7月2日未明に南関東の各地で火球(南関東大火球)が目撃された。日本の流星観測網「SonotaCoネットワーク+α」は撮影データから落下地域が千葉県千葉市花見川区付近から佐倉市 四街道市境界周辺と予測して、情報提供を広く呼びかけていた。7月12日に南関東大火球に伴う落下隕石が習志野市内(63gと70gの2つが家の前と庭)で発見されたと報道された。報道によると、2日未明に習志野市のマンションの住民が大きな音を聞き、朝に玄関前の共用廊下で破片を見つけ、夜のニュースで隕石の可能性があることを知り、翌朝、中庭でもう1つを見つけ、4日に千葉県立中央博物館に連絡した。中庭から見つかった隕石は、雨で濡れたため錆びて赤色。短時間でこれほど錆びるのは地上の石ではありえないとのこと。破片は国立科学博物館が分析して、宇宙線に由来する放射性核種を検出し、最近落下した隕石だと確認した。「習志野隕石」として国際学会に登録申請する方針。流星観測網からの落下地点予測、報道、回収という「異例」のケース。予測地点から実際に隕石が見つかったのは日本初で、世界的にも珍しいという。隕石の本体(推定数kg)はまだ発見されておらず捜索中。
大火球に伴う隕石落下の暫定予想地点(最終質量を1kgと仮定した場合); 北緯35度41分11秒 東経140度7分28秒、千葉県花見川区付近から佐倉市 四街道市境界周辺。何か情報がありましたら、お知らせください。解析の詳細は、以下のSonotaco流星ネットワーク掲示板https://t.co/0mV4k4l554 pic.twitter.com/33e0ZuEhx3
— Abe Shinsuke 阿部新之助 (@AvellSky) 2020年7月3日
隕石発見!7月2日未明の南関東大火球に伴う落下隕石(総質量133g)が習志野市内で発見!日本の流星観測網「SonotaCoネットワーク+α」の撮影データから落下地域が予測され回収された国内では初めてのケース(世界的にも稀)ということで、隕石名称決定前にアナウンス #隕石 #火球 https://t.co/hQavaRWKVZ
— Abe Shinsuke 阿部新之助 (@AvellSky) 2020年7月12日
7月2日未明の南関東大火球に伴う落下隕石が習志野市内(63gと70gの2つが家の前と庭)で発見されたが、推定数kgの御本尊(メインマス)は未発見。引き続き情報提供をお願いいたします; 隕石火球!2020年7月2日、東京上空の大火球、その映像と軌道 https://t.co/DFhNQVPjGu @KAGAYA_11949 #隕石 #火球
— Abe Shinsuke 阿部新之助 (@AvellSky) 2020年7月12日
7月3日に発見されており、国立科学博物館で分析が進んでいる。通常はMeteoritical Societyに隕石登録が行われるタイミングでのアナウンスされるが、流星観測網からの落下地点予測、報道、回収という「異例」のケースであったため、ハーバード大学CBAT(天文電報中央局)からのアナウンスとなった。
— Abe Shinsuke 阿部新之助 (@AvellSky) 2020年7月12日
なんと天文電報中央局から、先日の火球の隕石が習志野で発見されたとアナウンスがあったようです。日本で火球の軌道決定と隕石回収が両立した初のケースで、アマチュアによる天体観測の歴史の中でも大きな成果だと思います。今後の分析が楽しみです。https://t.co/W5ZfxD2zuv
— 藤井大地 (@dfuji1) 2020年7月12日
回収された隕石は63gと70gの2つで、今のところ母天体は2020LT1、2008WH96、2019NP1が考えられています。
— 藤井大地 (@dfuji1) 2020年7月12日
【速報✨ #火球 が隕石であることを確認‼️】
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2020年7月13日
7月2日未明に各地で観測された火球(の一部)は #国立科学博物館 が分析し、隕石であることを確認💡
千葉県習志野市に落ちた隕石は2つに分かれていますがキレイに合わさる部分があるので1つの隕石が割れたものであると考えられます!!#かはく pic.twitter.com/vE6HPFcxo7
なぜ千葉県立中央博物館がGJかと言うと、(1) 隕石かも?と気づいた方が持ち込み先なら千葉中央博だ!と思いつく状況になっている事 (2) 速やかに分析に回す必要性を判断し、間髪入れず国立科学博物館へ連絡して受け入れてもらうことの出来る体制 の2点。いずれも日頃の活動の蓄積によるに違いない。 https://t.co/NKDm9mYlCM
— Wataru Ohnishi (@wohnishi) 2020年7月13日
“習志野隕石”「一目見て本物と思った」現場調査の研究者語る #nhk_news https://t.co/39uG5C5CPe
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年7月14日
さて、ちょっと遅くなりましたが、火球+隕石回収の解説ポスター作りました。例によって自由にお使いいただけますので、pdf版が欲しい方はDMをください(画像はアップロードの都合上、解像度を落としてあります)。 pic.twitter.com/6Z0tc2cHby
— TSUKADA Ken (@tsuka_ken) 2020年7月15日
三菱電機:DSPACE KAGAYAさんは、なぜ真夜中の大火球を捉えることができたのか https://t.co/px4ECFVGYu
— たくあん (@takuan21) 2020年7月15日
