上浜田古墳群の墳活の続き。浜田三塚公園に保存されている上浜田1号墳と2号墳。


三塚·(みつづか、上浜田古墳群 第1〜3号墳)
この付近には瓢箪塚古墳(ひさごづかこふん)を始めとする上浜田古墳群があります。
上浜田古墳群は、4〜6世紀にかけて築造された相模川流域屈指の古墳群です。
このうち1〜3号墳が近接していたことから「三塚」と呼ばれ、浜田町区画整理事業のなかで1・2号墳が現状保存されて「浜田三塚公園」となっていますが、1号墳(馬捨塚)・2号墳ともに未調査のため墳形や年代は不明です。
3号墳は、昭和48(1973)年の発掘調査の時にはすでに墳丘が失われていましたが、直径約35〜36mの周溝が確認されました。
この周溝から径30m前後の円墳と推定されていますが、出土遺物は無く、築造年代は不明です。
平成14(2002)年の発掘調査で2号墳の西側にあった4号墳は、中世の塚であったことが確認されています。
浜田三塚公園の南側には上浜田遺跡があり、浜田町区画整理事業に先立って発掘調査が行われました。
この発掘調査で縄文時代早期の土坑墓3基と滑石製玦状耳飾が埋葬した時の状態で出土し、使用方法がわかる事例として貴重であることからこの耳飾6点が神奈川県指定重要文化財になっています。
また、奈良〜平安時代の竪穴住居跡116軒、掘立柱建物跡16棟も見つかり、相模国分寺で使われていた瓦や「進入」と書かれた墨書土器なども出土しています。
谷戸の部分からは鎌倉〜室町時代の武家屋敷跡と推定される建物群が確認され、中国や朝鮮からの舶来品の陶磁器、国産品の陶磁器などが出土しています。この建物群は、中世武士に関わる貴重な遺構として神奈川県指定史跡(浜田歴史公園)として保存されています。
上浜田1号墳(馬捨塚)、未調査のため墳形や年代は不明。











上浜田2号墳、未調査のため墳形や年代は不明。












文献[1]より

文献
- 海老名市教育委員会 2024 『太鼓塚古墳-上浜田古墳群第5号墳-発掘調査報告書』海老名市教育委員会教育総務課文化財係