埼玉県立さきたま史跡の博物館で開催中の企画展「家形埴輪」を鑑賞した。埴輪は大きく円筒埴輪と形象埴輪に分けられ、形象埴輪には器財埴輪、動物埴輪、人物埴輪があり、家形埴輪は器財埴輪に分類される。大和地方では3世紀後半に円筒埴輪が古墳に立てられるようになり、4世紀前半に器財埴輪が登場、人物埴輪、動物埴輪は遅れて5世紀以降に登場する。関東地方で家形埴輪が出現するのは5世紀前半で、群馬県白石稲荷山古墳と赤堀茶臼山古墳が知られている。本展では、家形埴輪にスポットを当て、そこから見えてくる豪族の住まいや暮らしなどについて考える。また、建物は屋根の構造から「切妻造(きりつまづくり)」「入母屋造(いりもやづくり)」「寄棟造(よせむねづくり)」に、壁の構造から「大壁(おおかべ)」「真壁(しんかべ)」に大別される。家形埴輪はこれらの構造を表現している。会期は11月27日まで。
令和4年度企画展「#家形埴輪」が10月8日(土)から11月27日(日)に当館企画展示室にて開催します!埼玉県内出土品を中心に家形埴輪が大集合するこの機会、お見逃しなく! 図録も必見です。お楽しみに☆(資)#学芸員のおしごと #埴輪 #はにわ pic.twitter.com/Yjs6czkMMx
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年9月9日
「家形埴輪」埼玉県さきたま史跡の博物館。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年9月10日
最近、話題になった赤堀茶臼山古墳の家形埴輪。
あの家形埴輪群は豪族の館を再現したと言われる。
一棟だけの古墳もある。
後期になると巨大化するのが関東。
家形埴輪から何が見えているのか? pic.twitter.com/CGq1iIbh6d
企画展 #家形埴輪 は10月8日(土)から開催です。埴輪は大きく円筒埴輪と形象埴輪に分けられ、形象埴輪は人物・動物・器材埴輪に分けられます。家形埴輪は器材埴輪の一つです。当館国宝展示室では埼玉古墳群から出土した様々な埴輪を展示しています。(資) #学芸員のおしごと #オープンまであと3週間 pic.twitter.com/b1FHDFwTO4
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年9月17日
令和4年度企画展 #家形埴輪 は10月8日から開催です。家形埴輪は屋根の形で分類されることが多いのをご存知ですか? 稲荷山古墳出土のこちらの家形埴輪、なに造の屋根でしょう。答えはぜひ当館企画展でご確認ください。(資)#学芸員のおしごと #切妻造 #寄棟造 #入母屋造 #オープンまであと2週間 pic.twitter.com/DMwKroSIo7
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年9月24日
令和4年度企画展 #家形埴輪 の展示作業が始まっています。(資)#学芸員のおしごと pic.twitter.com/BEDYI4EQJe
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月5日
令和4年度企画展 #家形埴輪 の展示作業は大詰めです。(資)#学芸員のおしごと pic.twitter.com/BsVG8rPOcF
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月7日
令和4年度企画展 #家形埴輪 は本日から11月27日(日)まで開催です!!皆様のお越しをお待ちしております☆(資) #学芸員のおしごと #展示オープン pic.twitter.com/AgvtHEIStD
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月8日
埼玉県立さきたま史跡の博物館
— 大甲はにわ(HaniwaProject) (@taikohaniwa) 2022年10月9日
企画展『家形埴輪』🛖
非常にインパクトが大きい企画展です☺️
みんな大好き家形埴輪😆
金井下新田遺跡(群馬県)の網代垣ですよ!!!✨✨✨#埴輪 #家形埴輪 #埼玉県 #埼玉県の埴輪 #群馬県の埴輪 https://t.co/OQM5R2XK5Y pic.twitter.com/TPCM3BgiA2
#古墳 #埼玉古墳群 #秋桜
— HaniwaProject~ 古墳を科学したいHANIEL~ (@HaniwaProject) 2022年10月9日
数年ぶりに秋桜が復活☺️
埼玉の二子山も秋桜名所になって欲しい。昔みたいに持ち帰り自由になるのかな?#埼玉県 #行田市 #埼玉県の古墳 #埼玉県の前方後円墳 pic.twitter.com/squa4hX6F2
