北鹿島古墳のすぐ南にある鹿島神社。1967年に神社内で鹿島古墳の調査が行われた。文献[1]によると「径5m、高さ0.5mの墳丘が残っていたと言うが、現在では消滅。」「主体部は川原石による。横穴式石室的縦穴式石室(右片袖形)。主軸N-53°-E。長さ5.32m、奥壁幅1.18m、玄室幅1.48m、羨道幅0.74m。」とされる。文献[2] に石室実測図と石室の写真が掲載されている。石室が神社内のどこにあったかがわかっていない。石室は埋め戻され保存されていると思われる。
東から。
北東の角の御手洗の付近に怪しい川原石。
社殿の裏にも。
このあと八王子市郷土資料館に足を延ばし、文献[2]を購入した。
文献
[1] 多摩地区所在古墳確認調査団 1995『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』
[2] 八王子市郷土資料館 2009『多摩の古墳』八王子市教育委員会