1972年(昭和47年)まで、プロ野球の(毎日大映・東京・ロッテ)オリオンズの本拠地だった東京スタジアムがあった南千住に、千住製絨所(せんじゅせいじゅうしょ)の煉瓦塀が残る。千住製絨所は、1879年(明治12年)に創業された官営の羊毛工場。それまで輸入に頼っていた明治新政府の軍服・制服の国産化を目的とした。
荒川工業高校の西側、若宮八幡通りに残る煉瓦塀
煉瓦塀の正面にある若宮八幡。八幡神・応神天皇の御子神である仁徳天皇(大鷦鷯尊)を祀る。平安時代、奥州攻めに向かう八幡太郎義家(源義家)が、荒川の「渡裸川の渡し」を渡る際、目印に白幡を立てたと伝わる。
千住製絨所初代所長・井上省三君碑
「日本羊毛工業発祥の地」のモニュメント