週末は古墳巡り

古墳とは、およそ3世紀から7世紀に築かれた墳丘状の墓のこと。その数、およそ20万基。

千葉県所在古墳詳細分布調査報告書 千葉県教育委員会

ヤクオクで競り落とした書籍を紹介するシリーズの3回目として、1990年(平成2年)3月に千葉県教育委員会が発行した「千葉県所在古墳詳細分布調査報告書」を紹介する。

千葉県教育委員会では、遺跡の種類別に、昭和55〜57年度に「貝塚」、昭和58〜60年度に「生産遺跡」、昭和61〜平成元年度年に「古墳(横穴古墳を含む)」を対象に詳細分布調査を実施した。本書は「古墳(横穴古墳を含む)」を対象とした詳細分布調査の報告書。本調査によれば、千葉県の古墳の総数は8,665基、横穴墓4,129基で、合計は12,794基。本調査の成果などを基に、県教育委員会市原市神門5号墳と君津市飯籠塚古墳を昭和63年度に、成田市公津原古墳群(40基)と山武郡松尾町大堤権現塚古墳を平成元年度に県の史跡に指定したという。本書の構成は第1章で「調査の方法と古墳分布の概略」、第2章で「地区別古墳分布の解説」として11地区に分けた解説、第3章で「房総の古墳の特質」として高塚古墳、横穴墓、方形周溝墓のそれぞれと総括を4人の指導委員が分担して執筆、第4章で「千葉県内古墳一覧」として古墳一覧表と分布図を市町村毎に掲載する。

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文献

[1] 千葉県教育委員会 1990年「千葉県所在古墳詳細分布調査報告書」

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