#さきたま史跡の博物館 #家形埴輪 特別展観て来ました。個人的な発見は大壁建物の埴輪。渡来系の建物と認識してたけど鰹木思い切り乗ってて上物はコテコテ倭風。脳内相当嬉しい混乱。大壁建物って何なんだ。 pic.twitter.com/pMRZ5kBDki
— shigesoul (@BackInMusashi) 2022年10月9日
柊塚もあれもこれも大壁建物ってことで。そうなのか?大壁建物の遺構確認数より大壁建物の埴輪の方が多いかも?もう渡来系と言えないくらい倭国の建築に溶け込んでたのか? pic.twitter.com/4w9JTLI18C
— shigesoul (@BackInMusashi) 2022年10月9日
古墳時代の日本のポンペイ遺跡、金井下新田遺跡の祭祀空間を囲む3mの高さの網代垣が初公開!発掘当時現説に行きましたが網代垣は観られなかったので、家形埴輪展の最後に嬉しいボーナスでした。 pic.twitter.com/9Dl0ReurgD
— shigesoul (@BackInMusashi) 2022年10月9日
さきたま史跡の博物館の「家形埴輪」展。撮影可、図録有り。
— 中村耕作 (@kousakun) 2022年10月11日
復元箇所がわかりやすいこういうのは安心できる。 pic.twitter.com/Xvqjt8hjD7
1 関東で最古級の家形埴輪
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月15日
稲荷山古墳の中堤造出しから出土した入母屋造の #家形埴輪 は、桁行3間、梁間2間で上屋根は大きな破風(はふ)と堅魚木(かつおぎ)がのっています。壁は柱を出した真壁(しんかべ)構造で、壁材を押さえた押縁(おしぶち)も表現されています。#展示紹介
(続く) pic.twitter.com/EmJgYhMygn
1 関東で最古級の家形埴輪
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月15日
中央には入口か窓の表現があり古墳時代の家の構造が良くわかる埴輪です。5世紀後半に作られ、関東地方では最古級の埴輪として注目されています。(資) #企画展 #家形埴輪 #展示紹介 #学芸員のおしごと pic.twitter.com/LDsSmmwm6O
2 豪華な家形埴輪 #重要文化財
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月19日
前橋市舞台遺跡の、全長42メートルの帆立貝形前方後円墳から出土しました。切妻造の屋根の左右に千木(ちぎ)が大きく表現されています。屋根最上部には、魚の鰭のような「鰭飾(ひれかざり)」があります。#展示紹介 #家形埴輪 pic.twitter.com/yjk3J1AWVc
(続き)
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月19日
2 豪華な家形埴輪 #重要文化財
建物中央に入口があり左右と妻壁、裏側にも窓があり、全体が斜格子模様で飾られていた、格の高い人物の住居とされます。おしゃれで住みたくなる家です。(資)#企画展 #家形埴輪 #展示紹介 #学芸員のおしごと pic.twitter.com/Np0skyi1Ix
「家形埴輪」埼玉県立さきたま史跡の博物館。
— 古代人? (@Kikiki93886931) 2022年10月22日
難解な展示なので担当者に解説をお願いした😅
真壁造。
大壁造。
高床建物。
豪族居館は3種の建物がある。
全部、有るのは瓦塚古墳など国造級。
普通は大壁造りのみを設置。
建築用語で柱が見えるのが真壁。
見えないのが大壁造。
押縁が横に渡っている。 pic.twitter.com/wT9rzbSiI8
3 煙突?がある家
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年10月26日
本庄市御手長山古墳出土の #家形埴輪 です。屋根最上部から蓋が付いた煙突のような円柱が飛び出しています。大型の入母屋造の上屋根部分です。破風の表現が大きく大棟に半円形の堅魚木、さらに角のような飾りがついています。鍛冶工房など火気を扱う施設とする考えもあります。(資) pic.twitter.com/l0px8JctKi
4 大きく伸びた屋根 重要文化財
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年11月2日
鴻巣市生出塚埴輪窯跡出土です。屋根も壁も縦に長い家形埴輪で、屋根最上部の棟覆に円形の樋貫が装飾的に表現されています。壁に柱を出して葺いた壁を真壁と呼びます。中央に入口が大きく表現され、端正な作りです。家を高く大きく表現したいとする意識を感じます。(資) pic.twitter.com/v5shdlrSyZ
5 壁がない建物
