から帰路の途中、深谷市の浅間山古墳に立ち寄った。 文献[1]では「四十塚浅間山古墳、円墳、径35m、周堀確認」 浅間山古墳(せんげんやまこふん) 本地域周辺は、以前数多くの古墳が密集しており、四十塚(しじゅうつか)古墳群とも言うべき大古墳群が形成さ…

精忠神社と畳塚 壬生町本丸

壬生城本丸跡のお隣の精忠神社を参詣。 精忠神社 畳塚 畳塚 (たたみづか) 鳥居元忠は慶長五年(1600)の関ヶ原の戦に先立ち、徳川家康の命により伏見城を守りました。石田三成方の大軍を引き受けよく戦いましたが、約1ヶ月の攻防戦の末、伏見城にて自刃しまし…

丸山古墳 栃木市田村町

下野国庁跡資料館に展示されていた下野国庁跡周辺航空写真に丸山古墳が記されていたので訪れた。 栃木市の文化財一覧 - 栃木市ホームページ 下野国庁跡周辺航空写真(一部) 桜が満開だったので、向かいの星宮神社も撮影したが、ふっき〜さんのブログ記事によ…

下野国庁跡 栃木市田村町

次に下野国庁跡を訪れた。桜とタンポポが満開。 宮野辺(宮目)神社 南門 前殿 東脇殿 西脇殿 西脇殿 長大な南北棟の建物であり、国府の役人が事務を行った施設です。発掘調査により延暦10(791)年頃焼失したことを確認しています。東側に建てられた同規模の東…

篠塚稲荷神社古墳 小山市大本

ここからは、栃木県の古墳巡り。壬生町立歴史民俗資料館でミニ企画展「愛宕塚古墳の埴輪たち」を鑑賞する前、最初に訪れたのは、小山市の篠塚稲荷神社古墳。 篠塚稲荷神社古墳は、思川西岸に広がる沖積地の北端近くに築かれた、6世紀中葉頃の前方後円墳。前…

浅間塚古墳 (再訪) 行田市埼玉

前玉神社の浅間塚古墳を再訪。にゃん・にゃん・にゃんの日(2月22日)にちなんだ特別限定御朱印を配布中だった。 2023年2月22日 特別限定御朱印 にゃん・にゃん・にゃん【社頭頒布のお知らせ】 | 武蔵国・前玉神社(さきたまじんじゃ) にほんブログ村

大山阿夫利神社 参道二の大鳥居 伊勢原市上粕屋

伊勢原市の古墳巡りの続き。 大山阿夫利神社 参道二の大鳥居で、大鳥居復元の由来と大山道について学ぶ。 大山阿夫利神社 参道二の大鳥居復元の由来 江戸時代末期国情賂然たるの時 上粕谷村を中心とする百四十余名の郷土の先輩たちがひたすらに天下泰平と国…

香取神社 つくば市水守

水守古墳群の続き。香取神社を参詣。 香取神社社殿の裏に在るマウンドに東向きの石祠 辻切り つくば市水守(みもり)古墳群 | 趣味の案件 にほんブログ村

埼玉古墳群の長野地区の古墳 (再訪) 行田市長野

11月19日に開催された史跡探訪「行田市内の史跡を巡る」の続き。若王子古墳跡の次に白山古墳と白山愛宕山古墳を訪ねた。 白山古墳 白山古墳 この古墳は、埼玉古墳群の北端に位置する直径約50m、高さ5.7mの円墳です。墳丘の一部に白山姫神社がまつられていて…

二荒神社古墳群(その1) 大田原市湯津上

12月の上侍塚古墳の発掘調査の現地説明会の後で、二荒神社古墳群の5基を探索。 二荒神社 二荒神社の社殿裏に1基 少し北にもう1基 すぐに北にもう1基 古墳なう 大田原市 「二荒神社古墳群 その3」古墳なう 大田原市 「二荒神社古墳群 その4」 にほんブログ村

吉田温泉神社古墳 那珂川町吉田

那須八幡塚古墳から北に約500mの吉田温泉(ゆぜん)神社古墳を訪れた。吉田温泉神社古墳は、駒形大塚古墳・那須八幡塚古墳よりやや後出する4世紀末から5世紀初頭頃に築造された前方後方墳。推定墳丘は全長約50m弱で南面する。 この地域は国指定史跡 那須小川古…

天神塚古墳 皆野町金崎

金崎古墳群の天神塚古墳(大堺4号墳、氷雨塚)。文献[1]では「大正年間に発掘、直刀」「石室は袖無型、南に開口、全長6.00m、幅1.20m、側壁は変成岩(板石)を互目積」文献[2]では「県指定史跡、大境4号墳、氷雨塚、円墳、径13m、横穴式石室、直刀・埴輪が出土」…

仙元祠古墳 川口市坂下町

旧鳩ヶ谷市で唯一の古墳として文献[1]に記載されている仙元祠古墳。文献[1]では「規模80〜90mの前方後円墳、直刀・勾玉が出土」、文献[2]では「浅間社古墳跡」として「現在は消滅」、文献[3]では「㉘仙元祠古墳(消滅)」として「周知の埋蔵文化財包含地内が調…

