中央自動車道の八王子インターの南にある都立小宮公園から、徒歩で北大谷古墳を目指した。
何の目印もない山道に入る。Google Mapだけが頼り。
古墳の周囲は畑と原っぱが広がる。
南西から。木立の中に墳丘が認められる。古墳は、丘陵尾根よりやや南に向かって傾斜する標高140mの緩斜面上にある。
古墳の南西側に説明板とベンチがあった。北大谷古墳は、切石を使用した胴張り構造の横穴式石室を有する古墳として知られる。直径約39mの円墳。
南に開口する横穴式石室は埋め戻されている。南から。
北東から。
北西から。
墳頂からパノラマ(北側)。
墳頂からパノラマ(南側)。
古墳の南側の眺望。
文献
[1] 八木 奘三郎 1901「武藏國八王子在の古墳」『東京人類學會雜誌』17 巻 189 号 p. 106-109
[2] 後藤守一 1936 『東京府史蹟名勝天然紀念物調査報告書13:東京府下の古墳』東京府
[3] 多摩地区所在古墳確認調査団 1995『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』
八王子市・北大谷古墳。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2021年6月8日
丘陵の南緩斜面にある終末期古墳。
39mだが墳形が分からない謎古墳。
10mの大きな切石積横穴式石室を持つ。現在は埋められ見られない。
7世紀前半。
同時期では南武蔵で最大級。
府中熊野神社古墳より古いので終末期では最初の南武蔵の首長墓と思われる。
古墳群に最適の立地。 pic.twitter.com/XHD7xVf6M5
ただ1基だけなので断絶したのだろう。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2021年6月8日
多摩市・稲荷塚古墳がナンバー2だと思われる。
墳丘が低いのも特徴。
川越・山王塚古墳と似ているかも知れない。
墳形は上円下方墳の可能性もあるかな。
7世紀後半には多摩川下流域に築造された府中熊野神社古墳にその地位が移ったようだ。
国府の近隣🤣 pic.twitter.com/My8YCq5lQo