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年11月9日
埼玉古墳群瓦塚古墳と東松山市岩鼻古墳出土の家形埴輪は2階建てで壁がありません。
1階部分は床面中央にも太い柱がありますが、2階は中央の柱がなく舞台のような広い空間になっています。舞や踊り、集会儀式などに使われたのでしょうか。神社の神楽殿のような性格も考えられます。(資) pic.twitter.com/PvATUZ1TaD
6 豪族屋敷
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年11月16日
家形埴輪は、豪族の住まいや館の建物を模したとされています。高崎市三ツ寺Ⅰ遺跡では約100m四方を石垣の堀で囲まれた豪族館が検出されています。館の中からは、大型の建物などと共に祭祀に使う道具、鍛冶工房などが見つかっています。家形埴輪のような建物が建っていたかもしれません。 pic.twitter.com/HCmroxdPR6
【グッズ紹介】
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年11月16日
現在開催中の令和4年度企画展「#家形埴輪」の図録のご紹介です。埼玉県内で出土した家形埴輪を中心に、豪族の館や一般の竪穴住居の暮らしなどを推察します。1冊400円での販売。
なお企画展は11月27日(日)までですので、ぜひ期間内にご来館ください!(総) pic.twitter.com/qheT8pnkNU
(続き)
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年11月23日
7 土石流に押しつぶされた垣根 #初公開!!
囲われた中からは、大型の建物、祭祀遺構、埋められた鏡などが出土しています。重要で特別な空間を、見えないように囲っていたことがわかります。(資)#企画展 #家形埴輪 #展示紹介 #学芸員のおしごと pic.twitter.com/eBTZN0CSza
(続き)
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年11月23日
7 土石流に押しつぶされた垣根 #初公開!!
囲われた中からは、大型の建物、祭祀遺構、埋められた鏡などが出土しています。重要で特別な空間を、見えないように囲っていたことがわかります。(資)#企画展 #家形埴輪 #展示紹介 #学芸員のおしごと pic.twitter.com/eBTZN0CSza
【#お気に入り家形埴輪 投票結果発表!!🎉】#企画展 #家形埴輪 開催中に行った投票の結果、第1位は181票、群馬県前橋市舞台遺跡1号墳出土の家形埴輪(国指定重要文化財)でした。鰭飾(ひれかざり)や千木(ちぎ)など装飾の美しさと風格のある造が人気だったようです。(資) https://t.co/fwPCD1zQlN pic.twitter.com/fAz3NXiviI
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年12月14日
【#お気に入り家形埴輪 投票結果つづき】
— 埼玉県立さきたま史跡の博物館 (@sakitama_museum) 2022年12月14日
第2位は154票、本庄市御手長山古墳出土の家形埴輪、第3位は137票、行田市瓦塚古墳出土の家形埴輪でした。
たくさんの投票ありがとうございました!(資) pic.twitter.com/uIsI3fvm4I
柊塚古墳のトイレのモデルになった家形埴輪が寄棟造で大壁造と知る
突然の家形埴輪公衆トイレと、そのモデルとなった家形埴輪!!!
— 古墳にコーフン協会 (@kofun_ni_kohfun) 2020年11月29日
(柊塚古墳歴史広場&朝霞市博物館) pic.twitter.com/5DNjBW2emy
ちなみに、群馬県白石稲荷山古墳の家形埴輪「寄棟造高床倉庫」は、東京国立博物館の平成館で展示中(12月18日まで)。
東京国立博物館 - 展示・催し物 総合文化展一覧 日本の考古・特別展(平成館) 埴輪と古墳祭祀 作品リスト
赤堀茶臼山古墳の家形埴輪も東京国立博物館に収蔵で、現在、伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館で開催中の企画展に貸し出されているのかと思ったが、レプリカとのこと。
【お知らせ】10月14日より赤堀茶臼山古墳の企画展が始まります。初公開の埴輪や東京国立博物館所蔵埴輪のレプリカが登場します。#伊勢崎市赤堀歴史民俗資料館 #鶏形埴輪 #釜ノ口遺跡 https://t.co/i9aKjpmDBj pic.twitter.com/MclfH6yeWQ
— 伊勢崎市 (@isesakicity_lg) 2022年10月7日