週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

東京低地に人が住み始めた頃 葛飾区郷土と天文の博物館

葛飾区郷土と天文の博物館で開催中の『東京低地に人が住み始めた頃ー古墳時代前期のかつしかとその周辺ー』を鑑賞した。本展は、東京低地の古墳時代前期の諸遺跡を取り上げ、発掘調査で見つかった井戸、溝など地面に残された痕跡、また、土器などの出土資料から、東京低地で人が暮らすようになった時期の集落の様子を探る。東京低地に居住する何百万人の都民、埼玉県民は必見の企画展。この博物館は初めて訪れた。常設展示でかつしかの古墳から出土した埴輪などを鑑賞した。また、昭和30年代ごろの民家(町工場)を再現した展示はノスタルジックだった。

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本展で取り上げられた遺跡は豊島馬場遺跡(北区)、町屋四丁目実揚遺跡(荒川区)、鍛治谷・新田口遺跡(戸田市)、伊興遺跡(足立区)、舎人遺跡(足立区)、三ツ和遺跡(川口市)、毛長沼外瓦A遺跡(草加市)、東地総田遺跡(草加市)、東沼田遺跡(草加市)、上小岩遺跡(江戸川区)、御殿山遺跡(葛飾区)、舟渡遺跡(板橋区)。北区と足立区と戸田市の遺跡は訪れたことがありブログ記事で取り上げている。他の遺跡も機会があれば巡りたい。なお、本展では方形周溝墓と周溝を有する建物を区別している。これは豊島馬場遺跡のブログ記事に書いた最近の研究による見解。6月の戸田市立郷土博物館の企画展でも説明されていた。

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6月の戸田市立郷土博物館の企画展の展示解説で鍛冶谷・新田口遺跡10次調査で大量に出土した土器について学芸員に解説していただいた。

図録と過去の資料を購入
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葛飾区郷土と天文の博物館|Katsushika City Museum

企画展「東京低地に人が住み始めた頃 ―古墳時代前期のかつしかとその周辺―」 | 企画展・特別展 | 葛飾区郷土と天文の博物館|Katsushika City Museum

かつしかの遺跡紹介 | 文化財・かつしかの遺跡 かつしかの遺跡紹介 | 葛飾区郷土と天文の博物館|Katsushika City Museum

葛飾区史|第2章 葛飾の成り立ち(古代~近世)

#023 解題 福田 聖 著 『低地遺跡からみた関東地方における古墳時代への変革』上 及川良彦 | 研究調査コラム | 遺跡調査部

#024 解題 福田 聖 著 『低地遺跡からみた関東地方における古墳時代への変革』下 及川良彦 | 研究調査コラム | 遺跡調査部

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