週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

立川No.13古墳(沢稲荷) 立川市柴崎町

多摩モノレール柴崎体育館駅から西に徒歩10分。南に多摩川を見おろす青柳段丘上にある沢稲荷は、『東京都遺跡地図』に立川市の遺跡番号13番の古墳として登録されている。立川市内で唯一、墳丘の残存する古墳。

西から。
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北西から。
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東から。
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北から。
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文献[1]では「墳丘は直径15m。墳丘上部は削平されて稲荷社が祀られ、周囲には樹木が茂っている。墳丘の南側は裾が半円状に残されているが他の部分は直線状に整地され、北側には階段がある。墳丘上には中小の礫が見うけられる。」「主体部は内容不明。文献[2]によると「ボーリング調査の結果石室の存在が確認されている」と記されている。」とされる。

沢稲荷から東に徒歩6分の青柳段丘上にある大和田遺跡。
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多摩モノレール柴崎体育館駅の東の立川公園のガニガラ広場。ガニガラはこの辺りの古い地名で、崖下から清水が湧き、カニがたくさんいたことから蟹殻がガニガラになったとか。
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青柳段丘下を流れる根川。
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残堀川。
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青柳段丘上から多摩川方面の眺め。
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たちかわの歴史と市のあゆみ | 立川市キッズページ

立川市史編さん広報紙「たちかわ物語」Vol.12

文献

[1] 多摩地区所在古墳確認調査団 1995『多摩地区所在古墳 確認調査報告書』

[2] 立川市教育委員会 1957『立川市教育資料I』立川市教育委員会

[3] 立川市史編さん先史部会 2022『立川市域の古墳時代』「新編立川市史調査報告書先史編3」

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