若田古墳群の物見塚古墳。またの名を休み塚。文献[1]の番号253[大道東古墳(休塚)、現状:○、墳形:円、全長約20m、埋葬施設:不明(未調査)、碓氷郡八幡村8]










物見塚(休み塚)古墳
この一帯は、烏川と碓氷川に挟まれた丘陵台地になっており、楢ノ木塚古墳や峯林古墳などで構成される、若田古墳群と呼ばれる群集墳の中の一つであるこの古墳が物見塚古墳です。この塚に登ると展望が良く関東平野を眼下に望むことが出来ます。そのため旅人がしばしの憩いを取る場所であったことから、休み塚と呼ばれるようになったものと思われま す。(昔の草津道が古墳の北側を東西に通っていました)
この古墳が造られた時期は六世紀と考えられます。直径は約15mの円墳で、高さは約4.5m(現況は3m弱)、横穴式石室で、墳丘の一部は削平され、石室は天井石をはじめ露出していますが、玄室側壁や奥壁は元の位置にあります。須恵器や埴輪の片が出土しています。
文献