【ちなみに…】
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2020年7月21日
落ちた隕石の所有権は基本的に拾った方のもの💡もし地中に埋まってしまったら、埋蔵物になる可能性があるので、扱いが異なることがあります😅
隕石の名前は1つの落下目撃に対して、1つの隕石名が付きます✨破片の数などは関係なく1つの隕石として、申請・登録することになります💫 https://t.co/8PECbK5l7H
✨✨あの #火球 の隕石を再び発見‼️✨✨
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2020年8月3日
船橋市内で見つかった岩石片は #かはく の分析の結果、隕石であることを確認しました👏✨
7月に落下が確認された習志野市の発見地から約1km離れており、隕石が分裂し広い範囲に落下する隕石雨であったことが明らかとなりました。今後も発見が期待されます‼️ pic.twitter.com/sCIHWREpeD
#かはく(@museum_kahaku)さんがツイートされた、船橋市の #習志野隕石 2号(7月25日・高橋直樹撮影)。
— 千葉県立中央博物館 🐳7/16〜9/25 特別展「鯨」開催!🐋 (@chiba_chuohaku) 2020年8月3日
7月5日の個体と比較すると、錆びがさらに進行しています。
表面にしっかりとした溶融皮殻(fusion crust、大気圏突入時に形成されます)が認められることから、隕石であると判断しました。 https://t.co/Qyr05GM2JW pic.twitter.com/w99k7NfZxK
【習志野隕石、いよいよ公開☄️】
— 千葉県立中央博物館 🐳7/16〜9/25 特別展「鯨」開催!🐋 (@chiba_chuohaku) 2020年11月9日
本日、#習志野隕石 の報道関係者対象内覧会を開催しました!
習志野市内で発見された1号、船橋市内の2号に加えて、1969年に山武郡芝山町で発見された芝山隕石も展示され、千葉県で発見された隕石が一堂に会します。#千葉県立中央博物館 にて、明日よりお披露目です! pic.twitter.com/ulBzC1L7uD
✨☄️#習志野隕石 3つ目を大発見‼️✨
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2021年1月12日
昨年7月に火球が観測された、習志野隕石の3つ目の破片が見つかりました👏✨
発見者の方は、隕石かもと拾っていたものの確信がなかったそうですが、 #千葉県立中央博物館 で展示された習志野隕石の実物をみて、やはり似ている💡と、ご連絡をくださいました! pic.twitter.com/yWm6M7BWM0
🔽詳しくはこちらをご覧くださいhttps://t.co/X1cMrobEeT
— かはく【国立科学博物館公式】 (@museum_kahaku) 2021年1月12日
習志野隕石の本体(メインマス)は、さらに大きいサイズであると見積られており、まだ大きな隕石片が落ちている可能性が高いです☄️✨
#習志野隕石 3号の接写写真☄️
— 千葉県立中央博物館 🐳7/16〜9/25 特別展「鯨」開催!🐋 (@chiba_chuohaku) 2021年1月13日
落下から発見まで3ヶ月ほどかかったため表面の風化が進んでいますが、その分隕石に含まれるコンドリュールの丸い粒子がはっきりと見えます!
コンドリュールを含む隕石はコンドライトと呼ばれ、隕石の種類によってコンドリュールの量や大きさは異なります。 pic.twitter.com/BovI8aL0aX
遅くなってしまいましたが、現在開催中の特別展「火球と隕石」で展示している習志野隕石1号の3Dを公開しました。フォトグラメトリに初めて挑戦して、直接来館していただかなくても観察できるようにしました。大気圏突入によってできた溶融被膜による黒い模様がよくわかります。https://t.co/9j8RnBanlj
— 藤井大地 (@dfuji1) 2021年5月16日
【☄️#習志野隕石 再登場!!】
— 千葉県立中央博物館 🐳7/16〜9/25 特別展「鯨」開催!🐋 (@chiba_chuohaku) 2022年9月16日
一昨年、臨時休館に巻き込まれてしまった本展示。
なんと、所有者の方に習志野隕石の一部(2号標本の片側)をご寄託いただきました‼️ジャンボくんの先で展示しております。是非お越しください!!
詳しくはこちら⬇️https://t.co/JjR4FNVjoG#千葉県立中央博物館 #隕石 pic.twitter.com/2O34UEXwmZ
こちらは大阪府交野市星田に鎮座する星田妙見宮。生駒山系に残る数少ない磐座信仰(いわくらしんこう)の霊場。天上より七曜の星(北斗七星)が振り、3ヶ所に分かれて落ちたとの伝承が残る。
隕石は星田の妙見山、光林寺、星の森の3か所に落ちた。それぞれが八丁ずつ離れているので八丁三所という。星の森を見学したところで再び豪雨のため光林寺は断念。 pic.twitter.com/5khA0w1WO0
— プチ (@tubamego) 2020年7月7日
この滝壺が隕石落下地点らしい。交野の私市にある獅子窟寺に籠ってた空海もビックリ。 pic.twitter.com/lXPeWy8WPm
— プチ (@tubamego) 2020年7月7日
七夕にちなんで交野市でもう一つ。天野川の上流にある星田妙見宮。本殿裏の磐座が織女石と呼ばれている。 pic.twitter.com/XUuPG4H5UM
— プチ (@tubamego) 2020年7月7日
国立科学館