週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

木野川古墳群 杉戸町木野川

3月11日のシンポジウム「特別史跡埼玉古墳群のこれから」は午後からだったので、午前中は、埼玉県杉戸市と茨城県五霞町で古墳巡り。

最初に訪れたのは、杉戸町の木野川古墳群。竹林の中に7基の円墳が存在するらしい。文献[1]では「円墳、8基、径8〜20m」

木野川古墳群のNo.60〜66古墳が所在する竹林
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木野川古墳群(きのかわこふんぐん) 所在地 杉戸町木野川246

木野川古墳群は、いずれも小円墳で、8基の古墳群と少し離れて1基の計9基が保存されている。古墳の造営年代は、古墳時代終末期と推定されているが、埴輪などの埋蔵物の出土は確認されていない。

昭和48年に行われた現状調査では、高さは0.5メートルから2.5メートル、直径は8メートルから20メートルの範囲である。保存状態が比較的良いと思われるものが2基で、残りのものは原形をとどめていない。また、この木野川古墳群は、江戸川に沿った標高9メートルから12メートルの下総台地の一角にあり、木津内貝塚、目沼浅間塚古墳、山合遺跡とならんで、 県選定の重要遺跡となっている。

昭和62年3月 埼玉県 杉戸町

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木野川古墳群のNo.67古墳が所在する雑木林
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文献

[1] 埼玉県教育委員会 1994「埼玉県古墳詳細分布調査報告書」

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