足立区立郷土博物館で開催中の特別展「千住宿400年」を鑑賞した。千住宿開宿400年を迎えた千住の旧家で受け継がれてきた美術品などを展示する。特別展のポスターを飾る「千手観音立像 御前立」は「赤門寺」と呼ばれ親しまれている勝専寺の秘仏・千手観音立蔵(非公開)の、礼拝のための像として、東京藝術大学名誉教授で仏師・彫刻家の藪内佐斗司氏の作品で本展が初お披露目。秘仏・千手観音立蔵は、勝専寺を開基した新井政勝の父政次が荒川から本像を引き上げ、深く信仰したと伝わり、 一説には千住の地名の由来とされる。


12年ぶりに組み立てられた千住四丁目氷川神社山車、最上には静御前人形。


足立区立郷土博物館の美術常設展示コーナーが、秋バージョンに入れ替わりました。足立に縁のある絵師たちの作品の中から、建部巣兆作「鷹図」をはじめ、秋を感じる掛軸たちが登場しています。
— 足立区役所 (@adachi_city) 2025年9月23日
まだまだ暑い日が続いていますが、博物館で小さな秋を見つけてみませんか? pic.twitter.com/z1BMCEhzoX
足立区立郷土博物館です♪10月21日から特別展「千住宿400年」がスタートしました!
— 足立区役所 (@adachi_city) 2025年10月22日
寛永2年(1625)に日光街道の初宿として開宿した千住宿の400年を多彩な資料と共にご紹介しています😊特別展「千住宿400年」はこちらから→https://t.co/Nk5PaOZTQw pic.twitter.com/07JgSeZGDC

この地域一帯は、かって東京府南足立郡東淵江村と呼ばれていました。東に中川、西は綾瀬川の清流に恵まれ、静かな田園風景が縁ゆたかにひらけていました。のどかな春には中川堤の桜並木が光まぶしく咲きほこり、みのりの秋には黄金の稲穂が風になびいて、人びとの心なごます美しい農村地帯でした。
やがて時移り、都市化の波が押し寄せてきて、このあたりも昭和四十年ごろには農業がむずかしくなり、近代的な街づくりが必要となりました。かくして昭和四十三年に土地区画整理組合が設立され、都市計画の基に整然とした街がここに完成しました。
いま、この街に昔の面影は全く見られませんが、培われた心や古里の歴史を偲び、現在、そして未来を美しく生きていくために、芸術院恩賜賞、芸術院賞に輝やく高橋剛先生にお願いしてこの「郷愛」像を建て、足立区に寄贈しました。
昭和61年10月27日 大谷田上土地区画整理組合