埼玉古墳群で最初に築造された稲荷山古墳。前方後円墳。全長120m。高さ11.7m。埼玉県で二番目の大きさ。5世紀後半の築造。前方部は1937年に削平。2003年に復元。
1968年の調査で後円部から礫槨と粘土槨の2つの埋葬施設(主体部)が見つかった。礫槨から鉄剣と画文帯神獣鏡1面などを発掘した。1978年にこの鉄剣に115文字の金象嵌の銘文が表されていることが判明した。
墳頂の礫槨
粘土槨
後円部の中央に未調査の埋葬施設がある可能性が指摘されている。
後円部の墳頂から望む将軍山古墳
パノラマ
復元された前方部
墳丘の上からの前方部
墳丘の上からの丸墓山古墳
後方部を地上から
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— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2021年3月17日
#稲荷山古墳出土勾玉#稲荷山古墳出土銀環
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2021年5月7日
稲荷山古墳礫槨の被葬者は両耳に銀環(イヤリング)、首には勾玉のネックレスをして埋葬されたようです。勾玉はヒスイ製なので、朽ちることなく現在でもきれいな緑色をしています。(資)#博物館 #考古学 #古墳 #埼玉古墳群 #国宝展示室 #展示品紹介 #国宝 pic.twitter.com/edBBmZRtBk
【3次元モデル】
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2021年6月22日
下記URLにて稲荷山古墳から出土した人物埴輪の3次元モデルを公開中です。
今日紹介するのは男性埴輪の頭部です。輪状の粘土で耳が表現され、中心には分銅状(8の字形)の孔があいています。(史)https://t.co/Ds4rBiPulX#3次元モデル #稲荷山古墳 #人物埴輪 pic.twitter.com/fBDxwbDYDi
#稲荷山古墳出土馬具
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年4月22日
稲荷山古墳礫槨からは金属製の馬具が出土しています。そのうち、三環鈴と鈴杏葉はいずれも鈴が3つずつ付いた馬の装飾品です。(資)#博物館 #考古学 #古墳 #埼玉古墳群 #国宝展示室 #展示品紹介 #国宝 pic.twitter.com/1xiuE1VS2W
しかし、埼玉古墳群の危機は続き、昭和12年に稲荷山古墳の前方部が土取りのため消失しました。これを受け、埼玉村は全ての古墳の保存を目指すべく、史跡指定の要望書を提出します。昭和13年にそれが認められ、埼玉村を史跡管理者とする史跡指定が成立しました。(史)#埼玉古墳群史跡指定の経緯 pic.twitter.com/rXGVWryIqw
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年11月10日