週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

家形埴輪 埼玉県立さきたま史跡の博物館

埼玉県立さきたま史跡の博物館で開催中の企画展「家形埴輪」を鑑賞した。埴輪は大きく円筒埴輪と形象埴輪に分けられ、形象埴輪には器財埴輪、動物埴輪、人物埴輪があり、家形埴輪は器財埴輪に分類される。大和地方では3世紀後半に円筒埴輪が古墳に立てられるようになり、4世紀前半に器財埴輪が登場、人物埴輪、動物埴輪は遅れて5世紀以降に登場する。関東地方で家形埴輪が出現するのは5世紀前半で、群馬県白石稲荷山古墳と赤堀茶臼山古墳が知られている。本展では、家形埴輪にスポットを当て、そこから見えてくる豪族の住まいや暮らしなどについて考える。また、建物は屋根の構造から「切妻造(きりつまづくり)」「入母屋造(いりもやづくり)」「寄棟造(よせむねづくり)」に、壁の構造から「大壁(おおかべ)」「真壁(しんかべ)」に大別される。家形埴輪はこれらの構造を表現している。会期は11月27日まで。

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企画展・特別展 - 埼玉県立さきたま史跡の博物館

柊塚古墳のトイレのモデルになった家形埴輪が寄棟造で大壁造と知る

ちなみに、群馬県白石稲荷山古墳の家形埴輪「寄棟造高床倉庫」は、東京国立博物館の平成館で展示中(12月18日まで)。

東京国立博物館 - 展示・催し物 総合文化展一覧 日本の考古・特別展(平成館) 埴輪と古墳祭祀 作品リスト

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赤堀茶臼山古墳の家形埴輪も東京国立博物館に収蔵で、現在、伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館で開催中の企画展に貸し出されているのかと思ったが、レプリカとのこと。

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