12月に入って、体調を崩し、予定していた茨城県の現地説明会や埼玉県東松山市のシンポジウムに行けなかった。その影響もあって、ブログの記事のストックが切れてしまった。そこで、古墳には関係ないが、12月に観てきた東京都美術館で開催中の「ムンク展 - 共鳴する叫び」の記事をアップする。今回の目玉は、初来日のオスロ市立ムンク美術館所蔵の1910?年のテンペラ・油彩、厚紙の「叫び」。
ムンクの「叫び」は5点現存していて、1981年に国立近代美術館で開催されたムンク展と1993年に出光美術館で開催されたムンク展で別バージョンを観ている。本棚を探したら出光美術館のムンク展の図録があった。
左が1993年の出光美術館のムンク展の図録。表紙の「叫び」はオスロ国立美術館所蔵の1893年のテンペラ, パステル・厚紙。1994年2月のリレハンメルオリンピックの開幕式の日にオスロ国立美術館から盗まれ、5月の犯人逮捕時に発見された。右が今回の東京都美術館のムンク展のパンフレット。オスロ市立ムンク美術館所蔵の1910?年のテンペラ・油彩、厚紙の「叫び」で、2004年8月に盗まれ、2006年8月にオスロ市内で発見された。両者を見比べてみると、土器や埴輪と同じで、同じで主題でも、後の作品はシンプルになる。面白い。
今回のムンク展はポケモンとのコラボなど話題作りにも力を入れている。
ムンク展を鑑賞した後で、上野動物園でパンダのシャンシャン(子、写真上)とリーリー(父、写真下)を見てきた。
現地説明会に行けなかったつくば市の上境作ノ内遺跡のニュース動画。