東貝塚の蛇造り 川口市東貝塚

川口市立文化財センター郷土資料館に展示されていた東貝塚の蛇造り(じゃづくり)を現地で見学した。 コレミテ(79)「東貝塚の蛇造り」新しい展示が増えました!川口市安行の東隣、東貝塚(ひがしかいづか)で毎年、7月14日に行われる行事、蛇造り(じゃづ…

飯田柳田古墳 佐倉市飯田

「千葉県で1番駅から近いゴルフ場」を売りにしている佐倉カントリー倶楽部は、京成佐倉駅からクラブハウスまで徒歩8分。クラブハウス脇の道を北にゴルフコースを両脇に見ながら登っていくと、ゴルフコースを抜けた先に鳥居が見つかる。一つ目の鳥居をやり過…

並木1号 佐倉市並木町

佐倉市役所そばの並木1号墳にも立ち寄った。並木1号墳は全長13m、後円部の高さ3mの前方後円墳。後円部の墳丘上に高丘稲荷神社を祀る。文献[1]では並木古墳、現存13mの前方後円墳。 文献 [1] 千葉県教育委員会 1990年「千葉県所在古墳詳細分布調査報告書」 [2…

上郷台宿1号墳 つくば市上郷

歓喜院と上郷台宿4号墳跡と思しき墓所の中間にある台宿農村集落センター脇の大日堂は、上郷台宿1号墳の墳丘上に鎮座する。大日堂を中心に向かって左側に愛宕神社、弘法大師、白山神社、右側に御鷲神社、熊野権現神社が祀られている。上郷台宿古墳群は文献[1]…

吉沼愛宕神社古墳 つくば市吉沼

下妻市の常願寺から南に約6kmのつくば市吉沼の吉沼愛宕神社古墳を訪れた。古墳は、愛宕神社の拝殿裏にある。墳長に愛宕神社の本殿が鎮座する。本殿の彫刻が立派だった。吉沼愛宕神社古墳は、文献[1]の「吉沼愛宕神社古墳、番号240、古墳、円墳」 つくば市:…

中菅間稲荷塚古墳 つくば市中菅間

9月のお彼岸に、牛久市、阿見町、つくば市、下妻市の古墳巡りの続き。阿見町からつくば市に移動。つくば市の沼田八幡塚古墳から南西約800mに位置する中菅間稲荷塚古墳を訪れた。墳丘上に稲荷神社を祀るが、管理がされていないようで、下草が生い茂り、鳥居よ…

実穀古墳群 阿見町実穀

実穀(じっこく)古墳群は、乙戸川左岸の標高約22〜24mの台地上(だめき古墳から東に約450m)に位置し、南西に臨む乙戸川岸の水田との比高は約7m。1995年(平成7年)10月から翌年3月まで、住宅・都市整備公団の荒川本郷地区特定土地区画整理事業に伴う記録調査が行…

愛宕脇古墳 牛久市下根町

愛宕脇古墳は、琴塚の南西約450m、県道25号線(土浦稲敷線)沿いの牛久警察署隣に位置する。墳頂に愛宕神社を祀る。いばらきデジタルマップの牛久市の遺跡番号034の古墳。 茨城県牛久市下根町 愛宕脇古墳・琴塚古墳 | 古墳探訪記牛久市愛宕脇古墳 琴塚古墳 | …

佐古墳群 つくば市佐

つくば市佐の鹿島神社境内に1基の箱式石棺が保存されている。佐古墳群の石棺とのこと。佐古墳群からは、1855年(安政2年)9月耕作中に石棺が発見され、人骨三体のほか勾玉、管玉・鉄刀等が出土したとの記録が残されている(文献[2])。佐古墳群は、文献[3]の「佐…

大串貝塚 水戸市塩崎町

水戸市の大串貝塚にも寄り道。大串貝塚は、涸沼川をのぞむ那珂台地の先端に位置する縄文時代前期の貝塚で、汽水域に生息するシジミを主体とする。奈良時代に編さんされた「常陸国風土記」に記載があり、文献に記録された貝塚としては世界で最も古く、これに…

浜川戸浅間社の富士塚「浅間塚」 春日部市粕壁

春日部八幡神社の境内に続く稲荷神社横の「浅間塚」と呼ばれる富士塚。高さ8.2m。 この神社の境内につづく稲荷神社横には、通称「浅間山」と呼ばれる高さ8.2メートル、周囲200メートルにも及ぶ、この辺りでは最も大きな富士塚がある。この富士塚は、江戸時代…

春日部八幡神社 春日部市粕壁

杉戸町の八幡神社に続いて、春日部市の春日部八幡神社でも中川低地の河畔砂丘群の浜川戸砂丘を見学した。浜川戸砂丘は、古利根川から分かれた古隅田川の最初の蛇行部に位置しており、比較的小規模な2列の砂丘列が残る。砂丘に隣接する浜川戸遺跡からは、砂丘…

中川低地の河畔砂丘群 高野砂丘 杉戸町下野

埼玉県の天然記念物に指定されている中川低地の河畔砂丘群を見学するために、杉戸町の八幡神社を訪れた。中川低地の河畔砂丘群は、榛名山や浅間山の火山灰などに由来する大量の砂が、平安時代から室町時代の寒冷期の強い季節風により、利根川の旧河道沿いに…